賛成、反対それぞれ二人ずつの論考を掲載してるが、筆者にもう少し有名どころを揃えて欲しかった。私は加地氏以外は知らない人達でしたので。また賛成論のお二方の論拠はどちらも日本独自の神道形式を認めよという殆ど重なった意見だったので、もう少し違った意見も読みたかった。
尾畑氏の文章はかなり熱のこもったものだが、小泉首相の靖国参拝とハンセン病訴訟控訴断念を関連づけて論ずるあたりなど、どうも強引の謗りを免れまい。
巻末の「(付録)靖国神社へ行ってみよう」は靖国神社のコンパクトなガイドブックといった趣きで、意外な拾い物であった。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
靖国神社をどう考えるか: 公式参拝の是非をめぐって (小学館文庫 R か- 8-2) 文庫 – 2001/7/1
加地 伸行
(著)
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2001/7/1
- ISBN-104094046224
- ISBN-13978-4094046229
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2001/7/1)
- 発売日 : 2001/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 220ページ
- ISBN-10 : 4094046224
- ISBN-13 : 978-4094046229
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,019,324位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1936年生まれ。60年、京都大学文学部卒業。高野山大学、名古屋大学、大阪大学、同志社大学を経て、大阪大学名誉教授、立命館大学フェロー。専攻は中国哲学史。文学博士(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『中国人の論理学 (ISBN-10: 4480095373)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2005年8月21日に日本でレビュー済み
靖国神社のように多くの問題をはらみ,意見が分かれる課題の書物は,客観的に淡々と事実を述べるものは少ない.
たいてい,著者の意見(信念!?)がどのページにも反映される.
事実のみを話すべき章においても,事実と意見が混在していることもある.
そのため,まずはいろんな視点からの意見を,簡潔に数多く聴きたい読者にとって,長い一方向からの意見である書物は,遠慮したい.
この書物は,賛成2人,反対2人の著者の主張とその理由が述べられている.
対談形式はないので,最後まで主張を聞き取れるのがうれしい.
著者らの主張に,疑問に思うこと納得できることが,賛否どちらかからだけではなく,おそらく両方から受け取ることができるだろう.
たいてい,著者の意見(信念!?)がどのページにも反映される.
事実のみを話すべき章においても,事実と意見が混在していることもある.
そのため,まずはいろんな視点からの意見を,簡潔に数多く聴きたい読者にとって,長い一方向からの意見である書物は,遠慮したい.
この書物は,賛成2人,反対2人の著者の主張とその理由が述べられている.
対談形式はないので,最後まで主張を聞き取れるのがうれしい.
著者らの主張に,疑問に思うこと納得できることが,賛否どちらかからだけではなく,おそらく両方から受け取ることができるだろう.