なんでしょうね。この気味の悪さ。後味の悪さ。
読むたびああやめておけばよかった、胸焼けしたと思って後悔するのに、でもまたふと、無性に読みたくなってしまう。
これはカフカの「変身」を読んだ後の感覚に少し似ています。
あちらがお好きな方は、こちらの中毒性もお嫌いではないのでは?
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鱗姫 単行本 – 2001/3/1
嶽本 野ばら
(著)
京都の名門、龍烏家の長女・楼子は、奇跡的に美しい肌と美貌を誇っていた。一年中日傘を手放さず、人一倍美肌に固執していた楼子には、しかし重大な秘密があった。初潮をむかえた十一の歳、性器の周囲に生えはじめた鱗が、歳月とともに範囲を拡げていたのである。楼子の様子に不審を抱いた叔母の黎子は、ある日、自分にも同じ鱗があること、それが龍烏家の女子に伝わる奇病であることを明かす。忌まわしき「鱗病」を伝える龍烏家の秘密とは? 全身へと拡がる鱗の恐怖と、美貌を失い、最愛の兄が離れてゆく絶望に脅える楼子は鱗病を抑える唯一の治療法を見つけるが、それはあまりにも凄惨な方法だった! 人の執念の悲しさを前代未聞の設定で描いた、ファン待望の第二作。
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2001/3/1
- ISBN-10409386070X
- ISBN-13978-4093860703
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商品の説明
出版社からのコメント
奇跡的に美しいお肌をもつ美貌の娘・楼子は、初潮とともに自慢のお肌を侵す「鱗病」を発病した。その病を伝える名門龍烏家の秘密とは? 恐怖に脅えた楼子は治療法を発見するが、その内容はあまりにも凄惨だった!
内容(「MARC」データベースより)
希望がなくて生きられますか。どんなに孤独でも生き続けることができますか-。絶世の美少女、竜烏家の長女・楼子には、誰にも言えない秘密があった。乙女のカリスマが描く、濃密なミステリー&ホラー。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2001/3/1)
- 発売日 : 2001/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 189ページ
- ISBN-10 : 409386070X
- ISBN-13 : 978-4093860703
- Amazon 売れ筋ランキング: - 429,665位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 121,954位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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2022年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半は、お嬢様の心理的リアリティがあんまりなくて、正直微妙でした。お兄様との会話が、薄っぺらいファッションの話ばっかりで、つまんないし、いいところの兄妹が京都観光ガイドブックに載っているようなカフェに行って、」店員の制服がいい」と論評するところとかめちゃくちゃ違和感がありました。二人がバカっぽいので正直ない方が絶対いい。
叔母さまは超素敵で、その絡みから話がめちゃくちゃ重厚さを増してきます。後半からは澁澤ワールドへの憧れを文章にしていて、凄く面白いです。
叔母さまは超素敵で、その絡みから話がめちゃくちゃ重厚さを増してきます。後半からは澁澤ワールドへの憧れを文章にしていて、凄く面白いです。
2006年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて吐き気がしました。
それ程に残酷さと、主人公の病気がとてもリアルに、書かれていたと思います。
野ばらさんの綴ったひとつひとつの言葉が想像力をふくらませ、
リアルに頭へ浮かぶのです。
恋焦がれてやまない・・・。私のこんな醜いとこはあの人には見られたくない。
そんな気持ち、恋する人は誰だってありますよね。
愛にはいろんな結末があります。
あなたもこの愛の残酷かつ、美しい結末を見届けてみませんか?
私はこの物語はハッピーエンドだったと思いますが・・・。
それ程に残酷さと、主人公の病気がとてもリアルに、書かれていたと思います。
野ばらさんの綴ったひとつひとつの言葉が想像力をふくらませ、
リアルに頭へ浮かぶのです。
恋焦がれてやまない・・・。私のこんな醜いとこはあの人には見られたくない。
そんな気持ち、恋する人は誰だってありますよね。
愛にはいろんな結末があります。
あなたもこの愛の残酷かつ、美しい結末を見届けてみませんか?
私はこの物語はハッピーエンドだったと思いますが・・・。
2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちょっとだけ、表紙が汚れてました。
まあ、いいんですが、
内容は、出だしは、高慢な美少女感で期待は大きく膨らみます。
ただ、最後のシーンは、ちょい物足りないかも。最後に行くまでにもう少し、何かが欲しかったようなきがします。むしろ、おばさまの方に興味が湧きました。
まあ、いいんですが、
内容は、出だしは、高慢な美少女感で期待は大きく膨らみます。
ただ、最後のシーンは、ちょい物足りないかも。最後に行くまでにもう少し、何かが欲しかったようなきがします。むしろ、おばさまの方に興味が湧きました。
2018年11月13日に日本でレビュー済み
嶽本野ばらさんらしさが出ている、ファン御用達の作品といった感じ。
女性の魅力がなぜこんなにも描写されるのか。
作者である彼は本当に男性なのか?
いつも女性ですら忘れている感覚を呼び起こさせてくれる気がします。
女性の魅力がなぜこんなにも描写されるのか。
作者である彼は本当に男性なのか?
いつも女性ですら忘れている感覚を呼び起こさせてくれる気がします。
2018年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代に読んでから10年ぶりに読み返しました
独特な世界観に呑まれて一気に読んでしまいました
独特な世界観に呑まれて一気に読んでしまいました
2002年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は野ばらさんの作品はミシンを初めて読んで以来大ファンになったのですけれど、この鱗姫も心を鷲づかみにされました。とても残酷なお話なのにどこか懐かしい気持ちになり、世界に入ってしまいます。凄く素敵な作品たちです。
2007年7月28日に日本でレビュー済み
設定がナカナカ面白いな、と思って読んでみましたが、表現と文章があまりにもお粗末。作者は“耽美”の世界を表現したかったのでしょうが……性の描写は露骨な割に、主人公の苦悩などの描写は薄っぺら。
ひとまず、作者がファッションに並々ならぬ知識を持ってらして、それをひけらかしたいだけの作品と感じました。
主人公が自分に対する徹底した美意識を持った作品でしたら、三島由紀夫の「女神」、近親相姦をテーマにした作品でしたら、同じく三島由紀夫の「熱帯樹(戯曲ですが)」の方がオススメです。
文章も比べ物にならないくらい美しいですから。
ひとまず、作者がファッションに並々ならぬ知識を持ってらして、それをひけらかしたいだけの作品と感じました。
主人公が自分に対する徹底した美意識を持った作品でしたら、三島由紀夫の「女神」、近親相姦をテーマにした作品でしたら、同じく三島由紀夫の「熱帯樹(戯曲ですが)」の方がオススメです。
文章も比べ物にならないくらい美しいですから。