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佐野 洋子
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あっちの豚こっちの豚 単行本 – 2012/10/1

5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価
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  1. 本の長さ
    73ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    小学館
  4. 発売日
    2012/10/1
  5. ISBN-10
    4093882711
  6. ISBN-13
    978-4093882712
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2012/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 73ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4093882711
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4093882712
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

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佐野 洋子

佐野 洋子

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絵本作家、エッセイスト。昭和13年、北京生まれ。昭和22年山梨県に引き揚げ、その後静岡県に移る。武蔵野美術大学に学び、37年東京・日本橋の白木屋 宣伝部にイラストレーターとして入社。のちに退社し、フリーになってポスター、挿絵などを描く。42年から約半年間、ベルリン造形大学でリトグラフを学 ぶ。46年『やぎさんのひっこし』で絵本作家デビュー。50年『おじさんのかさ』がサンケイ児童出版文化賞推薦賞を受賞。52年に出版した『100万回生 きたねこ』はロングセラーになっている(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『 クク氏の結婚、キキ夫人の幸福　(ISBN-13:978-4022506481)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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上位レビュー、対象国： 日本

どらまま
5つ星のうち5.0 佐野洋子ワールド全開
2013年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待通りの佐野洋子の世界でした。終わりの方で、逃げ帰ったはずの自分が家族と幸せそうにピクニツクをしているところに遭遇して「あっちのおれは幸せにやっているんだ」と思ってからあとのページは、どんな生き方でもいいんだよと洋子さんが言っているようで暖かい気持ちになりました。息子さんの絵もいいと思いますが、それを洋子さんの絵にさしかえて出版した息子さんの勇気がすてきです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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肥後の恵路
5つ星のうち5.0 大人になって、やっと意味が分かった
2014年10月22日に日本でレビュー済み
小学校のころ初めて読んだ時は、「それでいいのか田舎の豚」と思った。
森の中で孤独に生活して、ようやく文明の中に入れてもらっても、森の中に逃げ帰った。
そういうところしか目につかなかった。

それは、「文明の中に生きて当たり前。社会の中で生きて当たり前」という教育が刷り込まれていたからだろう。
田舎の豚が一時期都会で暮らしていたような生活を多くの人は求めて進学したり就職活動に励む。
一方で、「田舎の豚は孤独だ」と思ったのは、当時の自分の状況を投影していたからだろう。
刷り込みの内容に疑問は持たずとも、学校では浮いた存在だったから。
その間で右往左往していた。

その後は「こういう本を読んだ」とは憶えていても、題名も作者も忘れていた。
最近になってようやく「『百万回の猫』の佐野さん」だとわかった。
大人目線で読んだら、この田舎の豚は禅的な生活を送る、ある意味達観した存在だった（本人？は意識していないだろうけど）
。
誰かと比べて奢ることも卑下することも無い。
いつも身を清めるための泥や周りの木々にも仏心を見出しているかのような毎日。
暖と食べ物に困らなければそれで良い、な生活。

人によっては読み方も異なると思う。
社会から落伍した落ちこぼれ、と見る向きもある。
最後に現れた都会の豚も意味深である。
ただ、「有意義ならホームレスでもいいや」では無いはず。
佐野さんは現代の「勝ち組」「負け組」な価値観には眉を顰めているだろうな。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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