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井沢元彦

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逆説の日本史7 中世王権編(小学館文庫): 太平記と南北朝の謎 (小学館文庫 R い- 1-7) 文庫 – 2003/2/6

井沢元彦 (著)

4.3 166個の評価

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中世王権をめぐる戦乱の記をなぜ『太平記』と呼ぶのか?

日本歴史史上、天皇という王権がこれほどまでに激震した時代があったろうか。王権をめぐって天皇家と、武力をもってのし上がった足利氏との争乱には多くの謎が秘められていた。たとえば、なぜ戦乱の記を『太平記』と呼ぶのか? 「天皇家乗っ取り」目前に急死した足利義満は暗殺されたのか? その義満の野望を、金閣寺の奇妙な三層構造から解読するという大胆な手法を駆使した著者会心の歴史ノンフィクション待望の文庫化なる。

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本の長さ

432ページ
言語

日本語
出版社

小学館
発売日

2003/2/6
ISBN-10

4094020071
ISBN-13

978-4094020076
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2003/2/6)
発売日 ‏ : ‎ 2003/2/6
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 432ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4094020071
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4094020076

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井沢元彦

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昭和29年、名古屋市生まれ。早大法学部卒。TBS入社後、報道局放送記者時代『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞受賞。その後退社し執筆活動に専念。歴史推理・ノンフィクションに独自の世界を開拓。(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『井沢式「日本史入門」講座4　(ISBN-13: 978-4198931230)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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面白い

2021年3月13日に日本でレビュー済み

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室町時代が今ひとつ分からなくて、読んでみました。面白くて、自分なりに時代を把握できた気がします。

役に立った

信託大好きおばちゃん

足利義満の突然死は天皇家を乗っ取ったからではない

2020年12月21日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

大昔に井沢さんの書籍を読んだことがありますが、面白いけどあまり記憶に残らなかったのですが、今回、久々に手に取ってみました。読んだものは、現代の日本人には人気のない時代（南北朝から室町時代）で、この中の足利義満の章に心惹かれました。彼は、極めて優秀な人材で、単なる将軍にとどまらず、太政大臣になって、息子を親王と同様の方法で元服させ、子供に天皇の地位を譲らせ（天皇家乗っ取り）ようと目論んだところ、あと一歩というところで、突然死したようです。この突然死は、暗殺ともいわれますが、なぜ暗殺されたのでしょうか。
　天皇家を乗っ取るなんてけしからんと朝廷、貴族が考えたから？
　いや、私は、おそらく、義満が、明（中国）との交易で大儲けをもくろみ日本国王（つまり明の従属）の署名をして、その人が天皇家を乗っ取ろうとしたからだと思うのです。そんなことしたら、義満は大儲けできるけど、日本は明の介入を妨げることができず、あっという間に明の植民地になってしまう。それが、大変困るから、義満を排除したのかなと。
つまり天皇の本質的価値は、本人が優秀とか、血統がいいとかではなく、外国の干渉を上手にかわせるアイコンに徹せれるかと。それがきちんとできたら、後のお仕事は「よきにはからえ」として、好きなことをしても国家はまず安泰　それが日本という国　天皇という存在の本質♪

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

池月

面白かったです

2018年10月25日に日本でレビュー済み

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真偽はともかく、物語仕立てになっており、南北朝時代当初の複雑な事象もすんなり頭に入ってきました。
教科書では事実しか書いていないので、心情などがあると覚えやすくなります。
理由・背景→事象、という点があるので、論述の参考になるかと思います。

2020年6月25日に日本でレビュー済み

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NHKBSの再放送を見ていてこの時代に興味がわきました。鎌倉時代末期から戦国時代までは、難しく敬遠してきましたが、この度ゆっくり読み返すとおもしろいです。7巻に続いて8巻9巻も購入しました。9巻まで読んだら、もう一度1巻から再読の予定です。

2017年7月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

後醍醐天皇は建武の新政を行った優れた天皇とみなされてきたが実際は責任を他者に押し付ける変節、虚言の名人である。　1331年の元弘の変と1336年の延元の乱で2度廃位され譲位している。　1332年隠岐の島に流罪となり1333年そこから脱出して楠正成を従えて京都に戻る。　足利尊氏は後醍醐追討で幕府から派遣されたが後醍醐の幕府追討の綸旨を受けて天皇方に寝返り六波羅探題を襲撃して新田義貞は鎌倉幕府を滅ぼす。　北条の残党が蜂起した中先代の乱で鎌倉に赴きそこで室町幕府を開く予定でいたが、後醍醐天皇の京都帰還命令でやむなく京都に帰還する。　そこで楠、新田軍に敗れて九州に逃げ延びる。　1336年5月湊川で楠、新田軍を撃破して8月延元の乱で後醍醐天皇を廃位する。　持明院統（北朝）の光明天皇を擁立して3種の神器を後醍醐天皇から受け取る。　大覚寺統の後醍醐は京都から吉野に脱出して南朝を創設する。　後醍醐天皇は後二条天皇の邦良親王が成人するまでの中継ぎであった。　後宇多法王の3年の院政後後醍醐が治天の君になった経緯は不明という。　その後両統迭率立の幕府の命令を無視して自分の子孫を天皇につける。　1324年の正中の変では日野資朝に責任を負わせ1334年の尊氏暗殺計画では護良親王に責任をかぶせて自身は逃げる。　後醍醐天皇は摂関政治や幕府を廃止して天皇の絶対君主制を目指したが近衛兵を持たない非軍事政権のため武家政権を目指す足利に敗れたと言えよう。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

えり

室町幕府の成立と崩壊

2013年2月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

いつもながら本シリーズを楽しく読ませていただいている．読み手側の歴史認識にもよるのだろうが，井沢先生の歴史解釈は不思議と受け入れ易い．今回は「太平記」の解釈がちょっと強弁かなと感じましたが，後醍醐天皇，足利尊氏・義満・義教についての認識が気持ち良く入ってきた．特に足利義教については，以前から織田信長の先駆者的存在であるよう感じていたので，読後にスッキリ爽快感がありました．
読み始めると止まらないシリーズです．

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ヨシオ

大変有難うございました。

2016年6月13日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　かなり目から鱗です。このシリーズは驚きに満ちています。これまでこのような視点から日本の歴史を見てこなかっただけに変に納得させられました。公立の図書館で排除されているようですが、こうした作品も多くの人が読む機会を作ってもよいのでは？とおもいました。どう評価するかは読んだ人の自由ですから。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Amazon カスタマー

商品は綺麗だが、配達遅れあり、

2020年4月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

商品は綺麗、ただ配達遅れた。

役に立った

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