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左京区恋月橋渡ル 単行本 – 2012/4/1

3.7 5つ星のうち3.7 25個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2012/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 333ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 409386330X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4093863308
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 25個の評価

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瀧羽 麻子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「左京区七夕通東入ル」が刊行されたときから、
シリーズ化を期待していました。

今回の主人公は山根くん。
山根くん、いい恋したよ!
不器用でほろ苦くて、
でもいつかは素敵に思えるときが来る初恋の思い出。
その当時のドキドキ感が手にとるように伝わってきました。

きっといつか山根くんも、
「姫」に出会えてよかった、と胸を張って言えるはず。
その純情を忘れないで成長してほしい、
また、いい恋してほしい、
読み終えて、そう願わずにはいられませんでした。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「左京区七夕通東入ル」の続編。今回の主人公は理系男子で花火好きな、恋には縁遠い感じのする山根君。
偶然知り合った姫(良家の御嬢さん)との恋を成就させようと苦労し、苦悩する姿を描く。デートまでこぎつけ、さらにその先へと期待させるも・・・。さわやかな読後感でした
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、神戸っ子は大阪弁(関西弁)をしゃべりません。奈良も微妙かな。あと、文章のストーリーの展開と描写の間に揺らぎがある。つまり、映画見たく、チームで小説を書いているような感じです。書いたのは京都にはある程度詳しい都人チームかな。

話の方は、新しいボーイフレンドを幸せにするために、お寺のお嬢さんが婚約者まで使って、国立大学のプロジェクに横槍を入れる。で、ついでにファンを増やしたみたいな話です。政治と宗教の分離とかは置いといても、京都ではお寺さんにお伺いを立てないと仕事ができないみたいな印象が残ります。個人的には婚約者がいるのにデートに行く時点でアウトかな。

何れにしても、京都は手強い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年3月9日に日本でレビュー済み
前作「左京区七夕通東入ル」の山根君の初恋物語。
のどの奥がぎゅうっとして、おなかの辺りがむずむずして、思いっきりダッシュしたくなったり叫びたくなってしまったり。
初恋、特に片思いの感じがすばらしく描かれていると思います。(女性が書いたとは思えない!)
恋の行方は、読んでお確かめください。
解説によると、続編が始まるそうな…。楽しみに待ちましょう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月29日に日本でレビュー済み
前作があるから、この物語があるのだろうが、
作品としては、こちらのほうが、まっすぐで読後感がいい。

前作と同じ人物が、その人なりの発言や行動をしてくれるから、
なおさら安心できるのかもしれない。

悪い人、意地悪な人がでてこない。

でも、いい人ばかりでうそくさくもない。

京大出身なのに、やさしい言葉で物語をすすめていく。
うまいな、と思う。

山根の恋物語ではあるが、安藤や、たっくん、寺田らの友情の話でもあるし、
良き、寮生活、学生時代の話でもある。

個人的に、寮長、料理人、管理人さん、3人が好き。

まっただなかにいる学生さん、大学生にあこがれる高校生、そしてその母達にも
お薦めのいい本だった。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年7月9日に日本でレビュー済み
『左京区七夕通東入ル』のスピンオフストーリー。『左京区七夕通東入ル』がなかなか楽しく読めたので、結構期待していたのですが…前半は非常に面白く、わくわくしながら読み進めていったものの…「蛍の宴」の後は何だかなぁ、しゅるるるると何もかもがしぼんでしまった…。これでは、斎王代の方って、すごく嫌な人だよねぇ…。前半が良かっただけに、うまく書き切れば、作者一番の代表作になったかもしれないのに…。残念。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年11月16日に日本でレビュー済み
ここまで最後数十ページで台無しにする作品も珍しいと思います。

ほんとに途中まではさまざまな葛藤に共感が持てました。また次はどうなるんだと楽しんで読み進んでいました。

しかし最後に向かうにつれて、主人公がただ可哀想な人になっていくのはすごく残念でした。

またいろいろと美化されてますが、『ヒロインが主人公をもてあそぶ』これがこの物語のおもろい所なのかなと感じざるを得ませんでした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月13日に日本でレビュー済み
ネタばれしています。
研究と花火に精魂傾ける山根の恋。
その相手は、由緒ある寺の総本山の一人娘。
デートにこぎつけ、思いは伝えたものの、彼女には婚約者がいた。
葵祭の斎王代に選ばるほどの彼女。
山根は婿入りも考え、告白したが、秋には結婚が決まっていた。
そんな中、大学の寮の取り壊しが急に決まり、寮生は右往左往。
引っ越しを目前に、備品をじゃんけんで譲り受けている中、急転直下、
寮の存続が決まる。
存続を決めたのは、理事の一人の嘆願書だが、それを書いたのは、彼女の婚約者だった。

たった一人の理事の進言で、学生寮の存続が決まるのが、あり得ない不自然なら、
その理由が、建坪を増やさずとも、階数を増やして容積率を上げればいい、と大学が気づいたから、
という理由も、あり得ないこと。
そんな杜撰な計画があってたまるか!
寮の存続の件がなければ、彼女の婚約者の骨折りという部分が、別の権力によるものであったのなら、
最後まで楽しめ、山根の初恋のほろにがさにしみじみできたものを、と思うと、残念も過ぎる。

登場人物の名前が漢字表記なので、普通に読め、この部分はシリーズ中、一番読みやすかった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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