あやふやで儚げな、
生まれてくる時代を間違えてしまったかのような、
美しい男女の織り成す物語。
それは、実存する喫茶店を舞台としながらも、
現代とは逸脱した、幻想的な空間です。
大正ロマンあるいは中世ヨーロッパ。
そんな雰囲気があります。
淡い恋の物語を、
この中に登場するカフェーで
一人静かに読みたいと思います。
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カフェー小品集 (小学館文庫 N た- 1-1) 文庫 – 2003/3/1
嶽本 野ばら
(著)
琥珀の中のバッハ-みゅーず- 他
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104094080147
- ISBN-13978-4094080148
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4094080147
- ISBN-13 : 978-4094080148
- Amazon 売れ筋ランキング: - 301,292位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月26日に日本でレビュー済み
高校3年の女子のレビューです。
この小説はとても色のある世界感を
持っている気がします。
少し周りを見下して生きている部分や
独特の口調、個性的なキャラクターが特徴的です
嶽本野ばらさんの作品を読んだのは初めてでしたが、
最初は少し よくわからないなあと思いつつ
読み進めていたら一途すぎる純粋すぎる部分や
少し変わった恋愛観に惹かれて
どんどん読んでしまいました。
自分としても、
同じことを過去に口にしたことがあるなあ
という場面もあり、
すごく真面目に読みました。
何と言っても一途で丁寧で、
少し遠慮がちだったり、不器用な
ほんのちょっぴり歪で優しさのある恋愛です。
とても素敵でした◎
( ' v ` )失礼しました
この小説はとても色のある世界感を
持っている気がします。
少し周りを見下して生きている部分や
独特の口調、個性的なキャラクターが特徴的です
嶽本野ばらさんの作品を読んだのは初めてでしたが、
最初は少し よくわからないなあと思いつつ
読み進めていたら一途すぎる純粋すぎる部分や
少し変わった恋愛観に惹かれて
どんどん読んでしまいました。
自分としても、
同じことを過去に口にしたことがあるなあ
という場面もあり、
すごく真面目に読みました。
何と言っても一途で丁寧で、
少し遠慮がちだったり、不器用な
ほんのちょっぴり歪で優しさのある恋愛です。
とても素敵でした◎
( ' v ` )失礼しました
2002年2月4日に日本でレビュー済み
どこかにあるかもしれない、物語の中の理想のカフェー、ではなくてここに出てくるお店は全部実在するものです。それがあたかも「戦前には・・・」と言った風情で紹介されるので、旧きよき時代の物語のように聞こえます。実在して、首都圏に住んでいるなら行こうと思えば行けますし、著者も書いているようにいつなくなってしまってもおかしくないくらい慎ましやかなお店が覆いようですから、客は行った方がいいのでしょう。でも、AnAnやHanako片手に「あーっ ここここ!!」みたいに踏み込んで、せっかくのお店の雰囲気をぶち壊す輩と同じ行為をするようで気後れしています。空想でも充分、と思わせる筆力です。
2003年5月1日に日本でレビュー済み
ナルシストかなあ~と思っていて、手にしたことのなかった作者の本。
しかし、読んでみれば確かに書き方が上手。
だけれど、「凡庸な~」というのは例えば蓮実重彦さんのマキシム・デュカン論を即座に頭に思い出しちゃったり、その中の、自分はこう見られるというのも、以前何処かで読んだことがあるのにそっくり。
なにも貶しているわけではありません。
この若さにして、おそらくかなりの読書量だと、感心したのです。
ただ、やはりスムーズに読めない回想のような文体があるのも事実。
さらっと読めたらモットすばらしいかも。
しかし、読んでみれば確かに書き方が上手。
だけれど、「凡庸な~」というのは例えば蓮実重彦さんのマキシム・デュカン論を即座に頭に思い出しちゃったり、その中の、自分はこう見られるというのも、以前何処かで読んだことがあるのにそっくり。
なにも貶しているわけではありません。
この若さにして、おそらくかなりの読書量だと、感心したのです。
ただ、やはりスムーズに読めない回想のような文体があるのも事実。
さらっと読めたらモットすばらしいかも。
2012年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近旅行で訪れた小樽の純喫茶店が舞台になっている小説が含まれていたので読んでみたんだけど、文章が読みにくい
2019年6月12日に日本でレビュー済み
"或るデザイナーは悦びの数だけブティックは存在するといいました。それならばカフェーは、きっと悲しみの数だけ存在するのでしょう"著者による12の実在する(した)お店紹介と様々な恋愛話は発刊の2001から時間がたって半数以上のお店が既に閉店しているからこそ、より幻想的に感じられる。
個人的には、かって喫茶店巡りが好きだった頃に本書を手にとって各地の喫茶店を巡ったことを思い出しながら久しぶりに再読したわけですが。相変わらず好みのわかれる文書には懐かしさを覚えつつ、一方で店主へのインタビューにより語られた店の沿革、そして外観や内部の描写には(全てを確認したわけではないが)掲載された多くの店が2018年現在、既に閉店していることから、より貴重さを増していると感じました。
スタバではなく、喫茶店、カフェー好きな誰かに。また、かって通ったお店の記憶を思い出したい誰かにオススメ。
個人的には、かって喫茶店巡りが好きだった頃に本書を手にとって各地の喫茶店を巡ったことを思い出しながら久しぶりに再読したわけですが。相変わらず好みのわかれる文書には懐かしさを覚えつつ、一方で店主へのインタビューにより語られた店の沿革、そして外観や内部の描写には(全てを確認したわけではないが)掲載された多くの店が2018年現在、既に閉店していることから、より貴重さを増していると感じました。
スタバではなく、喫茶店、カフェー好きな誰かに。また、かって通ったお店の記憶を思い出したい誰かにオススメ。
2006年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カフェではなく、カフェーという言葉にこだわりを持って、その世界観を作り上げている本書。
しかしながら独特ともいえる世界観もこじんまりとしすぎていてどこか広がりが見られない。
静かに佇みながら、内へ内へとこもっていく。そんな印象だ。
しかしながら独特ともいえる世界観もこじんまりとしすぎていてどこか広がりが見られない。
静かに佇みながら、内へ内へとこもっていく。そんな印象だ。
2005年4月18日に日本でレビュー済み
おしゃれなカフェは若者で賑っているし、寂れた喫茶店は外回りのサラリーマンばかりで居心地が悪い。ミルクティでも啜りながら静かに読書がしたい。そんな時訪れたいカフェーがデータ(住所、電話番号)とともに掲載され物語の舞台となった場所を、その気があれば、実際に見ることもできる。という本。
淡い恋のような・夢のような物語は、ここに登場するひっそりと現実から逸脱したようなカフェーによく似合います。いつかこの本を持って、カフェー巡礼に出掛けてみたいものです。
淡い恋のような・夢のような物語は、ここに登場するひっそりと現実から逸脱したようなカフェーによく似合います。いつかこの本を持って、カフェー巡礼に出掛けてみたいものです。