良かったと思います。
あまり意識されない年金について斬り込んだ本です
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代行返上 (小学館文庫) 文庫 – 2005/12/1
幸田 真音
(著)
2003年、大手信託銀行で年金基金や運営のコンサルタントに携わる河野が主人公。金融市場低迷期に大企業の代行返上が始まった。その具体的内容と一般サラリーマンが手にする企業年金への影響はどうなるのか―。金融マーケットに蠢く外資系ヘッジファンドの狡猾なスキームや、年金基金で地道に働く人々の姿が緻密な取材のもとに描かれている。〈年金改革〉に先駆けた企業年金の内幕小説。
- 本の長さ508ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2005/12/1
- ISBN-104094080600
- ISBN-13978-4094080605
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商品の説明
出版社からのコメント
年金改革に先駆けて描かれた企業年金の内幕
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2005/12/1)
- 発売日 : 2005/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 508ページ
- ISBN-10 : 4094080600
- ISBN-13 : 978-4094080605
- Amazon 売れ筋ランキング: - 944,113位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 504位経済・社会小説 (本)
- - 4,735位小学館文庫
- - 21,508位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年生まれ。米国系銀行や証券会社での債券ディーラーや外国債券セールスを経て、95年、作家に転身。タイムリーな金融トピックスをテーマに骨太な ストーリーを展開し、熾烈な企業闘争の中でも矜持を失わない人間たちを描いて、国の内外を問わず幅広い読者から支持されている。テレビやラジオでも活躍 し、前・政府税制調査会、財務省・財政制度等審議会、国土交通省・交通政策審議会、財務省「国の債務管理の在り方に関する懇談会」の委員など公職も歴任(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 周極星〈上〉 (ISBN-13:978-4122052802)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よくこれだけつまらない小説を堂々と書けるなと、
驚いてしまうほどの駄作。
いつまでたっても何か起きそうでちっとも事件が起きず、
どこまで読んでもいらいらする。
結局、この小説、何がいいたかったのか不明。
文字を連ねて紙を埋めれば小説だと思っているのかな。
なんでこんな駄文書いたんだろう。
年金の代行返上という実におもしろい話題を扱っているんだから、
いくらでもおもしろく書けそうなものなのに。
驚いてしまうほどの駄作。
いつまでたっても何か起きそうでちっとも事件が起きず、
どこまで読んでもいらいらする。
結局、この小説、何がいいたかったのか不明。
文字を連ねて紙を埋めれば小説だと思っているのかな。
なんでこんな駄文書いたんだろう。
年金の代行返上という実におもしろい話題を扱っているんだから、
いくらでもおもしろく書けそうなものなのに。
2005年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「代行返上」とは、タイムリーな話題をタイトルにしており期待を込めて読み始めましたが、これはちょっと・・・。期待としては、わかりづらい代行返上を、この作品を読み進むにつれ納得のゆく答えが見つかるのではないか、というものだったのですが、期待はずれでした。ただ、こういうタイトルで作品を書くことのできる著者のマーケティング力がたいしたものだと思いました。
2007年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年金関連の書物を読んだ直後ということもあって
とてもリアルに楽しむことが出来た。もちろん、
年金関連の予備知識がなくても、登場人物一人一人が
人間味溢れて描かれており十分に楽しむことができる。
硬い内容でありながら、それを感じさせず、
ボリュームがあるのに1日で読了してしまった。
しかし、楽しさの一方で、
国からの年金に対する疑念は益々深まってしまった。
やはり、己の身は己で守らなければいけない世の中になってしまったようである。
とてもリアルに楽しむことが出来た。もちろん、
年金関連の予備知識がなくても、登場人物一人一人が
人間味溢れて描かれており十分に楽しむことができる。
硬い内容でありながら、それを感じさせず、
ボリュームがあるのに1日で読了してしまった。
しかし、楽しさの一方で、
国からの年金に対する疑念は益々深まってしまった。
やはり、己の身は己で守らなければいけない世の中になってしまったようである。
2005年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時はこんなことも言われていたよな〜ということを思い出す内容。内容は、あまり運用サイド全体の苦悩につっこまれていないが、知るきっかけにはなるのでは?
2004年2月22日に日本でレビュー済み
『代行返上』という堅いイメージの題名に、最初はちょっとひるみましたが、読んでいくうちに、登場人物の面白さにひかれていきました。
「俊輔」と彼をとりまく人達の、真面目な生き方、仕事に対する真摯な姿勢には、まだまだ日本も捨てたものではないという気になってきます。
ワルといわれる人でさえも、そうせざるをえなかった何かがあったのでは・・と思わせる作者の愛情が感じられます。
雑誌の連載が終わって、単行本になるのを心待ちにしていました。
「俊輔」と彼をとりまく人達の、真面目な生き方、仕事に対する真摯な姿勢には、まだまだ日本も捨てたものではないという気になってきます。
ワルといわれる人でさえも、そうせざるをえなかった何かがあったのでは・・と思わせる作者の愛情が感じられます。
雑誌の連載が終わって、単行本になるのを心待ちにしていました。
2004年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、著者を、巷で話題になっている旬のテーマについて、読みやすいフィクションとして提供してくれる貴重な作家と評価しています。そういう著者なので、敢えて辛口に書かせてもらいますと、本作品は、著者の二つの弱点により読み手が時々困惑させられる点が残念でした。
その一つは、登場人物の性格付けが一定しないこと。同一人物が、場面によって、まるで別人かのような言動を見せるため、読んでいる途中で、この物語は、実は同姓同名の二人の「さとみ」の物語が同時進行している「叙述トリック」だった、というオチかと疑ったほどです。
もう一つは、著者の他の作品でも見られるの傾向ですが、時間や場所を展開する場合の状況描写が不十分なことです。シーンを展開した際、このシーンが、これまでの場面のどれくらい以前の、どんな状況なのかが不明確で、時々、読むスピーとを落として確認しなければなりませんでした。
著者は、もっともっと面白い作品を書ける可能性があると信じていますので、次回作に期待。
その一つは、登場人物の性格付けが一定しないこと。同一人物が、場面によって、まるで別人かのような言動を見せるため、読んでいる途中で、この物語は、実は同姓同名の二人の「さとみ」の物語が同時進行している「叙述トリック」だった、というオチかと疑ったほどです。
もう一つは、著者の他の作品でも見られるの傾向ですが、時間や場所を展開する場合の状況描写が不十分なことです。シーンを展開した際、このシーンが、これまでの場面のどれくらい以前の、どんな状況なのかが不明確で、時々、読むスピーとを落として確認しなければなりませんでした。
著者は、もっともっと面白い作品を書ける可能性があると信じていますので、次回作に期待。
2004年3月5日に日本でレビュー済み
この著者は「日本国債」という小説で現実離れした国債未達の
可能性を誇張して(外資の証券に勤めたことがあるなら理念のために
トレーダーが連合するわけないことくらい誰だってわかる)、
文化部の記者のウケはともかく、多くの経済専門家たちに酷評されたのだが、
今度は企業年金に目をつけて、その危機をひたすら強調している。
しかし、今や年金問題の中心は企業年金ではなくて国民年金なので、
話題性で勝負しようとした意図は見事に失敗してしまったようだ。
あと企業年金の問題がいくつか強調されてるが、この人の理屈は
経済学上の用語を使えば常に「部分均衡」の理論で、企業年金の問題が
経済全体に及ぼす影響、つまり「一般均衡」的な理解はほぼゼロ
(部分均衡と一般均衡を取り違えたトンデモ理論については野口旭氏の
著書などに詳しい)。だから経済専門家から見るとそのストーリー展開は
かなり滑稽かつ一方的。
細かなディテールについても、そこら辺の薄っぺらい入門本でも読んだ方が
はるかに体系的かつ正確なファクツを仕入れることができる。間延びした
ストーリー展開と、マンガちっくな人物像は他の小説と同じ。小説なら
ではの深みはまったくないし、ストーリーも面白くない。
小説本来のおもしろみを生かしたようなものを次回作として望みます。
可能性を誇張して(外資の証券に勤めたことがあるなら理念のために
トレーダーが連合するわけないことくらい誰だってわかる)、
文化部の記者のウケはともかく、多くの経済専門家たちに酷評されたのだが、
今度は企業年金に目をつけて、その危機をひたすら強調している。
しかし、今や年金問題の中心は企業年金ではなくて国民年金なので、
話題性で勝負しようとした意図は見事に失敗してしまったようだ。
あと企業年金の問題がいくつか強調されてるが、この人の理屈は
経済学上の用語を使えば常に「部分均衡」の理論で、企業年金の問題が
経済全体に及ぼす影響、つまり「一般均衡」的な理解はほぼゼロ
(部分均衡と一般均衡を取り違えたトンデモ理論については野口旭氏の
著書などに詳しい)。だから経済専門家から見るとそのストーリー展開は
かなり滑稽かつ一方的。
細かなディテールについても、そこら辺の薄っぺらい入門本でも読んだ方が
はるかに体系的かつ正確なファクツを仕入れることができる。間延びした
ストーリー展開と、マンガちっくな人物像は他の小説と同じ。小説なら
ではの深みはまったくないし、ストーリーも面白くない。
小説本来のおもしろみを生かしたようなものを次回作として望みます。