この本で気付かせてくれた事は多い。
▲人に文句や嫌みを言われる度に深く傷ついていた自分。
▲孤独になるのが怖くて好ましくもない誰かと蔓んでいた自分。
▲外見ばかりをやたら気にしていた自分。
▲自分は正しい筈なのに他人に認めてもらえないのが不満だった自分。
・・・・
これら全ては「自分の頭の中で勝手に処理して勝手に自分を苦めていた事」。
これらが解っただけだけでも大きな収穫だ。気付かせてくれた著者に大感謝だ。
大抵の人間は大なり小なり強欲で自意識が強く、業の深い生き物だから１００％この本の内容を実行するのは難しいだろう。
でも“自分虐め”に暴走しそうになった瞬間、その暴走し始めた自分を落ち着かせる手立てに少しは役立ちそうだ。
いつも身近な場所に置いて時々ページをめくって読みたい、そんな気にさせる本だと思う。
いままで私は小池氏の本には少しアレルギーがあって文章の綴り方が余り好きではなかった。
文末に「いたしましょう」を「いたしませう」とか「〜という」を「〜てふ」のように古風な表現だったり、心をココロと片仮名表現が多く、どうもそれが気になって本の内容に集中できなかった。
この著作を含めて最近の小池氏の著作は文章表現がサラリとシンプルな文章表現になり安心して読めるようになったのは大歓迎だ。
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