言葉にならない。
生きている私達には、今 がある。
その 今 がとても愛おしく感じた。
まだまだ元気に生きていけることが
当たり前と普段思っていたが、
命の保証は誰にもない。
当たり前は無い。
だから、今 に生きたい。
そう感じた。
中古だが、きれいな状態だった。
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僕の死に方 エンディングダイアリー500日 (小学館文庫 か 33-2) 文庫 – 2014/2/6
金子 哲雄
(著)
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「命の始末」を綴ったベストセラーを文庫で
「時間を忘れて一気に読んでしまった」「こんなに涙が止まらなかったことは初めてです」「これからも何度も読み返すと思う」「悲しいけれどあたたかい気持ちになりました」・・・
世代、性別を越えて、異例ともいえる数の感想が今も寄せられ続けています。
突然の余命宣告。
絶望の中で、やがて彼は自らの「命の始末」と向き合い始める。その臨終までの道程は、とことん前向きで限りなく切なく愛しいものでした。
これは、41歳で急逝した流通ジャーナリストの見事な死の記録です。
【編集担当からのおすすめ情報】
死の宣告を受けた金子哲雄さんが、最後に渾身の力を振り絞って書き上げたのが本書です。死と生に向かい合う、誰もが心を揺さぶられるメッセージを、一人でも多くの方に読んでいただければと思います。
「時間を忘れて一気に読んでしまった」「こんなに涙が止まらなかったことは初めてです」「これからも何度も読み返すと思う」「悲しいけれどあたたかい気持ちになりました」・・・
世代、性別を越えて、異例ともいえる数の感想が今も寄せられ続けています。
突然の余命宣告。
絶望の中で、やがて彼は自らの「命の始末」と向き合い始める。その臨終までの道程は、とことん前向きで限りなく切なく愛しいものでした。
これは、41歳で急逝した流通ジャーナリストの見事な死の記録です。
【編集担当からのおすすめ情報】
死の宣告を受けた金子哲雄さんが、最後に渾身の力を振り絞って書き上げたのが本書です。死と生に向かい合う、誰もが心を揺さぶられるメッセージを、一人でも多くの方に読んでいただければと思います。
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2014/2/6
- 寸法10.5 x 1.3 x 15 cm
- ISBN-104094060200
- ISBN-13978-4094060201
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2014/2/6)
- 発売日 : 2014/2/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 250ページ
- ISBN-10 : 4094060200
- ISBN-13 : 978-4094060201
- 寸法 : 10.5 x 1.3 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 101,721位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 495位小学館文庫
- - 23,077位ノンフィクション (本)
- - 29,362位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
余命ゼロの難病にかかってしまい、すべての大病院から見捨てられるという不運、
しかし最期まで寄り添ってくれる妻と、
死期が近づいても生きがいである仕事を提供する雑誌社、
終末期医療のスペシャリストが居て、
それらに支えられながら必死で最期まで生き抜いています。
死の淵にいても最後まで仕事と執筆をして、
死んだあとの後始末まで考える。
41歳という若さでそれをやり遂げるのは凄いです。
できるだけ思考をニュートラルに保って仕事をしたいという事で、
痛み止めの量を通常より減らしていたというのが本当にプロフェッショナルだなと。
こういう生き方もある、という勉強になりました。
しかし最期まで寄り添ってくれる妻と、
死期が近づいても生きがいである仕事を提供する雑誌社、
終末期医療のスペシャリストが居て、
それらに支えられながら必死で最期まで生き抜いています。
死の淵にいても最後まで仕事と執筆をして、
死んだあとの後始末まで考える。
41歳という若さでそれをやり遂げるのは凄いです。
できるだけ思考をニュートラルに保って仕事をしたいという事で、
痛み止めの量を通常より減らしていたというのが本当にプロフェッショナルだなと。
こういう生き方もある、という勉強になりました。
2015年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
病院に勤めている医療人です。
ある日、患者様から渡されたのがこの本です。
『これすごく印象に残る本だからスタッフみんなで読んでみて』
今までまともに本を読んだ経験などなかった私。
本なんてどうせ自分には読めるわけないよ。そう思いながらオレンジ色の本が手渡されました。
『僕の死に方』
昨日仲良く話していた患者さんが、あくる日にはもうこの世にはいない。
悲しいながら、こういったことが珍しくない環境で仕事をしています。
死が身近にある私としては何か惹きつけられるものがありました。
金子さんの幼少期の生き方、死期を悟ってしまってからの生き方。
死を宣告されてからの約500日の戦いの記録が書かれています。
仕事の休憩時間に読みきれず、持って帰らせてもらい1日で読み切ってしまいました。
『今すぐ死んでも驚かない』
医師から余命0日宣言されてからも、ためになる情報をたくさんの人に伝えていきたい。
しかし、周りの人に病気のことを知られてしまうと気を遣われたり迷惑をかけてしまう。
そう思い、病気のことを周りに一切隠してまで弱りきった体に鞭を打ち仕事に没頭した金子さん。
仕事だけでなく、自分の葬儀までも情報として発信したいと考られ、葬儀を自分の最期の仕事として
プロデュースしたという本当に強い気持ちを持たれた方です。
一時期、金子さんがテレビに出演されていたのを見てビックリしたのをよく覚えています。
ふくよかでぽっちゃりしている印象だった金子さんが激やせ。
健康の為にダイエットでもしたのかな?ぐらいにしか考えてませんでした。
そうじゃなかったんですね。薬の副作用、体調不良などによる食欲低下だったとは…
まさかあの時病気だったとは誰も思わなかったのではないでしょうか。
病気を病気だと思わせないその精神力の強さには驚かされます。その時のお気持ちなど細かく書かれています。
この本は私が様々な本を読み始めるキッカケとなった本です。
これを読ませて頂いてから本の素晴らしさに気付き、むさぼるように本を読むようになりました。
それぐらい惹きつけられる何かがありました。今でも印象に残っている大切な本です。
ある日、患者様から渡されたのがこの本です。
『これすごく印象に残る本だからスタッフみんなで読んでみて』
今までまともに本を読んだ経験などなかった私。
本なんてどうせ自分には読めるわけないよ。そう思いながらオレンジ色の本が手渡されました。
『僕の死に方』
昨日仲良く話していた患者さんが、あくる日にはもうこの世にはいない。
悲しいながら、こういったことが珍しくない環境で仕事をしています。
死が身近にある私としては何か惹きつけられるものがありました。
金子さんの幼少期の生き方、死期を悟ってしまってからの生き方。
死を宣告されてからの約500日の戦いの記録が書かれています。
仕事の休憩時間に読みきれず、持って帰らせてもらい1日で読み切ってしまいました。
『今すぐ死んでも驚かない』
医師から余命0日宣言されてからも、ためになる情報をたくさんの人に伝えていきたい。
しかし、周りの人に病気のことを知られてしまうと気を遣われたり迷惑をかけてしまう。
そう思い、病気のことを周りに一切隠してまで弱りきった体に鞭を打ち仕事に没頭した金子さん。
仕事だけでなく、自分の葬儀までも情報として発信したいと考られ、葬儀を自分の最期の仕事として
プロデュースしたという本当に強い気持ちを持たれた方です。
一時期、金子さんがテレビに出演されていたのを見てビックリしたのをよく覚えています。
ふくよかでぽっちゃりしている印象だった金子さんが激やせ。
健康の為にダイエットでもしたのかな?ぐらいにしか考えてませんでした。
そうじゃなかったんですね。薬の副作用、体調不良などによる食欲低下だったとは…
まさかあの時病気だったとは誰も思わなかったのではないでしょうか。
病気を病気だと思わせないその精神力の強さには驚かされます。その時のお気持ちなど細かく書かれています。
この本は私が様々な本を読み始めるキッカケとなった本です。
これを読ませて頂いてから本の素晴らしさに気付き、むさぼるように本を読むようになりました。
それぐらい惹きつけられる何かがありました。今でも印象に残っている大切な本です。
2012年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本人はいかに多忙かを書いてあるが、僕はラジオは全く聴かないし、
テレビも「ほんまでっかTV」は、嘘くさそうで見ないし、
ましてや女性セブンのような低級ゴシップ雑誌は読まない
ので、金子さんはまったく知らない存在でした。
数千万人に1人、論文が世界で3本だけという「肺カルチノイド」
を患いながら、働いて、自宅で亡くなるまでが書いてある。
レビューが高かったので買いましたが、ちょっと期待外れ
の感があります。「死生観」や、「葛藤」をもっと書いて
欲しかったです。
1回目読んだ時は、星1つでしたが、2回読むと、星3つに
なりました。
この人は、絶望的な中、いい医者、いい友だち、いい僧侶
に恵まれていると思います。
「いつ死んでもおかしくない」と言われてから500日走り続けた
金子さんには、「ご苦労様です」という言葉しかないです。
テレビも「ほんまでっかTV」は、嘘くさそうで見ないし、
ましてや女性セブンのような低級ゴシップ雑誌は読まない
ので、金子さんはまったく知らない存在でした。
数千万人に1人、論文が世界で3本だけという「肺カルチノイド」
を患いながら、働いて、自宅で亡くなるまでが書いてある。
レビューが高かったので買いましたが、ちょっと期待外れ
の感があります。「死生観」や、「葛藤」をもっと書いて
欲しかったです。
1回目読んだ時は、星1つでしたが、2回読むと、星3つに
なりました。
この人は、絶望的な中、いい医者、いい友だち、いい僧侶
に恵まれていると思います。
「いつ死んでもおかしくない」と言われてから500日走り続けた
金子さんには、「ご苦労様です」という言葉しかないです。
2014年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
thank you for sending me this wonderful book
2013年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「肺カルチノイド」という難病で、41歳で早逝した流通ジャーナリスト・金子哲雄さんの、500日にわたる闘病と死の記録。
だが、これまでの「闘病記」とは、明らかに一線を画する。
それは、金子さんがまさに「願い通り」最後の一日まで働き、妻と共に在宅で心ゆくまで語らい、お世話になった人々への配慮を亡くなる直前まで続けた、見事な「生きざま」と「死にざま」が赤裸々につづられたものだからである。
何と、最後に掲載されている「通夜・告別式の会葬礼状」は、金子さんが亡くなる前日(昨年10月1日)に書かれたものだから、驚きである。
「人生における早期リタイア制度を利用させて頂いた」と、死の直前においてなおユーモアを忘れぬ温かい人柄と、芯の強さに心打たれた。
それと、印象深く残ったのは、奥様(稚子さん)の聡明さと心の強さ、そして、生死をも超越した美しい夫婦愛である。
全体で200ページちょっとの本だが、奥様が書いた「読んでくださる皆様に」と「あとがき」を合わせると43ページ。つまり約5分の1を奥様が書いている。
そして、ここからまた、深い思いが伝わってくるのである。
夫婦とも、何度も涙を見せる場面があるが、別れゆく辛さに、語らいを重ねる中で耐え、新しい境地を開いていく。
人を気遣い続けた夫に対し、妻はこう願う。
「最後の最後に、金子が自分だけのために『こうしたい』と言う希望を、私はすべて叶えたいと思いました。そのことで、傷つく人がいることはわかっていましたが、怒られても恨まれても実現しようと、覚悟を決めました」
この「覚悟」の決め方に、女性の愛情の深さ、強さ、美しさの極致を見るような思いがした。
さらに、生死をめぐる語らいを通して、次のように綴っている。
(以下引用)
「稚ちゃん、生きることと死ぬことって、やっぱり同じだよな」
最後の1か月、金子はよくそう言いました。
併走していた私も、それに共感できました。
(中略)
今、この瞬間にも前に進むことで、金子を感じ、共に生きることができる。
金子との新しい関係は、こういうことではないかと、今、私は思っています。
こんな心境になれたのも、金子が在宅死を選択してくれたからだと思います。
(引用終わり)
金子さんが、この奥様の思いを知れば、どんなにか救われるだろう。
いや、十分に分かっていたに違いない。
いずれは、この世の、どんな夫婦にも別れは来る。
その時には、互いに、こんな境地でありたいものだ。
金子さん夫妻が残してくれた、生死を超えた著作に、心からの感謝を捧げたい。
だが、これまでの「闘病記」とは、明らかに一線を画する。
それは、金子さんがまさに「願い通り」最後の一日まで働き、妻と共に在宅で心ゆくまで語らい、お世話になった人々への配慮を亡くなる直前まで続けた、見事な「生きざま」と「死にざま」が赤裸々につづられたものだからである。
何と、最後に掲載されている「通夜・告別式の会葬礼状」は、金子さんが亡くなる前日(昨年10月1日)に書かれたものだから、驚きである。
「人生における早期リタイア制度を利用させて頂いた」と、死の直前においてなおユーモアを忘れぬ温かい人柄と、芯の強さに心打たれた。
それと、印象深く残ったのは、奥様(稚子さん)の聡明さと心の強さ、そして、生死をも超越した美しい夫婦愛である。
全体で200ページちょっとの本だが、奥様が書いた「読んでくださる皆様に」と「あとがき」を合わせると43ページ。つまり約5分の1を奥様が書いている。
そして、ここからまた、深い思いが伝わってくるのである。
夫婦とも、何度も涙を見せる場面があるが、別れゆく辛さに、語らいを重ねる中で耐え、新しい境地を開いていく。
人を気遣い続けた夫に対し、妻はこう願う。
「最後の最後に、金子が自分だけのために『こうしたい』と言う希望を、私はすべて叶えたいと思いました。そのことで、傷つく人がいることはわかっていましたが、怒られても恨まれても実現しようと、覚悟を決めました」
この「覚悟」の決め方に、女性の愛情の深さ、強さ、美しさの極致を見るような思いがした。
さらに、生死をめぐる語らいを通して、次のように綴っている。
(以下引用)
「稚ちゃん、生きることと死ぬことって、やっぱり同じだよな」
最後の1か月、金子はよくそう言いました。
併走していた私も、それに共感できました。
(中略)
今、この瞬間にも前に進むことで、金子を感じ、共に生きることができる。
金子との新しい関係は、こういうことではないかと、今、私は思っています。
こんな心境になれたのも、金子が在宅死を選択してくれたからだと思います。
(引用終わり)
金子さんが、この奥様の思いを知れば、どんなにか救われるだろう。
いや、十分に分かっていたに違いない。
いずれは、この世の、どんな夫婦にも別れは来る。
その時には、互いに、こんな境地でありたいものだ。
金子さん夫妻が残してくれた、生死を超えた著作に、心からの感謝を捧げたい。
2019年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ縁遠いと思っている死に対して、ちしきが上書きされた本でした。残された人たちにことを一番に考えている、考えうることすべてを準備し、実行していた。Twitterでお勧めされていたからという理由だけで読みましたが、スッと入ってくる文章でした。