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世界中で迷子になって 単行本 – 2013/4/16

4.0 5つ星のうち4.0 160個の評価

旅、日常が新鮮に愛おしくなる角田マジック

●アジアは水で、ヨーロッパは石なのだ●旅の疲れは移動の疲れと言うよりも、野生の本能を始終使っている疲れなんだろう●7月のあたまにセールなんてするなら、金輪際、5月6月に夏物なんて買わないからな!●じつは若いときからずっとサザエの母、磯野フネに憧れていた。●毎日仕事中、ほとんど負け戦ながらチョコ衝動と闘い続けている。・・・・いずれも本文より。
「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の1冊。読み進めていくと「どうして私の気持ちがここにあるんだろう」とびっくりするほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。そして読後は、心がほっこり癒されます。
--子どもの心で、子どもの財布での旅しか、私はずっとできないのかもしれない。それが、私の作り上げてきた私に相応な「分」なのだろう。最近、そういうことがだんだん受け入れられるようになってきた。開きなおりではない。あんまりかっこよくない自分を、許すことができるようになってきた--あとがきより。身近に感じられる思いをたくさん紡ぐことによって、一冊を読み終わる頃には日々暮らすことを愛おしむ気持ちがじわっとわいてきます。


【編集担当からのおすすめ情報】
旅の途中で、通勤電車の中で、疲れて帰ってきた夜に、旅先で寛いでいるときに…。大人気作家、角田光代さんの言葉は、面白くてしゃれっ気たっぷり、いきいきと心に届きます。意外にお茶目でひょうきんな一面も。難しいことは忘れてゆるーく楽しめる、そして、ハッとさせられる奥深さもある友達のような一冊です。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2013/4/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/4/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 284ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4093882932
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4093882934
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 160個の評価

著者について

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角田 光代
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
160グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年4月9日に日本でレビュー済み
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読めば読むほど旅行がしたくなる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年7月11日に日本でレビュー済み
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前半は紀行文で面白いんだけど、後半は旅とは全然関係のない「モノ」の話。
僕は角田光代さんの文章は小説のほうが好きだな。「対岸の彼女」はすごく好きだった。
2019年4月17日に日本でレビュー済み
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日本人と西欧人の考え方の違いの捉え方が面白かった。
私は何を根拠に安心して毎日を送っているのか?と考えた。
2017年2月14日に日本でレビュー済み
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若い頃に一度訪ねた国にもう一度行って見たいという思いになりました。
ただの紀行文ではない面白さがありました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年9月22日に日本でレビュー済み
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■ 世界中で迷子になって    角田 光代

角田 光代 本の2冊目。
一冊目の「いつも旅のなか」と同じパターンかと思ったら趣が違う。
角田 光代 の " 旅の流儀 " あるいは " 旅の取り扱い説明書 " のようなイメージがある。
「ザ・ゴールド」という雑誌に連載されたエッセイをまとめたもの。
はじめの 1/3 が旅についての " 旅に思う " 、残りが買物についての " モノに思う " 。
特に " モノに思う " では普通のオバサンの日常生活へのコダワリが垣間見えたり。
しかし、ある意味、頑固で正直で一途な人だというのが良くわかる。
万年筆博士でオーダーメイドの万年筆を注文したり、それぞれ違う占いを 10件してもらう
という仕事にチャレンジしたり、その過程での迷いや結果を含めた評価に " 街の哲学者・
思想家 " を感じさせたり。
自分に周りに世間に正直な人、つねに自問する人。あちこち言い訳するのはおそらく
それ以上でも以下でもない " 角田 光代 " を語っているからなのかも知れない。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年12月28日に日本でレビュー済み
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軽いタッチで書かれた海外旅行エッセイで,描写が秀逸な本です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年5月7日に日本でレビュー済み
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角田さんはさすらう作家です。
決してたくましくなくて、なんともおぼつかない足どりなのに、
最終的には訪れた国をぐわっと呑み込んで消化する、感度がビンビン。
今回のエッセイも非常に冴えわたっていて、あちこちでうなります。
旅したくなります、きっと。

ただ、旅エッセイの割合が半分にもいってないのが残念。
もちろんモノについてのエッセイもうまいんですけど、
そこがちょっとマイナスでした。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年5月20日に日本でレビュー済み
本書は、無類の旅好きとしてエッセイも多い著者の、旅をメインテーマとした様々なエッセイ集。

私自身が著者と同世代で旅好きなので、よく分かるのだが、本作の一つ一つのエッセイでの感じ方が実に「あーそうなんだよね」「やっぱそうだよねー」という、正に膝を打つほど見事な表現や描写で旅の醍醐味を描いている。
また、元々の収録媒体の関係で、「旅」と「モノ」と2つのテーマに分かれているのだが、後者の半分くらいも「旅」絡みであるし、題名の「世界中で迷子になって」で違和感のないエッセイ集となっている。
私が著者の愛読者であることを差し引いても、等身大の実体験から共感の持てる生き方・感じ方の提示そして心に伝わる笑いやホンノリなラストという良く出来たエッセイ集として、キチン5☆をつけたい。

一方で、著者は決して旅自慢も私自慢もしない、むしろ謙虚な構えで、旅の面白さや自身の経験を伝えている。著者や私の世代では避けようもなく聳え立つ開高健や沢木孝太郎のようなハードルの高さがないことで、旅を知らない者にも確実に誘いの扉を開いていると思う。
人生を豊かにする上で「旅」や「モノ」は有益であるが、それが有益であるためには、人間自身が豊かな度量(開高健の云う「財布」だ)である必要もある。ぜひカードで旅行や買物をどうぞ!という媒体の掲載記事として著者は実に真っ当な人生訓をメインテーマに据えて個々のエッセイを展開していると思う。

なお、とても些末なことだが、本書の終わりの方で続けて著者が結婚していることが示される。実は、本書の雑誌連載の正にど真ん中で著者は結婚している。そして、結婚していることが分かる作品は正に結婚直後。それまで一人旅とか朝まで飲んでという内容が多かっただけに、なんか微笑ましかった。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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