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20世紀の幽霊たち (小学館文庫 ヒ 1-2) 文庫 – 2008/9/5
- 本の長さ699ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/9/5
- ISBN-104094081348
- ISBN-13978-4094081343
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/9/5)
- 発売日 : 2008/9/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 699ページ
- ISBN-10 : 4094081348
- ISBN-13 : 978-4094081343
- Amazon 売れ筋ランキング: - 441,945位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ジョーは、新時代のホラー&幻想小説の扉を開けた。
一編一編が類稀なるユーモアとペーソスにあふれていて、純文学的な抒情に
充ちている。読了して数日が経っても、各編のひとつひとつの光景が、目の前に
浮かんでくる息が詰まるほどに強烈な邪悪さや、詩的なノスタルジーに目が眩む。
鮮烈すぎる読書体験だ。
各編それぞれのクオリティーの高さは圧巻。
好き嫌いをこえて、小説の真髄を感じさせる。
「年間ホラー傑作選」をまず読んでみてください。ジョー・ヒルの並々ならぬ力量を認識できます。
その他、カフカの『変身』にインスパイアされた『蝗の歌をきくがよい』のグロテスクさもすばらしいし、『黒電話』は、楳図かずおの『漂流教室』の一場面を思わせ、『マント』は思わぬ悪意にぞっとします。
中には、ホラーではないものもありますが、とにかく、良質の短編集です。
おもしろのが1個(ポップアート)といやーな感じなのが1個(自発的入院)、で、どうでもいいのがたくさん。
なんかよませるんだけどひきこまれないな。
みんながいい、いい、とほめてたけど、ほめすぎだよね。
「いろんな本を読んでる文学部の学生が書いたみたい。衒学的。」ってママが言ってた。
「異色作家短編」のファンは必読!
この本を手に取られたほうがいいと思います。
というのも、わたしも半信半疑で読み始めましたが、
文章の向こうからは、まぎれもなくスティーブン・キングの匂いが
プンプンします。
もちろん訳者の影響もあるかもしれませんが、
素晴らしい本であることに変わりはありません。
本作を購読した時点ではその事実を知らなかった。
読み終わったときに、グロテスクかつユーモラスな作風は、
「深夜勤務」あたりのキングに通ずるものを感じ、
「このヒルという作家はキングの影響を強く受けているに違いない」と感じていた。
それはそうだ。
だって息子ですから。。。
物語の枠組みの作りかたというか、
恐怖が発生する装置のボタンの位置というか、
ホラーストリーの段取りがお父さんによく似ていると思う。
要は最近珍しい本格派ホラーを書く人だと思う。
特に冒頭の短編は傑作。
文句なく面白かった。
お勧めです。
3作読んだけど、挫折しました。
古本に出すのも気がひけるので、捨てます。
タビサキング(奥さん)の作品も酷い代物でしたが、コレは上をいってる!
出版社は、売れればイイので、いろんな仕掛けをします。
出版前に大評判をでっちあげて、本屋に行列を作らせたり、ノーベル賞にノミネートしたり(笑)
でも、本の大好きな、真面目な読者の目はごまかせないのです。