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小説 あらしのよるに 単行本 – 2005/12/1
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2005/12/1
- ISBN-104093876193
- ISBN-13978-4093876193
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2005/12/1)
- 発売日 : 2005/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 286ページ
- ISBN-10 : 4093876193
- ISBN-13 : 978-4093876193
- Amazon 売れ筋ランキング: - 217,695位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1948年、東京都生まれ。多摩美術大学卒業。
造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、
絵本・童話作家に。戯曲やコミック原作・小説など広く活躍中。
著書は650冊を超え、数々のロングセラーは国内外の子どもたちに読み継がれている。
『あらしのよるに』(講談社)で
講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞、JR賞受賞。
同舞台脚本で斎田喬戯曲賞受賞。
同作品は、東宝にてアニメ映画化され、脚本を担当。
同映画は、日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞。
2012年にテレビ東京にてテレビアニメ化。
2015年に京都で歌舞伎化、翌2016年には東京で再演となった。
2018年11月にも博多座にて再演となる。
『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ(偕成社)
1988年に『ごあいさつあそび』『いないいないばああそび』『いただきますあそび』の3巻同時発売。
以降、あかちゃん向けのしかけ絵本としてヒット。シリーズは続き、トータルでミリオンヒットを超える。
2018年に30周年を迎えた。
『オオカミのおうさま』(偕成社)で第15回日本絵本賞受賞。
他、『風切る翼』『よーするに医学えほん』シリーズ(講談社)、『オオカミグーのはずかしいひみつ』(童心社)、『どうするどうするあなのなか』(福音館書店)、育児エッセイ『たいせつなものはみんな子どもたちが教えてくれた』(主婦の友社)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
メイは、中性的に描かれていて、ガブはメイとの友情を最優先にして、肉食がグッと我慢したり、兎に角、本来は食う食われる立場の二人の真の友情物語。
泪が出てしまいますから、大人の方はコッソリ読むのが良い、年齢を問わずに読んでもらいたい、絵本が元ですが、本当のラストが描かれて、何だか、切ないけど、友情を最後まで貫いた、物語です。
難しい言葉は少なめで行の幅も意外と広くとても読みやすい小説だと思います。
食うか、食われるかという関係の動物同士の恋愛物語なのでハラハラドキドキで焦る場面が多いかと思いきや意外と平和な印象。もちろん命がけな場面も多々ありますが、二人の会話が思いのほか和やかでそんな修羅場たちを忘れさせてくれるほどでした。
片方への最後の不安を断ち切ったその瞬間「二人は確実に全てを乗り越えていった」、そう強く感じました。
前半も中間も後半も全部楽しく読ませてもらいましたが、ラストは少々物足りないと感じてしまいました。とても呆気なくて。
でも悪くないと思いますよ。良い作品を読めて良かったと思っています。
図書館で借りて読んで気に入り購入しました。
もっと「あらしのよるに」を知りたいと思い、この小説を購入しました。
2匹が互いの正体を知ってから気を許すようになるまでの過程、
お互いの立場に苦しみ揺れ動く2匹の心、
尊敬していた者に裏切り者として追われるガブの不安と苦しみ、
メイの肉食に対する嫌悪感とその気持ちの変化、
追われる不安、疲労、恐怖の中で2匹の間に生じた確執、
そしてその中でさらに深まってゆく2匹の絆 など
映画版に描かれていなかったエピソードや各シーンのキャラクターの心情が
より鮮明に、より奥深く描かれているので、
壮絶な試練のときを駆け抜けた2匹の気持ちが痛いほど伝わってきます。
映画版で「えっ?」と違和感を感じた人も納得のいく内容です。
エピローグは想像以上に衝撃的なものでした。
最初に読み終えたときはあまりに衝撃が大きすぎて涙も出なかった。
2回目を読み終えて映画版を見直したとき、
映画のラストと小説の結末を繋げて考えてしまったために
切なさで胸がいっぱいになり、涙がどっと溢れ出し、止まらなくなった。
ただただ純粋で、素直で、真っ直ぐに相手を想う気持ちが
これほどまでにいとおしく、切なく、かけがえのないものに感じられるとは・・・
相手を想うことがどれほど大切なことなのか改めて気づかせてくれ、
この想い、この感動をずっと持ち続けていたい、
小説版「あらしのよるに」はそう思える本でした。
長くなりましたが、最後にこれからこの小説を読む人にアドバイス。
この小説を読み始める前に、一度、この本のカバーを取り外し、本の裏側に
書かれている「もの」に目を通してみてください。
まだ始めはそこにかかれている「もの」の意味はよくわからないと思います。
しかし、小説を読み切った後、きっとその「もの」が
最初に見たときとはまったく別のものに見えることでしょう・・・
この作品がこんなにも魅力的なのはキャラクターたちの置かれている環境や人物像が、人間のそれのメタファーであり簡単に共感できるからであると思う。
自分とは違う存在への憧れ、思いやり、相手をもっと知りたいという純粋な好奇心、絆、相手に欲望を抱くこと、など…人間関係の中でも常にある感情だから共感できる。