「しゃべくり探偵」シリーズで、軽妙な関西弁とお笑いを
操ったライトミステリを書くかと思えば、
女の業を絡めたミステリを欠かせても天下一品、
そんな黒崎緑氏が9年の沈黙を破って発表した長編です。
この作品は、沢山の人々の思惑や小さな自己愛や欲求が
複雑に絡んだ連続誘拐事件。「連続」なのに、
手口や犯行内容にバラつきがあるのは何故か?
謎は、冒頭からある程度明かされているのに、
何故曖昧模糊とした印象がぬぐえないのか?
ちょっとした気がかりを積み重ね、そしてラストへと
突き進みます。ラストで解明される様々な謎…
さりげなく、さりげなく積み重ねられた伏線が、
危ういところで、ぴたりと収まります。
緻密な工作物のようなミステリ。
次作(特にライトミス!テ!!リ)も期待してしまいます。
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未熟の獣 単行本 – 2002/5/1
黒崎 緑
(著)
著者は、’89年『ワイングラスは殺意に満ちて』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。その後、密室殺人、心理サスペンスと一作ごとに趣向を変えて作品を発表、本作品では幼女連続殺人事件に挑む。
著者・黒崎緑氏は、同志社大学在学中推理小説研究会に属し、1989年31歳の時『ワイングラスは殺意に満ちて』で第7回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞し作家デビューしました。女性ソムリエが探偵役の全編ワインの香り漂うような小粋な作品です。第2作の『聖なる死の塔』はガラリと趣向を変えたミッションスクールを舞台にした密室殺人事件、第3作の『闇の繰人形(ギニョール)』は心理サスペンスです。このように一作ごとに趣向を凝らした黒崎ミステリーが幼女連続殺人に挑んだのが本書です。
著者・黒崎緑氏は、同志社大学在学中推理小説研究会に属し、1989年31歳の時『ワイングラスは殺意に満ちて』で第7回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞し作家デビューしました。女性ソムリエが探偵役の全編ワインの香り漂うような小粋な作品です。第2作の『聖なる死の塔』はガラリと趣向を変えたミッションスクールを舞台にした密室殺人事件、第3作の『闇の繰人形(ギニョール)』は心理サスペンスです。このように一作ごとに趣向を凝らした黒崎ミステリーが幼女連続殺人に挑んだのが本書です。
- 本の長さ390ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2002/5/1
- ISBN-10409387381X
- ISBN-13978-4093873819
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
作家・桂木まゆみの住む町の近くで起きた幼女連続誘拐殺人事件。被害者の名前は「五百旗」「計徳」、読めない名前の子どもたちが殺される!? 複雑に絡み合い、意外な展開を見せる事件の真相とは…。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2002/5/1)
- 発売日 : 2002/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 390ページ
- ISBN-10 : 409387381X
- ISBN-13 : 978-4093873819
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,876,515位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 437,126位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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