著者は、「諸君！」編集長に続き、「文藝春秋」編集長を務めた。
文藝春秋とは、文芸と歴史を意味し、この雑誌の特徴を表している。
以前は、芥川賞受賞作品が掲載された号は、良く買っていた。
現代史に埋もれた秘話を発掘した ノンフィクションも面白かった。
本書では、1989年を起点に、日本の政治、外交、社会情勢の変化と、「文藝春秋」の表と裏の関わりを明かした。
当時は書けなかった数々の事実に驚かされた。日本は緩やかに、混沌と衰退への道を歩み始めた。
それにしても、この本、文藝春秋社からではなく、何故、小学館から出したんだろうか。
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