1991年のイラク戦争、2001.9.11の同時多発テロ、それ以降から2005.10 迄のアメリカを中心とした各国の対応が鋭い切り口で総括されている。
テロには話し合いによる解決は出来ない。
アメリカは中東を民主化しようとしている。
民主主義国間での戦争は今までに起こっていない。
等々ブッシュの目論見が見えてくる。
経済ではアメリカの真似をしてはならないと思うが、政治ではブッシュの考え方がテロの無い、安定した世界を作り出すための、悲劇最小の唯一の方法かもしれないと思った。
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ずぶとい国、ずるい国、そしてバカな国 単行本 – 2005/9/1
落合 信彦
(著)
世界に渦巻く「多国間協調幻想」を斬る!
2001年9月11日の米同時多発テロを境に、世界のパラダイムは大きく変貌した。イラク戦争決議での米欧対立、北朝鮮核開発を巡る6か国協議の迷走、EU憲法の否決、そして国連の形骸化—これらはいずれも「多国間協調主義」の限界を物語っている。もはや世界は「話せばわかる」時代ではなくなり、「話しても解決できない」時代に入った。こうしたなかで、多くの国々はいまだ「話せばわかる」という「幻想」に拘泥し、それが結果として「無法国家の増長」を招くという悪循環を引き起こしている。ずぶとい国、ずるい国、幼稚な国、軟弱な国—が蠢く世界は、まさに「学級崩壊の教室」だ。「子供ばかりになった国際社会」はどこへ行くのか。国際ジャーナリスト・落合信彦氏が分析する。
2001年9月11日の米同時多発テロを境に、世界のパラダイムは大きく変貌した。イラク戦争決議での米欧対立、北朝鮮核開発を巡る6か国協議の迷走、EU憲法の否決、そして国連の形骸化—これらはいずれも「多国間協調主義」の限界を物語っている。もはや世界は「話せばわかる」時代ではなくなり、「話しても解決できない」時代に入った。こうしたなかで、多くの国々はいまだ「話せばわかる」という「幻想」に拘泥し、それが結果として「無法国家の増長」を招くという悪循環を引き起こしている。ずぶとい国、ずるい国、幼稚な国、軟弱な国—が蠢く世界は、まさに「学級崩壊の教室」だ。「子供ばかりになった国際社会」はどこへ行くのか。国際ジャーナリスト・落合信彦氏が分析する。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2005/9/1
- ISBN-104093895554
- ISBN-13978-4093895552
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2005/9/1)
- 発売日 : 2005/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4093895554
- ISBN-13 : 978-4093895552
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,404,267位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2005年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このタイトルを日本を軸にして解釈すると
図太い国=中国
ずるい国=北朝鮮
バカな国=日本
と解釈出来る。ただ、解釈の仕様によっては、中国をずるい国に置き換えたり、北朝鮮を図太い国やバカな国に置き換えることも出来なくはない。しかし日本は今の外務官僚が、あの体たらくである以上、バカな国から脱却出来ないということだ。
著者の言いたい事は恐らく、上記に述べた事なのだろう。
図太い国=中国
ずるい国=北朝鮮
バカな国=日本
と解釈出来る。ただ、解釈の仕様によっては、中国をずるい国に置き換えたり、北朝鮮を図太い国やバカな国に置き換えることも出来なくはない。しかし日本は今の外務官僚が、あの体たらくである以上、バカな国から脱却出来ないということだ。
著者の言いたい事は恐らく、上記に述べた事なのだろう。
2005年12月4日に日本でレビュー済み
落合氏はアメリカに憧れて、アメリカに留学し、それ以来ずっとアメリカを拠点に仕事をしている人だ。
そのため、考え方がアメリカナイズされ、政治的な思想もアメリカ寄りになってしまうのはわからないでもない。
しかし、イラク戦争を正当化し、大成功と評価しているのには疑問を感じる。特に2005年1月のイラク選挙を「世界史の1ページに燦然と輝く」とまで美化しているのには首をかしげる。
落合氏は、長い中東の独裁体制と決別する歴史的な民主選挙と評価し、民主主義国家の第一歩を踏み出したと評価している。
私は、アメリカ(ブッシュ)および落合氏は、民主主義を絶対視、いわば民主主義原理主義に陥っている気がしてならない。
民主主義でない国家は武力で崩壊させてもいいのか?
他国の政治体制、文化を踏みにじるアメリカこそテロリストを育てているのではないのか?
という疑問がどうしてもぬぐえない。
今回の選挙も、ただアメリカに従順な傀儡政権を誕生させただけにしか見えない。軍事力を背景に、イラクをアメリカにとって都合のいい国に作り変えようとしているだけではないのか?
私は落合氏の評価を首肯できない。
また「日本の首相の名前は?」と問われて「小泉」と答えられるアメリカ人は100人中2,3人程度だとして、日本外交の人間力のなさを批判している。
しかし、日本外交の人間力のなさは事実だろうが、それよりもアメリカ人の政治レベルが低いのが原因だろう。
世界2位の経済大国であり、G8のメンバー国であり、政治的経済的にもアメリカと関係の深い日本の首相の名前くらいは知ってないと駄目でしょう。
アメリカ人のレベルが低いとは絶対に言わず、それも日本外交の問題と批判する。
私は、今のアメリカには見習うべき点も確かにあるが、むしろ反面教師とすべき点の方が多いように思う。
国連批判、EU批判などはうなずかされたが、全てにおいてアメリカよりの視点が気になった。
そのため、考え方がアメリカナイズされ、政治的な思想もアメリカ寄りになってしまうのはわからないでもない。
しかし、イラク戦争を正当化し、大成功と評価しているのには疑問を感じる。特に2005年1月のイラク選挙を「世界史の1ページに燦然と輝く」とまで美化しているのには首をかしげる。
落合氏は、長い中東の独裁体制と決別する歴史的な民主選挙と評価し、民主主義国家の第一歩を踏み出したと評価している。
私は、アメリカ(ブッシュ)および落合氏は、民主主義を絶対視、いわば民主主義原理主義に陥っている気がしてならない。
民主主義でない国家は武力で崩壊させてもいいのか?
他国の政治体制、文化を踏みにじるアメリカこそテロリストを育てているのではないのか?
という疑問がどうしてもぬぐえない。
今回の選挙も、ただアメリカに従順な傀儡政権を誕生させただけにしか見えない。軍事力を背景に、イラクをアメリカにとって都合のいい国に作り変えようとしているだけではないのか?
私は落合氏の評価を首肯できない。
また「日本の首相の名前は?」と問われて「小泉」と答えられるアメリカ人は100人中2,3人程度だとして、日本外交の人間力のなさを批判している。
しかし、日本外交の人間力のなさは事実だろうが、それよりもアメリカ人の政治レベルが低いのが原因だろう。
世界2位の経済大国であり、G8のメンバー国であり、政治的経済的にもアメリカと関係の深い日本の首相の名前くらいは知ってないと駄目でしょう。
アメリカ人のレベルが低いとは絶対に言わず、それも日本外交の問題と批判する。
私は、今のアメリカには見習うべき点も確かにあるが、むしろ反面教師とすべき点の方が多いように思う。
国連批判、EU批判などはうなずかされたが、全てにおいてアメリカよりの視点が気になった。