最初から最後まで一日で読み終えた。
面白かったわけではないが、
読み終えたので良かったのかもしれない。
話の一貫性があって、最後はさわやかな終わりだと思う。
話の主軸は奈津の夫、憲吾がいなくなったことだった。
それを友人の市子目線で書かれている。
てっきり憲吾が房恵と一緒ではないかと疑ったが、
その房恵と一緒にいたのは。。。
恋愛ものではなかった。
色恋沙汰はほぼ皆無。
まりと旭の関係は気になったけど、結局最後に触れる程度だった。
市子にも恋人の影もなく。
市子、奈津、まり、三宅ちゃんの友達関係がとても羨ましい。
皆で奈津の娘、美月の運動会に行ったり、
すごくいい関係だ。
全然泥臭くない、さわやかな友達の話だった。
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虹色天気雨 単行本 – 2006/10/20
大島 真寿美
(著)
書店員さんがいま一番読みたい作家の最新作
早朝に電話でたたき起こされ、中学校からの幼なじみである奈津のひとり娘・美月を預かることになった市子。小さな美月から、奈津の夫・憲吾は行方不明であり、奈津は憲吾を探しに出かけたことを知らされる。2日後、奈津は戻ってきたが、思い当たる場所をすべて回ったが憲吾は見つからなかったと語る。市子と奈津は、ひとりではどうにも頼りないところのある憲吾の失踪には、絶対に他の女性が関係していると推測する。これまで長い付き合いだった市子と奈津、出会ったころにはこんなことが起こるなんて想像もつかなかったけれど、大人になったいま、誰かを失ってもその傷はいつか癒えることを知っている。chr(10) 読むと幼なじみに会いたくなる、女性どうしの友情を描いた作品。
早朝に電話でたたき起こされ、中学校からの幼なじみである奈津のひとり娘・美月を預かることになった市子。小さな美月から、奈津の夫・憲吾は行方不明であり、奈津は憲吾を探しに出かけたことを知らされる。2日後、奈津は戻ってきたが、思い当たる場所をすべて回ったが憲吾は見つからなかったと語る。市子と奈津は、ひとりではどうにも頼りないところのある憲吾の失踪には、絶対に他の女性が関係していると推測する。これまで長い付き合いだった市子と奈津、出会ったころにはこんなことが起こるなんて想像もつかなかったけれど、大人になったいま、誰かを失ってもその傷はいつか癒えることを知っている。chr(10) 読むと幼なじみに会いたくなる、女性どうしの友情を描いた作品。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/10/20
- ISBN-104093861765
- ISBN-13978-4093861762
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/10/20)
- 発売日 : 2006/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4093861765
- ISBN-13 : 978-4093861762
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,692,600位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 40,427位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありそうでない。いや、なさそうでないのがこのお話の登場人物たちの多くが一次避難所として利用する市子さんの部屋だ。そこはまた現実世界と物語世界の接点……というかベン図的に集合の重なった場所でもある。市子さんの語りは作中の登場人物にも、それを読む現実世界の読者たちにも等しく届く……ように思わせてしまうところが作者の技か? 深刻なのに深刻になり過ぎない、憤っているのに憤り過ぎない、その控えめさが技の鍵で、それは市子さんたちが関わる緩やかなコミュニティーの特徴でもある他人への非干渉性にも反映されている。ところで市子という名前からある少女漫画を思い出してしまった。いや、あちらの市子さんはこちらの市子さんと違って青春真っ只中なのだが……
2015年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この小説を読んでも、作者が何を伝えたかったのか、まるでわからない。
登場人物も比較的多く、その割には各々についての説明がないので、
読んでいてわかりづらかった。
たぶん1週間もすれば内容を忘れてしまうと思う。
登場人物も比較的多く、その割には各々についての説明がないので、
読んでいてわかりづらかった。
たぶん1週間もすれば内容を忘れてしまうと思う。
2006年12月8日に日本でレビュー済み
朝5時半の電話から始まるこの本、最初の展開と宣伝から女の友情ものと思ってました。
ところが、友人の子供を預かる話を軸にしていきながら、
けっこう若くはない友人達の人生がぼろぼろこぼれてくる。
仕事も恋愛も体力も、色々経験して知恵もついてきたけど、全く傷つかないわけではない。
でも、人生これで勝負してきたんだから、皆瀬戸際まで頑張るのだ。
そういう背負っているものが、長く続いている友人関係からも、食事の風景からも、
覗けてしまう巧みな描写に脱帽した。
人にはそれぞれ価値がある。誰が上というわけでもない。人生はそういうもんだよって、読み進めていくと足元をすくわれる。
生きてきたその人の人生の足跡は、決して無駄じゃないと、読後優しくて、力強い想いに包まれた。
ところが、友人の子供を預かる話を軸にしていきながら、
けっこう若くはない友人達の人生がぼろぼろこぼれてくる。
仕事も恋愛も体力も、色々経験して知恵もついてきたけど、全く傷つかないわけではない。
でも、人生これで勝負してきたんだから、皆瀬戸際まで頑張るのだ。
そういう背負っているものが、長く続いている友人関係からも、食事の風景からも、
覗けてしまう巧みな描写に脱帽した。
人にはそれぞれ価値がある。誰が上というわけでもない。人生はそういうもんだよって、読み進めていくと足元をすくわれる。
生きてきたその人の人生の足跡は、決して無駄じゃないと、読後優しくて、力強い想いに包まれた。
2007年2月4日に日本でレビュー済み
中学の同級生3人のずっと続いてきた、たぶん生涯続く友情。
羨ましいけど、でも、ひとりで潔くたくましく生きていく女性が増えていいのだろうかと思ってしまう。
生きるために仕事をして、恋もして、傷ついてもその直し方も心得ている年齢になった女性たち。
友達がいて仲間がいて、このまま孤独感にさいなまれもせず生きていくのだろう。
彼女たち何歳の設定なのだろう。
中学から何十年もつきあってきたとあるので、四十歳前後か?
おそらく普通に結婚して子どもを産んでという人生を念頭に置いて作者は書いていないはず。
だから家庭を持ち、子どもを持つことへのあせりもなにもない。
厚生大臣が女性は子どもを産む機械と喩えて問題になっているが、
女性が産まない生き方を選び、悩まないとしたらどうなんだろうか。
両立させて苦労している女性たちはいっぱいいる。
仲間に囲まれひとりで暮らしている女性の話を聞いてもいまひとつ共感できないかな。
羨ましいけど、でも、ひとりで潔くたくましく生きていく女性が増えていいのだろうかと思ってしまう。
生きるために仕事をして、恋もして、傷ついてもその直し方も心得ている年齢になった女性たち。
友達がいて仲間がいて、このまま孤独感にさいなまれもせず生きていくのだろう。
彼女たち何歳の設定なのだろう。
中学から何十年もつきあってきたとあるので、四十歳前後か?
おそらく普通に結婚して子どもを産んでという人生を念頭に置いて作者は書いていないはず。
だから家庭を持ち、子どもを持つことへのあせりもなにもない。
厚生大臣が女性は子どもを産む機械と喩えて問題になっているが、
女性が産まない生き方を選び、悩まないとしたらどうなんだろうか。
両立させて苦労している女性たちはいっぱいいる。
仲間に囲まれひとりで暮らしている女性の話を聞いてもいまひとつ共感できないかな。
2014年11月11日に日本でレビュー済み
友達の夫の失踪の真相追求が主軸なのかと思ったら、夫に逃げられても、元カレに未練があっても、今彼に不満があっても、それでも逞しく生きていく女達の友情物語だった。
2007年8月15日に日本でレビュー済み
最近出てきた作家さんの中では、ましなほうではないでしょうか。
辛口ですみません。
でも、こういう話飽きてきたんだよなー。まだ書くのっていう感じです。
辛口ですみません。
でも、こういう話飽きてきたんだよなー。まだ書くのっていう感じです。
2006年11月9日に日本でレビュー済み
中学時代からの友だち3人を中心に、大学時代、仕事を通じてだんだんに気の合う仲間が集まっています。
昔話として、あるいは回想としてうまくわからせてくれるのも、読み心地がいい。
さらにほかの友だちとのつきあいが重なります。
登場人物のほとんどがフリーで働いているのですが、具体的な職業は明かされず、それでも
友だちが人生の中心にある人々を明るく描いています。
女の友情物語なのでしょうが、男もゲイも適度に混ざり、友情を意識しないつきあいが
現代的。友達同士で裏切りあう、一昔前の女の友情物語ではありません。かといって変に
べたべたしている友情物語もイヤだし。こういう小説を待っていた! って感じです。
大島真寿美は「文學界」新人賞からスタートしたのですが、2年位前からグンと力をつけ
エンタメ路線になってきました。近いうちに直木賞も狙えそう?!
昔話として、あるいは回想としてうまくわからせてくれるのも、読み心地がいい。
さらにほかの友だちとのつきあいが重なります。
登場人物のほとんどがフリーで働いているのですが、具体的な職業は明かされず、それでも
友だちが人生の中心にある人々を明るく描いています。
女の友情物語なのでしょうが、男もゲイも適度に混ざり、友情を意識しないつきあいが
現代的。友達同士で裏切りあう、一昔前の女の友情物語ではありません。かといって変に
べたべたしている友情物語もイヤだし。こういう小説を待っていた! って感じです。
大島真寿美は「文學界」新人賞からスタートしたのですが、2年位前からグンと力をつけ
エンタメ路線になってきました。近いうちに直木賞も狙えそう?!