テンポのいい展開で嶽本野ばら氏の得意なロリータちゃんと、ミスマッチなヤンキーちゃんの掛け合いが楽しい小説。あっという間に読了。
映画版も是非見たい。
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下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん〔小学館文庫〕: ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫 た 1-3) 文庫 – 2004/3/5
嶽本 野ばら
(著)
四方八方田んぼだらけの茨城県下妻。そんな田舎で浮きまくりのバリバリロリータ少女・桃子は、大好きなお洋服欲しさに始めた個人販売で、これまた時代遅れなバリバリヤンキー少女・イチゴと出会う。見た目も趣味も全く違うこの二人。わかり合えるはずはないのに、やがて不思議な友情が芽生えて……。ギャグぶっちぎり! 思いっきり笑ってほんのり泣ける爆走青春ストーリー。あの「温泉卓球」コマーシャルを撮ったCFディレクター・中島哲也氏が自ら監督を名乗り出た素敵な素敵な映画化原作!
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/3/5
- ISBN-104094080236
- ISBN-13978-4094080230
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2004/3/5)
- 発売日 : 2004/3/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4094080236
- ISBN-13 : 978-4094080230
- Amazon 売れ筋ランキング: - 291,595位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み直すたびに元気の出る一冊。辛い時、苦しい時に2人の友情に助けられる。
2017年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本も速攻買って読んでみました。他のレビュアの方がおっしゃてますが、映画のおもしろさは元の小説に負うところが大きいですね。違いといえば、映画では結構重要な脇役である八百政が小説には無いキャラだったり、最初のシーンの桃子がはねられる交通事故がなかったりと、映画は映画で考えた作りになっていることがわかりました。
2019年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
秀才と不良の友情など、これまで使い古されて手垢でガビガビになったようなプロットを、圧巻の文体と人物描写で傑作の域にまで引き上げた、変態嶽本野ばら恐るべし。
2008年2月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は暇つぶしに〜位に思ってたんですけど、読み始めたら、一気に読んでしまいました。
登場人物が皆個性豊かで、桃子とイチゴのコンビネーションが抜群です。
桃子は桃子の、イチゴはイチゴの信念に基づき行動している二人の姿に憧れをおぼえましたね・・・。
こんな人生だったら楽しいだろうなぁ〜って(笑)
登場人物が皆個性豊かで、桃子とイチゴのコンビネーションが抜群です。
桃子は桃子の、イチゴはイチゴの信念に基づき行動している二人の姿に憧れをおぼえましたね・・・。
こんな人生だったら楽しいだろうなぁ〜って(笑)
2006年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんな小説が日本にもあったのか!映画化作品を観て、文字通りぶっ飛んで、原作を続編もいれて読みました。傑作です。アイン・ランドの『水源』を読んで以来のことです。読みながら、大笑いしながら大泣きしながら、生きる勇気をもらうことができたのは。嶽本野ばらさん、ありがとうございます!書いてくださって、ありがとうございます!
「リバタリアン」とは、政治思想においては、超自由主義者といいますか、個人の自由なる選択と自己責任を支持し、どんな人生だろうが、本人が納得しているのならば、他人に直接的迷惑かけないんならば、いいんだよ、そんなこと他人や社会や学校や政府が干渉することないんだよ、「共通善」なんてもの時代状況によっていくらでも変わるんだ、今このときを生きる個人の欲望と意志こそが神聖不可侵だという思想であります。
つるんで共依存の、公務員になりたがるばかりの寄生虫根性の権威主義の奴隷根性の日本には、リバタリアン文学はないのだ・・・と諦めておりましたが、発見しました!やっと発見しました!
欲望に忠実に、ロリータ道をただただ突き進む桃子とあっぱれ素直バカの痛快真実一路のイチゴに、私は教えられました。桃子が啖呵を切る牛久大仏の戦いは、日本文学史に残る名場面です。
やっぱりなあ・・日本でリバタリアンというと、やっぱり女かゲイになるんだな・・・
「リバタリアン」とは、政治思想においては、超自由主義者といいますか、個人の自由なる選択と自己責任を支持し、どんな人生だろうが、本人が納得しているのならば、他人に直接的迷惑かけないんならば、いいんだよ、そんなこと他人や社会や学校や政府が干渉することないんだよ、「共通善」なんてもの時代状況によっていくらでも変わるんだ、今このときを生きる個人の欲望と意志こそが神聖不可侵だという思想であります。
つるんで共依存の、公務員になりたがるばかりの寄生虫根性の権威主義の奴隷根性の日本には、リバタリアン文学はないのだ・・・と諦めておりましたが、発見しました!やっと発見しました!
欲望に忠実に、ロリータ道をただただ突き進む桃子とあっぱれ素直バカの痛快真実一路のイチゴに、私は教えられました。桃子が啖呵を切る牛久大仏の戦いは、日本文学史に残る名場面です。
やっぱりなあ・・日本でリバタリアンというと、やっぱり女かゲイになるんだな・・・
2015年4月5日に日本でレビュー済み
あのコですか? ええ、うちの孫ですよ。
可笑しな恰好をしてますけど、根は優しい、いいコなんですよ。
こんなことお話しするのはなんですけれど、あのコの父親というのが駄目なひとでねぇ。わたしの息子だっていうんだから、ほんとにお恥ずかしい限りですよ。それで、あのコもいろいろとあったみたいなんですけど、いまは自分の信じた道をちゃんと進んでますよ。ちょっと頭でっかちなのかもしれませんけどねぇ。
そうそう、最近、いいお友達が出来たんですよ。都会からいきなしこんな田舎に引っ越してきて、上手くやっていけるのか心配してたけど、趣味の合うお友達がすぐに見つかって。
二人共、ほんとに同じような格好してるんですよ、ええ、何時でも。
噂をすれば、来ましたよ。聞こえますでしょ、パパラパラパラパラパラパー!って。
可笑しな単車に乗ってフーテンを気取ってるけど、最近のコには珍しく根が真っ直ぐなコですよ。眼を見れば解ります。ええ、ダテに歳は取ってませんよ。
そういえば、あのコたち、最近ちょっと、なにか困ったことがあるみたいですねぇ。
でも、私はあのコたちを信用してます。だいじょうぶです。
それに、私みたいな年寄りがあのコたちに語って聞かせられるのは退屈な昔話だけですから。
でも、あのコが必要とする時がきたら、背中を押してあげるくらいのことは、まだできますよ。
ああ、これですか? これは私が買い物に使ってるんです。こんな古いものもうどこにも売ってませんよ。
ええ、まだ走りますよ。あとひとっ走りくらいなら。
可笑しな恰好をしてますけど、根は優しい、いいコなんですよ。
こんなことお話しするのはなんですけれど、あのコの父親というのが駄目なひとでねぇ。わたしの息子だっていうんだから、ほんとにお恥ずかしい限りですよ。それで、あのコもいろいろとあったみたいなんですけど、いまは自分の信じた道をちゃんと進んでますよ。ちょっと頭でっかちなのかもしれませんけどねぇ。
そうそう、最近、いいお友達が出来たんですよ。都会からいきなしこんな田舎に引っ越してきて、上手くやっていけるのか心配してたけど、趣味の合うお友達がすぐに見つかって。
二人共、ほんとに同じような格好してるんですよ、ええ、何時でも。
噂をすれば、来ましたよ。聞こえますでしょ、パパラパラパラパラパラパー!って。
可笑しな単車に乗ってフーテンを気取ってるけど、最近のコには珍しく根が真っ直ぐなコですよ。眼を見れば解ります。ええ、ダテに歳は取ってませんよ。
そういえば、あのコたち、最近ちょっと、なにか困ったことがあるみたいですねぇ。
でも、私はあのコたちを信用してます。だいじょうぶです。
それに、私みたいな年寄りがあのコたちに語って聞かせられるのは退屈な昔話だけですから。
でも、あのコが必要とする時がきたら、背中を押してあげるくらいのことは、まだできますよ。
ああ、これですか? これは私が買い物に使ってるんです。こんな古いものもうどこにも売ってませんよ。
ええ、まだ走りますよ。あとひとっ走りくらいなら。
2003年2月20日に日本でレビュー済み
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嶽本野ばらさんの作品はいつも勿体ないなと思いながら一日で読んでしまう。
『ミシン』『ツインズ』と読んできて、今更ながら本日『鱗姫』『下妻物語』を読了した。私はゴスロリにも憧れる。
実際にトータルファッションはしたこともなく、
できないといったほうが近い。が、そんなことじゃない。
嶽本野ばら=ゴスロリ・乙女の神様みたいなふうに思っていたけど
それだけじゃない、そうじゃない。
こんなにも素敵な「ヤンキー」物語も書ける。
それだけでもない。
人が生きていくということ、その本質をここまで面白くかつ鋭く書いた
小説はそうたくさんはないと思う。
なんだか拙いレビューだが、『ミシン』だけ読んで終わらせるには最高に勿体ない(?)作家さんだ。
これを読んでい!!間、何度も笑わされたことを告白する。ええ、もちろんおわってなどいません。今後の作品も期待しています!!
『ミシン』『ツインズ』と読んできて、今更ながら本日『鱗姫』『下妻物語』を読了した。私はゴスロリにも憧れる。
実際にトータルファッションはしたこともなく、
できないといったほうが近い。が、そんなことじゃない。
嶽本野ばら=ゴスロリ・乙女の神様みたいなふうに思っていたけど
それだけじゃない、そうじゃない。
こんなにも素敵な「ヤンキー」物語も書ける。
それだけでもない。
人が生きていくということ、その本質をここまで面白くかつ鋭く書いた
小説はそうたくさんはないと思う。
なんだか拙いレビューだが、『ミシン』だけ読んで終わらせるには最高に勿体ない(?)作家さんだ。
これを読んでい!!間、何度も笑わされたことを告白する。ええ、もちろんおわってなどいません。今後の作品も期待しています!!