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福田和也

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岐路に立つ君へ: 価値ある人生のために (小学館文庫 R ふ- 8-2) 文庫 – 2002/10/1

福田和也 (著)

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就職、仕事、転職、結婚など、人生の十字路で悩む若い人々へ贈るアドバイス。死んだ親友の息子への手紙で綴られる真摯な言葉が、読む人に力と励ましを与えてくれる。今、あなたが考えなければならない大事なこととは？
　　年長の友人を死の床に見舞った時、僕は厄介なことを頼まれた。彼の息子N君の面倒を見てくれ、「男の生き方」を教えてやってくれ、と頼まれたのである│こうして始まったN君への折々の手紙。「死者の視線とともに生きることぐらい大事なことはない」「就職をするのは簡単だ、でも仕事を見つけるのは難しい」「君が内定を得られなかったのは君自身の『存在』『価値』とはまったく関係ない……」
　就職、転職、独立、結婚など人生の岐路で悩む若者への真摯な言葉は、読む人に力と励ましを与えずにおかない。「人生」をほんのちょっとだけ真剣に考えてみよう。

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本の長さ

202ページ
言語

日本語
出版社

小学館
発売日

2002/10/1
ISBN-10

4094028978
ISBN-13

978-4094028973
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2002/10/1)
発売日 ‏ : ‎ 2002/10/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 202ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4094028978
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4094028973

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福田和也

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1960（昭和35）年東京生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学環境情報学部教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒。同大学院修士課程修了。1993年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、2002年『地ひらく』で山本七平賞受賞。著書に『日本の近代（上・下）』『昭和天皇』など多数。

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KAZU

覚悟を教えてくれる

2015年12月3日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

他人に迷惑を掛ける…自分に跳ね返って来る怖さを教えてくれる。
慶應大教授ならではの重みを感じる。

2009年4月6日に日本でレビュー済み

福田和也氏の欲望が透けて見えすぎて気持ち悪くなりました…何でお坊ちゃまは皆このような根本思想を持っているのでしょうか。典型的・型にはまり過ぎてます。

まともに見えることを述べているが、この述べられていることの条件を満たすには一定の恵まれた状態が絶対に必要だ。つまり、ある条件をクリアした人間があくまで参考にできるコンパスの役目を果たす本だ。とくに美意識という部分。素晴らしくて絶対になくしてはいけない意識だと思うがやはり難しいものだと思う。この本のタイトルは「岐路に立つ君へ」ではなく「岐路に立つ、そこそこ裕福な育ち・恵まれた環境いる君へ」にするとより具体的になると思う。

福田氏は裕福で恵まれた育ちであって「日本の家郷」や「甘美な人生」などの素晴らしい作品を書かれているだけあって高級文芸を語る能力は素晴らしすぎるがそれ以外の部分はあまりにも認識の網の目が大きすぎる。恵まれすぎた環境から何かを語ろうとする典型的な官僚・政治家主義だ。お金が無くてもみたいなことを何回も言っているが大金持ち以外の状態は生まれてから恐らく死ぬまで経験したことが無いのに何が分かるのだろうか。福田氏の高級文芸批評以外の本は社会の具体性の強さをあまりにも持っていないので読むことができなくなることがある。現代社会のノンフィクションを書くために歩いたことも無い人間の社会に対する発言の何を信用したらよいのだろう？
福田氏には高級幻想社会の戯れ・おべっか技法以外学ぶことはほとんど無いような気がする。

社会と人生を知っている（と勘違いしている）地位と金と名声に目が無い裕福なオジサンのオジサン社会からみた自分が偉くなりたいと考えている幻想的若者へのポエムだろう。オジサン社会のルールをまともに肯定して自分の法に変更を加えずにそのまま取り入れて守ってしまったら失敗しすぎてしまう。

言明の根本思想を探ると自分が「偉くなる」ことについてしか考えてないのはいったいどういうことなのだろうか？悪口は最高など他の本で書いていたりもするし。福田氏には全く期待していないが自分が偉くなる事よりも今生きている他者の幸福について少しぐらいは考えて欲しい。この人はいったい何なのだろう。この人の本はほとんどが自分の価値を高めるための単なるおべっか商売戦略のためのものにしか見えなくなる。というか、自分が地位を獲得するための本か自分の金を獲得するための本かの２分節だけで福田氏の本が分けられるような気がしてならない。

日本の家郷、甘美な人生の素晴らしさに感動した自分が今では恥ずかしい。そもそも芸の世界は苦労話でお涙頂戴、金が儲かるの世界だったよな…しょうがないのか。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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はるまき

何歳でも、何度でも読んでほしい。

2018年3月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

直接教わっていないが、大学の先生の著作。
文化祭の講演会でお話をきき、それから大切にしている。

就職してしばらくして、これでいいのかと悩んだとき、
就職と仕事は違う。
仕事とは、自分が全てをかけられるものだ。
この言葉が響き、そのように行きたいと思い、転職して新しいことに挑戦する後押しになった。

立ち止まったとき、またこの本を読む。
そうすると前回は理解できず響かなかったところに,感銘を受け考えさせられる。

岐路に立つ、友人や後輩に、いつもプレゼントしている。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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koheist

優しい言葉。

2004年12月27日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

夢ややりたいことが見出せず、NEETがあふれる現代においては本当の生き方を実践するのはなかなか難しい。
１．自分のやりたいこと
２．自分ができること
３．世間が求めていること
この３つを満たせた人は幸運だ。あまねく成功者になっている。この３つがそろわないために人は紆余曲折、試行錯誤を繰り返す。
「３５までにやりたいことがみつかればいいね」
言論界で活躍する著者が若者に発したこの言葉は僕の心にすごく優しく響いた。
著者自身も辛酸を舐めているがゆえに説得力が増す。
仕事とはなにか？
生きるとはなにか？
もう一度問い直そう。
そして自分の人生を自分の手で勝ち取っていつか福田氏とお酒を飲んでみたい。

19人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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エリエール

岐路に立つ私へ

2011年8月26日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

今、まさに迷っている岐路に立っていると思っている人は読んでみる価値があると思う。
ストーリーは「男の生き方」について展開されていくが、これの「女の生き方」バージョンも読んでみたい。
結婚している・していない、子どもがいる・いない、仕事を続ける・続けない
どれを選択しても「これぞ女の生き方！」みたいなのがあったらいいな〜と思います。
☆３つ。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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えびす丸３２

福田さんの意外な一面が見れました。

2007年5月4日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

「福田さんでもこんな優しい語り口で書くことがあるんだな〜。」

失礼な話ですが、そう思いながら読みました。

（この文体自体に大きなメッセージが込められています。）

私は、学生生活の終わりにこの本を初めて手に取りましたが、

社会人になった今でも、人生に対して非現実的な選択をしそうになった時、

本書を読み返し、冷静さを取り戻します。

いま現在、現実を直視することが辛い人に薦めたい１冊です。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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チャンチキチ

挫けそうな時、読み返したい。

2003年4月17日に日本でレビュー済み

　厳しくとも優しく、単なる理想論ではない人生論。学生時代に会っておきたかった気がするが、まだ遅くないなと感じた。説教臭いところは全くなく、真摯に自分の心に響くものを感じた。挫けそうになった時、またこの本をひも解いてみたいと読み終わった時に感じた。３５際までには出会っておきたい。それは励ましとして「３５までにやりたい仕事が見つかるといいね」という言葉があるからだ。これは心地よく読める年齢というものがあると思う。

26人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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福田 和也

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