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わがままだって、いいじゃない。: 92歳のピアニスト「今日」を生きる 単行本 – 2013/4/1
室井 摩耶子
(著)
- 本の長さ195ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2013/4/1
- ISBN-104093882827
- ISBN-13978-4093882828
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2013/4/1)
- 発売日 : 2013/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 195ページ
- ISBN-10 : 4093882827
- ISBN-13 : 978-4093882828
- Amazon 売れ筋ランキング: - 511,560位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わがままだって良いじゃな。とても生き方が素敵です。そして魅力的で色々人生に重ね合わせて読みました。すきなこと
2013年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすがに日本を代表するピアニストだけのことがあって、クラシックの分野でピアノを弾かれる方々に教えられることは多いと想いいます。納得しながら読みました。いろんな意味で勇気と愛をいただきました。
2016年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の室井さんは、私の母と同じ、大正10年のお生まれ。誕生日を迎えると95歳になられます。本書に書かれているとおり、ブログを書いておられ、
12月にはハイドンを弾いてトークもされる予定とのこと ・・・ 母にも元気を送りたくて、購入してプレゼントしました。
毎日、何かを学ぶのが楽しくて、引退を考えたことがないという前向きな生き方に私自身、大きな力をいただきました。ありがとうございます。これからもご活躍くださいますように。
12月にはハイドンを弾いてトークもされる予定とのこと ・・・ 母にも元気を送りたくて、購入してプレゼントしました。
毎日、何かを学ぶのが楽しくて、引退を考えたことがないという前向きな生き方に私自身、大きな力をいただきました。ありがとうございます。これからもご活躍くださいますように。
2016年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
演奏活動をしながら指導もしている立場の者です。室井さんという方の生きかたを心から尊敬し、本質的な事を教えていただける本だと思いました。
「ベートーヴェンの熱情ソナタを納得いく演奏が出来るまで90年かかった。」というくだり、一生忘れられないほど脳天を直撃されるフレーズでした。涙がこみあげました。と同時に芸術の奥深さとまだまだ探求していける希望、様々な事を思い浮かべ、私自身が芸術と対峙していこうと強く励まされました。素晴らしい著書です。温かく語りかけて下さり、人生の学びを発見出来るような、とても大切にしたい本の一冊です。
「ベートーヴェンの熱情ソナタを納得いく演奏が出来るまで90年かかった。」というくだり、一生忘れられないほど脳天を直撃されるフレーズでした。涙がこみあげました。と同時に芸術の奥深さとまだまだ探求していける希望、様々な事を思い浮かべ、私自身が芸術と対峙していこうと強く励まされました。素晴らしい著書です。温かく語りかけて下さり、人生の学びを発見出来るような、とても大切にしたい本の一冊です。
2015年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実は近所に住んでいるのでお見かけした事があり、父と同じ年なので興味深かったです。ほんとにお若いです。こころがしなやかで、目標とする女性です。
2013年7月1日に日本でレビュー済み
平易に語られていますが、室井さんの92年の人生経験が詰まった一冊です。
功成り名遂げた人にして、ここまで謙虚なのかと圧倒される記述が随所にあります。
長く外国で「プロ」として生きてこられた方ならではの、日本社会を見る視点も参考になります。
NHKでも拝見しましたが、洒脱なお人柄も魅力的です。
私は、まだ彼女の半分位しか生きていませんが、あと40年したら、
こういう大人になっていたいなぁ、と思わせる方です。
*******************************************
■世の中では「アンチ・エイジング」がブームだそうですが、何で若返りたいのか、私にはよく分からない。
だって、あの頃は、何も知らなかったじゃないの」って思うからです。
決して強がりなんかではなく、若い頃に戻りたいなんて、全く思いません。
それは、今に至るまでに積んできたものの貴重さ、それが表現者にとってどれだけ大切かを、
しみじみ感じているからです。
ヨーロッパで活動している頃、いわゆる「老年期」に入った音楽家達が、毎年見事な変化と
発展を見せる姿を目の当たりにしてきました。
余分なものが取り除かれ、洗練された老練な表現力に魅せられたこともたびたびです。
私自身、年齢とともに、「得たもの」と「失ったもの」を比べてみたら、「得たもの」の方がずっと大きい。
“老いてこそ”得たものを表現していかなければもったいない。
そして、またピアノには分からないことがいっぱいあるから、今の蓄積の上に、さらに少しずつ積み上げていきたい。(45頁)
■髪も染めていますよ。いっそのこと全部が真っ白、見事な白髪だったらそれも素敵だと思いますが、半端なまだらはちょっとね。
髪もボリュームが減ってくるので、ふんわりブローしてもらい、普段買い物に行くときなどは、ぺしゃんこだったら、帽子を着用。
“老いに甘えない”というのは、私のちょっとした美意識。身きれいにしている方が、人も自分も気持ちいいですね。(49頁)
■あるとき、ドイツ人の音楽家と話しているとき「ペルゼーンリヒカイト(立派に確立された個性)というのは生まれつきのもので、
自然に出てくるものでしょうか、それとも自分で見つけ出し、意識的に磨き上げるものなのでしょうか」と聞いたことがあります。
彼の答えは、「それは自然に出てくるものなのさ。勉強していれば、自然に確立されるものなんだよ」というものでした。
そして、私は、82歳のエリー・ナイの演奏を聴いて確信したのです。
怠けることなく生き、勉強を続けていれば、「個性」は自然と醸し出されるものだ、と。 (114頁)
■生涯独身です。いえ、まだ分かりませんが、たぶんね。 (140頁)
■人生に後悔はありません。
だって、後悔してってしょうがないもの。過去は振り返らない。常に前を向いていますね。
ただ、唯一の心残りがあるとすれば、子供だけは欲しかった。自分お命より大切なものを持ってみたかったですね。
「もしピアニストにならなかったら、どうしていたと思います?」って聞かれることもあるけど、
結構なんでも一生懸命やるタイプだから、もし主婦になっていたら、子育てに燃えていた可能性もありますね。 (152頁)
■たとえば親子でレストランに行ったとします。
「何を食べたい?」って聞くと、日本の子はたいてい「何でもいい」と答えます。
自分の意志を持っていない、意志が確立されていないわけです。
ドイツでは、何を食べたいか、ハッキリ言います。万一、「何でもいい」などと答えようものなら、
「お前の頭は空っぽか」と、親から叱られます。小さいときから、意志を確立するよう、教育されるわけです。 (174頁)
■今では、それが子供のためとばかりに、少しでも早くいろいろなことを身につけさせよう、先の教育を受けさせようと、親が頑張ります。
でも、5歳のときの生活を、たっぷり5歳らしく経験しなければ、子供は6歳になれない。6歳の時は6歳を十分に経験しないと、7歳にはなれない。
急がずに、その年齢なりの体験をさせてあげることも必要だと思うのですよ。5歳も、6歳も、7歳も、二度と来ない年齢なのですから。
それは何歳になってからでも同じ。
私自身、80歳になってからも、90歳になってからも、一年一年を目一杯生きてきました。だからこそ、人生に後悔はないといえます。
これからの92歳も、日々めいっぱい生きるつもりです。 (183頁)
以上、抜粋はすべて「大意」です。
******************************************************
私は、クラッシックなど全く縁のない者ですが、
ちょっとリサイタルに行ってみようかな、ちょっとそんなことを考えました。
今後とも、ますますのご活躍をお祈りします。
功成り名遂げた人にして、ここまで謙虚なのかと圧倒される記述が随所にあります。
長く外国で「プロ」として生きてこられた方ならではの、日本社会を見る視点も参考になります。
NHKでも拝見しましたが、洒脱なお人柄も魅力的です。
私は、まだ彼女の半分位しか生きていませんが、あと40年したら、
こういう大人になっていたいなぁ、と思わせる方です。
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■世の中では「アンチ・エイジング」がブームだそうですが、何で若返りたいのか、私にはよく分からない。
だって、あの頃は、何も知らなかったじゃないの」って思うからです。
決して強がりなんかではなく、若い頃に戻りたいなんて、全く思いません。
それは、今に至るまでに積んできたものの貴重さ、それが表現者にとってどれだけ大切かを、
しみじみ感じているからです。
ヨーロッパで活動している頃、いわゆる「老年期」に入った音楽家達が、毎年見事な変化と
発展を見せる姿を目の当たりにしてきました。
余分なものが取り除かれ、洗練された老練な表現力に魅せられたこともたびたびです。
私自身、年齢とともに、「得たもの」と「失ったもの」を比べてみたら、「得たもの」の方がずっと大きい。
“老いてこそ”得たものを表現していかなければもったいない。
そして、またピアノには分からないことがいっぱいあるから、今の蓄積の上に、さらに少しずつ積み上げていきたい。(45頁)
■髪も染めていますよ。いっそのこと全部が真っ白、見事な白髪だったらそれも素敵だと思いますが、半端なまだらはちょっとね。
髪もボリュームが減ってくるので、ふんわりブローしてもらい、普段買い物に行くときなどは、ぺしゃんこだったら、帽子を着用。
“老いに甘えない”というのは、私のちょっとした美意識。身きれいにしている方が、人も自分も気持ちいいですね。(49頁)
■あるとき、ドイツ人の音楽家と話しているとき「ペルゼーンリヒカイト(立派に確立された個性)というのは生まれつきのもので、
自然に出てくるものでしょうか、それとも自分で見つけ出し、意識的に磨き上げるものなのでしょうか」と聞いたことがあります。
彼の答えは、「それは自然に出てくるものなのさ。勉強していれば、自然に確立されるものなんだよ」というものでした。
そして、私は、82歳のエリー・ナイの演奏を聴いて確信したのです。
怠けることなく生き、勉強を続けていれば、「個性」は自然と醸し出されるものだ、と。 (114頁)
■生涯独身です。いえ、まだ分かりませんが、たぶんね。 (140頁)
■人生に後悔はありません。
だって、後悔してってしょうがないもの。過去は振り返らない。常に前を向いていますね。
ただ、唯一の心残りがあるとすれば、子供だけは欲しかった。自分お命より大切なものを持ってみたかったですね。
「もしピアニストにならなかったら、どうしていたと思います?」って聞かれることもあるけど、
結構なんでも一生懸命やるタイプだから、もし主婦になっていたら、子育てに燃えていた可能性もありますね。 (152頁)
■たとえば親子でレストランに行ったとします。
「何を食べたい?」って聞くと、日本の子はたいてい「何でもいい」と答えます。
自分の意志を持っていない、意志が確立されていないわけです。
ドイツでは、何を食べたいか、ハッキリ言います。万一、「何でもいい」などと答えようものなら、
「お前の頭は空っぽか」と、親から叱られます。小さいときから、意志を確立するよう、教育されるわけです。 (174頁)
■今では、それが子供のためとばかりに、少しでも早くいろいろなことを身につけさせよう、先の教育を受けさせようと、親が頑張ります。
でも、5歳のときの生活を、たっぷり5歳らしく経験しなければ、子供は6歳になれない。6歳の時は6歳を十分に経験しないと、7歳にはなれない。
急がずに、その年齢なりの体験をさせてあげることも必要だと思うのですよ。5歳も、6歳も、7歳も、二度と来ない年齢なのですから。
それは何歳になってからでも同じ。
私自身、80歳になってからも、90歳になってからも、一年一年を目一杯生きてきました。だからこそ、人生に後悔はないといえます。
これからの92歳も、日々めいっぱい生きるつもりです。 (183頁)
以上、抜粋はすべて「大意」です。
******************************************************
私は、クラッシックなど全く縁のない者ですが、
ちょっとリサイタルに行ってみようかな、ちょっとそんなことを考えました。
今後とも、ますますのご活躍をお祈りします。
2013年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても素敵な人です。のびのびとおおらかですくすく人生を歩まれた人。あこがれますね。こんな女性になりたいと思わせてくれます。
2021年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良い本なので、友人にも貸しました。