厚生労働大臣として三代の内閣を支えた筆者の「大臣日誌」ともいうべき記録の書である。
実際,筆者の在任期間中は,消えた年金問題,医師不足,新型インフルエンザとこれでもかと思うほど厚生労働省が所管すべき懸案事項が次々と発生した。
筆者は,これらの問題から真正面から問題解決のために取り組み,時として味方であるはずの官僚の抵抗や野党の追及に苦しみながらも,逃げない姿勢を見せていた。
これは,そうした問題の渦中にある者が,感情を抑えながら書いた執務記録であり,国務大臣とはどんな一日を送っているのか興味深く,ためになる書である。
蛇足ながら・・・舛添さん,あなたは優秀な政治家なんだから,自民党を離れちゃ駄目ですよ!
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舛添メモ 厚労官僚との闘い752日 単行本 – 2009/12/4
舛添 要一
(著)
安倍、福田、麻生3代の内閣で厚生労働大臣として活躍、「日本一忙しい大臣」として国民に認知され
「総理にしたい人」アンケートでも常に上位にランクされる舛添要一参議院議員が、知られざる大臣生活や
官僚との闘いぶりを明かします。
国民にとって最大の関心事である「宙に浮いた年金記録問題」や「新型インフルエンザ対策」にどう取り組んだか。
また、その過程で厚労官僚たちとどう対峙したのかなどを、普段のニュースや
国会中継からはうかがい知れないエピソードを交え、わかりやすく読者に伝えます。
舛添氏の組織掌握論は、一般のビジネスマンにも非常に参考になるものばかり。大臣退任後初となる著作。
「総理にしたい人」アンケートでも常に上位にランクされる舛添要一参議院議員が、知られざる大臣生活や
官僚との闘いぶりを明かします。
国民にとって最大の関心事である「宙に浮いた年金記録問題」や「新型インフルエンザ対策」にどう取り組んだか。
また、その過程で厚労官僚たちとどう対峙したのかなどを、普段のニュースや
国会中継からはうかがい知れないエピソードを交え、わかりやすく読者に伝えます。
舛添氏の組織掌握論は、一般のビジネスマンにも非常に参考になるものばかり。大臣退任後初となる著作。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2009/12/4
- ISBN-104093798117
- ISBN-13978-4093798112
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商品の説明
著者について
1948年、福岡県生まれ。
2001年、参院選の比例代表(全国)において自民党トップで初当選。
’07年8月には、安倍晋三内閣のもと厚生労働大臣として初入閣。続く福田康夫内閣、麻生太郎内閣でも
引き続き厚生労働大臣を務めた。国際政治学者。
2001年、参院選の比例代表(全国)において自民党トップで初当選。
’07年8月には、安倍晋三内閣のもと厚生労働大臣として初入閣。続く福田康夫内閣、麻生太郎内閣でも
引き続き厚生労働大臣を務めた。国際政治学者。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2009/12/4)
- 発売日 : 2009/12/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 192ページ
- ISBN-10 : 4093798117
- ISBN-13 : 978-4093798112
- Amazon 売れ筋ランキング: - 327,785位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 89,390位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
舛添氏の著書を読むのははじめて。
故にこの本だけからはどのような事を考えられているか
判断材料がまだ少ない印象。
平易な文章で非常にわかりやすいが、
判断材料となる根拠(たとえば医学部の定員1.5倍にする等)
に関してはどのようなデータを見て考え抜いたかの跡に乏しい
感が否めなかった。
そのようなデータはあったのかもしれないけど、本の内容にするには
不適切、読者層を考えての事だったかもしれない。
麻生さんや中川さんに対する簡潔だけど歯に衣着せぬ(多分)人物評、
内閣のコミュニケーション不足など、おそらく真実だろうと思われるエピソードは、
読んでいて興味深い。
嗚呼、現実はやっぱりこんなもんなんだろうかとも思ったが。
スーパーマンなどこの世には存在しない。
故にこの本だけからはどのような事を考えられているか
判断材料がまだ少ない印象。
平易な文章で非常にわかりやすいが、
判断材料となる根拠(たとえば医学部の定員1.5倍にする等)
に関してはどのようなデータを見て考え抜いたかの跡に乏しい
感が否めなかった。
そのようなデータはあったのかもしれないけど、本の内容にするには
不適切、読者層を考えての事だったかもしれない。
麻生さんや中川さんに対する簡潔だけど歯に衣着せぬ(多分)人物評、
内閣のコミュニケーション不足など、おそらく真実だろうと思われるエピソードは、
読んでいて興味深い。
嗚呼、現実はやっぱりこんなもんなんだろうかとも思ったが。
スーパーマンなどこの世には存在しない。
2016年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書にも記されている著者の過去の成果を台無しにしてしまうような愚行の数々がメディアによって最近('16年5月)明かされてきている。この頭の切れる人物がどうした事か、どうかしてしまっている。人間が変わってしまったようだ(もともと品格皆無だったのかもしれないが)。最初に疑念をもったのは宿泊費の件のとき「最上位クラスに泊まらないと恥ずかしいでしょ?」との発言からで、来日したムヒカ氏との違いがあまりに強烈すぎた。本書のP10に「もともと私は、母親の介護をきっかけに、政治家を志した男だ。」とあるが周囲の話によると介護もウソのようだ。メディアを上手く利用しパフォーマンスで成り上がり自己宣伝でも自作品を豊富に出版していたが著者は自分の頭の良さを過信しすぎて大衆を甘くみてしまったようだ。自民党、公明党も著者の賎しい性格を見抜けなく推し、また支持した私たちも悪かった。今回旨く逃げ切れれば法に触れずルール内でこれからも今までどうりバイタリティー溢れエネルギッシュにカネを使い、またセッセと貯め込むだろう。都民の為でなく「カネの亡者」の自分自身のために。それにしても本書P185朱子「小学」の一節を著者本人が現在忘れてしまっているという事が非常に情けない。文春にスクープされてしまう前に著者におかしいとモノ申す人間が周囲に誰もおらんかったのか?こんなに好き勝手にやらしといて友人として気付いて諌める者はただの一人もいなかったのか。甘い汁を他に著者は吸わすような人間にはどうしても思えないのだが。要は同じ穴の狢ばかりか?著者の周りのもの、何人かの秘書は無能か?事務所関係者らはバカばかりか?そういえば報酬に目が眩み雇われた毒牙が抜け落ちたマムシの悪三も本当に間抜けだったな。著者は嵌められたのか?脳の病か?疑問だらけ。摩訶不思議。
[追記。'16.6.2]
先日都議会所信表明で著者は「ファースト・クラス、スイート・ルーム今後不使用」との事だが都民が求めているところはそことは違う。著者は頭良すぎて本質がズレている(イヤ計算ずくか?)。たった3分足らずを誠意無しの原稿朗読。口先だけと頭下げ。しかし政治に目を向かせ傍聴席を初満席にした功績は大きい。
また、ザル法の改正へと向かう発端となり得るかな。
6/15追記。エリート意識の自信過剰で、発端はつまらぬ見栄の前任者踏襲の高額出張。「これでいいのだ。」はバカボンのパパだから言えるセリフ。最初に素直に過ちを認めていれば只のセコイ奴ですんだのに非常に残念。
[追記。'16.6.2]
先日都議会所信表明で著者は「ファースト・クラス、スイート・ルーム今後不使用」との事だが都民が求めているところはそことは違う。著者は頭良すぎて本質がズレている(イヤ計算ずくか?)。たった3分足らずを誠意無しの原稿朗読。口先だけと頭下げ。しかし政治に目を向かせ傍聴席を初満席にした功績は大きい。
また、ザル法の改正へと向かう発端となり得るかな。
6/15追記。エリート意識の自信過剰で、発端はつまらぬ見栄の前任者踏襲の高額出張。「これでいいのだ。」はバカボンのパパだから言えるセリフ。最初に素直に過ちを認めていれば只のセコイ奴ですんだのに非常に残念。
2010年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まあ、彼が宰相の器かどうかは、これとかの著作を読んでいただいた上で皆様に判断していただくしかないのですが、この本で驚かされたのは、いしいひさいち の
『大問題 ’08』
のP.112で、アベ内閣総理大臣がマスゾエに5000万件の年金処理を「『できません。』って謝ってほしいのです。」と言ったという“ネタ”が、この本のP.39〜43でなんと事実になりかけていたということです。
筆者が明かすところでは、フクダ首相がそういう意向を示したのを「08年6月のある日」にマスゾエがその職をかけて撤回させた、とのことで、本当だとすれば’07年の8月マスゾエの任命時に被災地画伯が予言していたことを一国の総理がなぞろうとした訳で、いしいひさいち画伯の洞察力がすごいのか、それとも国家の運営自体が冗談みたいなもんだったのかと、本筋とは違ったところで考えさせられる書籍です。
筆者が明かすところでは、フクダ首相がそういう意向を示したのを「08年6月のある日」にマスゾエがその職をかけて撤回させた、とのことで、本当だとすれば’07年の8月マスゾエの任命時に被災地画伯が予言していたことを一国の総理がなぞろうとした訳で、いしいひさいち画伯の洞察力がすごいのか、それとも国家の運営自体が冗談みたいなもんだったのかと、本筋とは違ったところで考えさせられる書籍です。
2014年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
福田康夫首相が、首相官邸で厚生労働省幹部を叱る。「君たちはずっと医師は余っていると言っていたじゃないか」と。そして医師不足の現状を把握し1998年の閣議決定を変えて医師の養成定員を過去最大に増やした舛添大臣が逆に「首相、それぐらいでよいじゃなですか。彼らの医師の偏在を是正しようと努力してきたのですから」となだめる。わたしはこのページを読んだ時に、これほどまでに官僚と戦える大臣が居たのかと驚愕した。官僚の中から省益にとらわれず仕事ができる有能な人材を見つけ出し、入省年次にとらわれず登用した。そして政権交代時にも民主党の長妻厚生労働大臣にきちんと「あの官僚はこういう分野に能力がある」「あの官僚は省益ばかり考えている」と引きついだ。実母の介護経験から医療弱者を生まない社会を強く希求している筆者の姿勢がこの本からよく読みとれる。
2010年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
25年くらい前、舛添さんの著作に初めて触れて以来のファンです。
今は仕事柄、厚労官僚の机上の制度設計や変更に悩まされており、
舛添さんのお陰で少し改善され始めたところで政権交代。民主党がこれ
までの様に人の揚げ足をとったり、瑣末なことに拘泥するのではなく
本質的な部分でちゃんとやってくれればいいのですが、著者が危惧
するように、新政権が官僚の手玉に取られない事を先ずは願うのみです。
政治家になってからの業績には、著者の留学中の、あるいは教師時代の
人脈もかなり寄与しているのが読み取れます。(長い人生、どこで
何が役立つか分からないものです)
また、問題解決のために、いろんな立場の意見を集めて検討する
姿勢を私も見習いたいですし、他の閣僚にも見習って欲しいと思います。
ただ、民主党がサルコジみたいに、野党にも大臣を要請した場合、
舛添さんならどうしたか、聞いてみたい気はしました。
もう一つの仮定としては、自民党復活、あるいは政界再編成になった
時に、舛添さんに再度厚生労働大臣か外務大臣か、はたまた・・・・・。
今は雌伏の著者の再登場、活躍を期待しています。
今は仕事柄、厚労官僚の机上の制度設計や変更に悩まされており、
舛添さんのお陰で少し改善され始めたところで政権交代。民主党がこれ
までの様に人の揚げ足をとったり、瑣末なことに拘泥するのではなく
本質的な部分でちゃんとやってくれればいいのですが、著者が危惧
するように、新政権が官僚の手玉に取られない事を先ずは願うのみです。
政治家になってからの業績には、著者の留学中の、あるいは教師時代の
人脈もかなり寄与しているのが読み取れます。(長い人生、どこで
何が役立つか分からないものです)
また、問題解決のために、いろんな立場の意見を集めて検討する
姿勢を私も見習いたいですし、他の閣僚にも見習って欲しいと思います。
ただ、民主党がサルコジみたいに、野党にも大臣を要請した場合、
舛添さんならどうしたか、聞いてみたい気はしました。
もう一つの仮定としては、自民党復活、あるいは政界再編成になった
時に、舛添さんに再度厚生労働大臣か外務大臣か、はたまた・・・・・。
今は雌伏の著者の再登場、活躍を期待しています。
2016年3月28日に日本でレビュー済み
著者の本を読むと
とかく、官僚の批判や政治家の批判がされているが
著者のアプローチの仕方が稚拙であったのではないだろうか
相手の良さを引き出すことができず
キレて険悪になって
協調に失敗し、結局思ったような改革ができなかった
言い訳は十分
まず、自分に能力がないことを認めたうえで
他者に対して、心を開かないと
他者を馬鹿にしたような著者の性格では
どんなプロジェクトでもうまくいくはずがない
とかく、官僚の批判や政治家の批判がされているが
著者のアプローチの仕方が稚拙であったのではないだろうか
相手の良さを引き出すことができず
キレて険悪になって
協調に失敗し、結局思ったような改革ができなかった
言い訳は十分
まず、自分に能力がないことを認めたうえで
他者に対して、心を開かないと
他者を馬鹿にしたような著者の性格では
どんなプロジェクトでもうまくいくはずがない
2010年4月6日に日本でレビュー済み
「桝添メモ」というタイトルにもしかしたら結構な裏話でも書いてあるのではないかと期待しつつ
読んだが残念ながら期待は裏切られた。
内容としては、後任の厚労大臣である長妻氏を上から見つつ、自分の功績を書き並べたものだ。
胸を張って書くことのできる功績が多数あることは大変立派であるし、苦労も多かっただろうが、
読み物としてはこの上なく退屈である。
官僚の抵抗や総理大臣とのやり取りなども書かれているが、想像の範囲内といったものばかりだ。
清廉潔白なイメージの現職国会議員であるゆえ、あまりおおっぴらにできないことも多かろうが、
あまりの内容の薄さにだいぶ肩透かしを食らった印象を禁じえない。
読んだが残念ながら期待は裏切られた。
内容としては、後任の厚労大臣である長妻氏を上から見つつ、自分の功績を書き並べたものだ。
胸を張って書くことのできる功績が多数あることは大変立派であるし、苦労も多かっただろうが、
読み物としてはこの上なく退屈である。
官僚の抵抗や総理大臣とのやり取りなども書かれているが、想像の範囲内といったものばかりだ。
清廉潔白なイメージの現職国会議員であるゆえ、あまりおおっぴらにできないことも多かろうが、
あまりの内容の薄さにだいぶ肩透かしを食らった印象を禁じえない。