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改訂版 モルトウィスキー大全 単行本 – 2002/3/14
1995年に刊行された『モルトウィスキー大全』は、シングルモルトのすべてがわかる初の完全ガイドとして、一般読者のみならずバーテンダーなど専門家からも圧倒的な支持を受け、「モルトファンのバイブル」という評価をいただきました。日本においてシングルモルトがブームでなく「大人の趣味」として定着したのも、この本があったからこそといえます。しかし初版刊行後6年が経ち、その間スコットランドのウィスキー業界は激しく変わってきています。本書は、著者の土屋守氏が自ら蒸留所を訪ね、取材・撮影を重ねた上で本文・写真を全面的に見直した待望の改訂版です。紹介する蒸留所の数も増えるなど、内容はさらに充実。全モルトファン必携の1冊!
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2002/3/14
- ISBN-10409387364X
- ISBN-13978-4093873642
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商品の説明
商品説明
モルトに加える水の量はあくまでも「ワンドロップ(アルコール度数30ないし40%)」でなければならない。しかし、少量の水なら、かえってモルトの香りを開いてくれる。それでも水道の水は論外で、望ましいのは「マザーウォーター(精製水)」、そこまでいかなくとも、せめてミネラルウォーターで飲むべきだという。ミネラルウォーターでも「スコッチに合う水」と合わない水があるらしい。著者のテストによれば、マザーウォーターに次ぐのが「南アルプスの天然水」で、あと「ヴォルヴィック」「六甲のおいしい水」「ハイランドスプリング」「エヴィアン」と続く。こんなふうに、モルトの歴史、各蒸留所の特徴から、モルトの正しい飲み方、モルトを飲むのに適したグラスの形まで、懇切丁寧に教えてくれる。
どのページにも豊かな情報と美しい写真が詰まっているので、どこから読みだしても楽しいが、たとえば、ウィスキー好きなら一度はその名を聞いたことがあるに違いない「マッカラン」のページをめくってみる。これは「シングルモルトのロールスロイス」だそうだ。なかでも18年物は、最近出た1948年ビンテージに次ぐ銘酒らしい。
この本を開くまでは、モルトとグレンの違いも、シングルモルトがなぜ「シングル」なのかも知らなかった。しかし、スコットランドのハイランド、ローランド、スカイ島、マル島、アイラ島、アラン島 オークニー諸島に展開する119の蒸留所を訪ね、モルトを育んできた自然に触れる紙上の旅を終えるころには、モルトについてウンチクを傾けたい誘惑にかられているのである。(伊藤延司)
出版社からのコメント
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2002/3/14)
- 発売日 : 2002/3/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 409387364X
- ISBN-13 : 978-4093873642
- Amazon 売れ筋ランキング: - 233,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 23位ウィスキー
- - 24,696位科学・テクノロジー (本)
- - 67,610位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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私は、この本(改定前の本)を元に片っ端からモルトウィスキーを購入して飲みました。
(残念ながら手に入らなかったものもあります)
いろいろな方がいろいろなことをお話なされていますが、結局は趣味の問題ではないでしょうか。
もちろん著者と違う印象を持ったウィスキーもありますし、数年たって購入して飲むと何か変わったかなと思うお酒もありました。
そもそも嗅覚や味覚や好みなんてものは、個人によって大きく差があります(そもそも、個人の多様性が無ければ、人類なんて、すでに絶滅しています)、飲んでいる間に経験もして感性もすまされ、と同時に加齢もして、また感性も鈍ります。
日本酒党の人に昔聞いた話では、「利きを自慢するな」という言葉があるそうです。
生まれながらにして持った嗅覚や味覚があり、また発達の過程で備えた嗅覚や味覚が個人々で違うのは、朝にいちいちお天道様を見なくても、朝が来たことがわかるくらい当たり前(寅さん調ですね)ということではないでしょうか。また、ワイン通の人にも日本で3000円以上するワインはビンテージですよとも言われました。
結局は本人の好き嫌いだと思います。
確かに著者と違うと思ったこともありますが、日本においては数少ない指南書だと思います。(イギリスではどうかは知りませんが)
でも、書籍は書籍です。イメージは湧きますが、本当の香りや味はわかりません。
これを書きながら、ロイヤルコープ(すでに無きブレンドウィスキー)のたまたま手に入れたボトルを開けながら、こんなウィスキーもあったんだと、うまい/まずいは別にしてちびちびやっています。ウィスキーへの扉を開いてくれた、この本のおかげです。
・ブレンデッドウィスキーに使われているモルトが掲載されているので、一つのブレンデッドに使われているシングルモルト達を飲み比べる楽しみ。
・モルトウィスキーの出来るまでがカラー写真入りで紹介されている。
飲みたい銘柄を選んでから、バーに行ってみては?
できる内容ではないか。
改めて、ウイスキー文化の奥深さと、そこに携わる職人の思いの一端の
ようなものを感じ取れる一冊だと思う。
ただ、マイケル・ジャクソンにしてもそうですが、筆者の嗜好が随所に現れており、彼らの高評価が必ずしも一般的普遍的な評価とは言えない部分もあるかと思われます。(私自身は土屋氏が自らの顔の絵の入ったラベルのボトルを発売して以来、氏のファンをやめました。)