恋愛物でもなく
登場人物が死んでしまうわけでもないのに
感動できたという意味で
久々の「あたり作品」だった。
しかもかなり軽くて、一晩で最後まで一気に読めた。
県知事の思いつきで
民間企業に1年間の研修に行くことになった主人公。
くじ引きで決まった先は中堅どころのスーパーだった。
生粋の公務員が体験する
「初めて」な出来事の数々が面白おかしく描かれていて
最後まで飽きない。
準主役で登場する
パートなのに裏店長とまで言われている「二宮」さんが
実にいい味を出していて、
この作品には欠かせないキャラとなっている。
バツいちの二宮さんは二十歳の息子と二人暮し。
自分の家族のごたごたとスーパーのごたごたで
すったもんだしながら
句会の師から思いがけず打開のきっかけを得る。
映画化されるらしいが
さぞ面白いだろうと思える。
しいて言えば
主人公が途中でいともカンタンに「根っからの公務員感覚」を「民間企業感覚」に変換してしまうところが安易な感じがした。
二宮親子のごたごたの解決があっさり流されている。
その辺は読み手が展開させればいいのかと思える作品だった。
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県庁の星 単行本 – 2005/9/1
桂 望実
(著)
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購入オプションとあわせ買い
前代未聞! 抱腹絶倒の娯楽公務員小説。
野村聡。31歳。Y県職員一種試験に合格。入庁9年目。Y県県庁産業局産業振興課主任。Y県初の民間人事交流研修対象者6名の一人に選ばれた期待のホープだ。一年間の研修を無事にこなして戻れば、念願の係長への階段を同期に先んじて確実に登ることができる。ところが、鼻高々で望んだ辞令交付式で命じられた赴任先は…スーパー? しかも…H町の? えらくマイナーな感じがした。だがそのイヤな予感は現実のものとなる。 もらった予算は使いきるもの! 人を “使役”してこその“役人”だ!——大勘違い野郎の「県庁さん」がド田舎のスーパーで浮きまくり。生まれて初めてバカと呼ばれた県庁さん、はたしてこのまま「民間」でやっていけるのか?
野村聡。31歳。Y県職員一種試験に合格。入庁9年目。Y県県庁産業局産業振興課主任。Y県初の民間人事交流研修対象者6名の一人に選ばれた期待のホープだ。一年間の研修を無事にこなして戻れば、念願の係長への階段を同期に先んじて確実に登ることができる。ところが、鼻高々で望んだ辞令交付式で命じられた赴任先は…スーパー? しかも…H町の? えらくマイナーな感じがした。だがそのイヤな予感は現実のものとなる。 もらった予算は使いきるもの! 人を “使役”してこその“役人”だ!——大勘違い野郎の「県庁さん」がド田舎のスーパーで浮きまくり。生まれて初めてバカと呼ばれた県庁さん、はたしてこのまま「民間」でやっていけるのか?
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2005/9/1
- ISBN-104093861501
- ISBN-13978-4093861502
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 255ページ
- ISBN-10 : 4093861501
- ISBN-13 : 978-4093861502
- Amazon 売れ筋ランキング: - 299,892位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,177位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画の予告編を見たせいか、読む度に織田さんの顔が浮かびます。
内容的には意識改革がみんなを変えていくことなのですが、これは映像化されると面白いはず。文章にリズムがあり、メリハリもありますが、時々主語が不明になることがあります。
内容的には意識改革がみんなを変えていくことなのですが、これは映像化されると面白いはず。文章にリズムがあり、メリハリもありますが、時々主語が不明になることがあります。
2014年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
県庁から1年間民間企業への出向研修を言い渡せれた野村だが、いざ来てみると店員のやる気の無さ、不正行為の黙認など倒産してもおかしくない地方のスーパーだった。
県庁での仕事のやり方を提案しても誰も見向きもしない。
食品惣菜コーナーの不正をきっかけに改善に取り組み徐々に店員がやる気を起こしてきた。
そのわけは経営不振でリストラ話が浮上して来たためだ。
だめスーパーの再構築ストーリーでもなく派遣職員の熱血物語でもない、派遣期間中の出来事をだらだら書いたような作品に見えてしょうがない。
一般文学通算1316作品目の感想。2014/11/11 09:00(in中国・山東省・青島)
県庁での仕事のやり方を提案しても誰も見向きもしない。
食品惣菜コーナーの不正をきっかけに改善に取り組み徐々に店員がやる気を起こしてきた。
そのわけは経営不振でリストラ話が浮上して来たためだ。
だめスーパーの再構築ストーリーでもなく派遣職員の熱血物語でもない、派遣期間中の出来事をだらだら書いたような作品に見えてしょうがない。
一般文学通算1316作品目の感想。2014/11/11 09:00(in中国・山東省・青島)
2006年9月1日に日本でレビュー済み
面白かったです、エリート公務員「県庁さん」と呼ばれていた主人公が
はじめは不協和音だらけで全くつかえないという負の存在感を
出しまくりますが徐々に役人らしい几帳面さや交渉能力が生かされ
スーパーという舞台に適応していくさまが、影の店長と呼ばれてい
「おばさん二宮」の助言と手助けで鮮やかにスーパーを改革してまさに
県庁の星になっていく物語です。後半やや誇張があり興ざめする場面の
連続ですが読み応えもあり後味もすっきり、お薦めです。
はじめは不協和音だらけで全くつかえないという負の存在感を
出しまくりますが徐々に役人らしい几帳面さや交渉能力が生かされ
スーパーという舞台に適応していくさまが、影の店長と呼ばれてい
「おばさん二宮」の助言と手助けで鮮やかにスーパーを改革してまさに
県庁の星になっていく物語です。後半やや誇張があり興ざめする場面の
連続ですが読み応えもあり後味もすっきり、お薦めです。
2005年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帯や、レビューにあるような抱腹絶倒や感動のラストはありません。
物語は淡々と進み、たいした盛り上がりもなく尻すぼみにおわります。
なにもかも中途半端で、フラストレーションのたまる本でした。
物語は淡々と進み、たいした盛り上がりもなく尻すぼみにおわります。
なにもかも中途半端で、フラストレーションのたまる本でした。
2022年9月12日に日本でレビュー済み
パッとしないスーパーへ派遣されたエリート県庁職員v.s.パートのおばちゃんという図式のお仕事小説。
融通の効かないカタブツと気の強い中年シングルマザーが対立から始まり、すったもんだの末、協調しながら周囲を巻き込んで、成果を上げていくといういかにもの展開。
冒頭から予想がつき過ぎるくらいだが、ワクワクは止めることができない。
パートのおばちゃんが人生の教師役…とはならないのが本作品の良いところ。ライバル(?)二人の成長物語でもあるのだ。
サクッと読めて気分爽快間違いなし。映画よりも原作推しだ。
融通の効かないカタブツと気の強い中年シングルマザーが対立から始まり、すったもんだの末、協調しながら周囲を巻き込んで、成果を上げていくといういかにもの展開。
冒頭から予想がつき過ぎるくらいだが、ワクワクは止めることができない。
パートのおばちゃんが人生の教師役…とはならないのが本作品の良いところ。ライバル(?)二人の成長物語でもあるのだ。
サクッと読めて気分爽快間違いなし。映画よりも原作推しだ。
2005年9月16日に日本でレビュー済み
読み進むにつれて「あ~。俺と同じだ。この主人公の思考回路は20代の頃の俺そっくりだなあ・・・。」などと昔を思い出し恥ずかしくなりながらも笑いながら楽しく読み終わりました。
小説なんだからそこにある内容は感動的な”ファンタジー”であることは当たり前。それはそれで十分に楽しみましょう。
特に私同様公務員の皆さんには是非読んでほしいです。
最近、官庁の世界も政策評価とか成果主義とかやり始めましたがまだまだ自己満足のための”お仕事”あるいは外部向けPRの”お仕事”だなーと感じられます。
本当に住民を見ていない”お仕事”が多いです。
現実逃避というわけではありませんが、この小説には公務員の仕事に対しての夢と希望を見いだせます。
明日もがんばろうかな、という気にさせてくれる本ですよ。
小説なんだからそこにある内容は感動的な”ファンタジー”であることは当たり前。それはそれで十分に楽しみましょう。
特に私同様公務員の皆さんには是非読んでほしいです。
最近、官庁の世界も政策評価とか成果主義とかやり始めましたがまだまだ自己満足のための”お仕事”あるいは外部向けPRの”お仕事”だなーと感じられます。
本当に住民を見ていない”お仕事”が多いです。
現実逃避というわけではありませんが、この小説には公務員の仕事に対しての夢と希望を見いだせます。
明日もがんばろうかな、という気にさせてくれる本ですよ。
2018年7月27日に日本でレビュー済み
かなり読書をするのですが、読後感がなんとなく楽しかったこちらを何年振りかに再読してみました。
書き手の力がまだ少し足りない部分があるのか、多少読みづらいところはありますが、ストーリーとしては至ってわかりやすく、中学生あたりに読んでもらうにはとてもいい本だと思います。
自分は役所の人間を敵視しているので、読んでいるとむかっ腹が立つほど「役所の人間」というキャラがしっかりと描かれています。
公務員になりたいと漠然と教えられている子どもたちにもおススメです。
官と民の仕事の違いがはっきりとかいてあります。
書き手の力がまだ少し足りない部分があるのか、多少読みづらいところはありますが、ストーリーとしては至ってわかりやすく、中学生あたりに読んでもらうにはとてもいい本だと思います。
自分は役所の人間を敵視しているので、読んでいるとむかっ腹が立つほど「役所の人間」というキャラがしっかりと描かれています。
公務員になりたいと漠然と教えられている子どもたちにもおススメです。
官と民の仕事の違いがはっきりとかいてあります。