この「あなたへ」の作者は、若干15歳の少女。小学館文庫大賞を受賞しています。
先にも後にも本になったのは、この作品だけです。
ただ一言の言葉を伝えたいが為に、紡いでいく15歳の文章の世界に、いつの間にか引き込まれていきます。
スマートフォンはおろか、ポケットベルもない時代の中学生の物語。
他の方は、辛口のコメントを残していますが、私は、ベテラン作家の言葉の魔術に頼らない、15歳らしいプュアな文章に心惹かれました。
よい作品です。
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あなたへ (小学館文庫 か 7-1) 文庫 – 2007/5/10
河崎 愛美
(著)
そこに写っていたのは空へ向かって飛んでいくシャボン玉。 少年が撮った「想い」と題された一枚の写真を見て、少女は少年への想いを募らせていく。少女は少年へ手紙を書くが、何故か返事は戻ってこなかった。そして永遠の別れ。少女は綴る「あなたがこの世界から消えてしまったことがいまだに信じられません――」と。 この小説に「愛」という言葉はたったひとつしか登場しません。 第六回小学館文庫小説賞受賞の話題作を文庫化。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2007/5/10
- ISBN-104094081682
- ISBN-13978-4094081688
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2007/5/10)
- 発売日 : 2007/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4094081682
- ISBN-13 : 978-4094081688
- Amazon 売れ筋ランキング: - 542,037位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年11月11日に日本でレビュー済み
他のレビューの人も言ってたが、確かに最後の方だけでいい。
前半は本当に要らないです。恐らく作者の妄想(って言っちゃ失礼か?)で書かれてますね、前半は。
恐らくですが作者もこれを書いていた当時「こんな恋愛したいな」的な事を思ってたのかな、と考える事も出来ます。
しかしそれを読者に押しつけてる感がどうしても否めません。
あとそれぞれのシーンの表現がなんかあざとかったり、リアリティが無かったり、エンターテイメント性をとって見てもかなり低レベルなものだったり、無駄な部分があったり…と正直ツッコミどころ満載です。
やはり15歳か。
文章力は拙い。それが原因でその情景が明瞭に浮かんで来ない。また、主人公の内面描写を中心に物語が進むので、それに拍車をかける。
一例として体育祭のエピソードがあるのですが、ここのシーンが一番この作者の未熟さを感じました。
何よりもリアリティに欠けます。
今時の体育祭としては珍しいであろう、紅白に別れての"軍"制(白軍/紅軍)。今時体育祭で使わねぇだろう、とツッコミを入れる事が出来る、太鼓の存在。
そしてこの体育祭のエピソードのベタ過ぎるオチ…。本当にツマらない………。
後半は売れ線を狙ったのか(だとしたらムカつきますが)、読者を意識して書いたのかは分かりませんが良かったです。
主人公の女の子と相手の男の子との絆というか仲睦まじさを考慮すればかなり泣けてきます。
結構悪い様に書きましたが、全体的には悪くはありません。次回作。スキルアップした河崎愛美と言う一人の作家を期待しましょう。
前半は本当に要らないです。恐らく作者の妄想(って言っちゃ失礼か?)で書かれてますね、前半は。
恐らくですが作者もこれを書いていた当時「こんな恋愛したいな」的な事を思ってたのかな、と考える事も出来ます。
しかしそれを読者に押しつけてる感がどうしても否めません。
あとそれぞれのシーンの表現がなんかあざとかったり、リアリティが無かったり、エンターテイメント性をとって見てもかなり低レベルなものだったり、無駄な部分があったり…と正直ツッコミどころ満載です。
やはり15歳か。
文章力は拙い。それが原因でその情景が明瞭に浮かんで来ない。また、主人公の内面描写を中心に物語が進むので、それに拍車をかける。
一例として体育祭のエピソードがあるのですが、ここのシーンが一番この作者の未熟さを感じました。
何よりもリアリティに欠けます。
今時の体育祭としては珍しいであろう、紅白に別れての"軍"制(白軍/紅軍)。今時体育祭で使わねぇだろう、とツッコミを入れる事が出来る、太鼓の存在。
そしてこの体育祭のエピソードのベタ過ぎるオチ…。本当にツマらない………。
後半は売れ線を狙ったのか(だとしたらムカつきますが)、読者を意識して書いたのかは分かりませんが良かったです。
主人公の女の子と相手の男の子との絆というか仲睦まじさを考慮すればかなり泣けてきます。
結構悪い様に書きましたが、全体的には悪くはありません。次回作。スキルアップした河崎愛美と言う一人の作家を期待しましょう。
2005年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
15歳の少女が書いた本。
私は彼女より年下だが、とても素敵な本だと思った。
まだ若くて何も知らないから、
そう思えるのかもしれないが、私にとっては本当に素敵な本だった。
大切なものを失ってしまって、
切なくて悲しくて苦しい気持ち。
すごくすごく伝わってきました。
なくしたものはかえってこない。
あの時、伝えておけばよかったという後悔ばかりがつのる。
でも、彼女はとても強い人だ。
ちゃんと前を向いているから。
知らないうちに、
涙が流れ出して止まらなかった。
自分とそう年の違わない彼女と自分を
何度も何度も重ね合わしてみた。
その度にまた熱くこみ上げてくる想いは、
涙になっていった。
読み終わった後、辛い恋は、
別に無理して忘れなくてもいいんだと思えた。
確かに前を向ける気持ちになる本だと思います。
私は彼女より年下だが、とても素敵な本だと思った。
まだ若くて何も知らないから、
そう思えるのかもしれないが、私にとっては本当に素敵な本だった。
大切なものを失ってしまって、
切なくて悲しくて苦しい気持ち。
すごくすごく伝わってきました。
なくしたものはかえってこない。
あの時、伝えておけばよかったという後悔ばかりがつのる。
でも、彼女はとても強い人だ。
ちゃんと前を向いているから。
知らないうちに、
涙が流れ出して止まらなかった。
自分とそう年の違わない彼女と自分を
何度も何度も重ね合わしてみた。
その度にまた熱くこみ上げてくる想いは、
涙になっていった。
読み終わった後、辛い恋は、
別に無理して忘れなくてもいいんだと思えた。
確かに前を向ける気持ちになる本だと思います。
2007年5月8日に日本でレビュー済み
作品を通して私からあなたへ手紙を書いていると言う設定なので、常に私の想いだけが書かれています。そのためか、私の気持ちが盛り上がるのはわかりますが、感情移入はしにくいです
2006年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直に言うと、お勧めはできません。
作者はわざと人物に名前を出さなかったけど
「あなた」「私」だけではややこしく思い、何度も同じページを読み直しました。
色んな作家さんと比べるとやはり表現の仕方が今一歩と言うところでしょう。
手紙の内容も重くて、ついでに言うと「私」の愛も重い。
一言で言うと、面白くない。
これから伸びるのか知らないけど
若けりゃ特別な賞貰えるんじゃ、その手の世界もちっこいもんだね。
作者はわざと人物に名前を出さなかったけど
「あなた」「私」だけではややこしく思い、何度も同じページを読み直しました。
色んな作家さんと比べるとやはり表現の仕方が今一歩と言うところでしょう。
手紙の内容も重くて、ついでに言うと「私」の愛も重い。
一言で言うと、面白くない。
これから伸びるのか知らないけど
若けりゃ特別な賞貰えるんじゃ、その手の世界もちっこいもんだね。
2013年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ずっと探してた本がやっとみつかりました。
おすすめの一冊です!
おすすめの一冊です!
2005年9月2日に日本でレビュー済み
最年少、という帯の言葉に興味をひかれて買ってみたが、
それを売り文句にしたかっただけか、というのが最初の数ページを
読んで解った。まんまとそれに引っ掛かってしまった自分。あああ・・・・
テレビ番組で作者自身が「物語を書くときは歌の歌詞を参考にしている」と言っていたが、納得した。
聞こえの良い綺麗な単語や文を選んでそれを繋げているだけという感じがありありと伝わってくる。
要するに中身が無い。文を飾ることに必死で、内容がおざなりだ。
読んだあとに「だからなんだ」と言いたくなる。収穫が何も無い。
中学生がノートに綴ったポエムだ、というのなら解るが
なぜそれが文庫化されているのか不思議でしょうがない。
「普段はあまり本とか読まないんだけど、とにかく今流行りの純愛モノだったら何でもいいよ」
「ありがち・王道・使い古された表現大好き!」
という人でなければ楽しむのが難しい本だと思います。
それを売り文句にしたかっただけか、というのが最初の数ページを
読んで解った。まんまとそれに引っ掛かってしまった自分。あああ・・・・
テレビ番組で作者自身が「物語を書くときは歌の歌詞を参考にしている」と言っていたが、納得した。
聞こえの良い綺麗な単語や文を選んでそれを繋げているだけという感じがありありと伝わってくる。
要するに中身が無い。文を飾ることに必死で、内容がおざなりだ。
読んだあとに「だからなんだ」と言いたくなる。収穫が何も無い。
中学生がノートに綴ったポエムだ、というのなら解るが
なぜそれが文庫化されているのか不思議でしょうがない。
「普段はあまり本とか読まないんだけど、とにかく今流行りの純愛モノだったら何でもいいよ」
「ありがち・王道・使い古された表現大好き!」
という人でなければ楽しむのが難しい本だと思います。
2011年6月16日に日本でレビュー済み
一瞬一瞬の気持ちを表す日本語の使い方。そこには甘さや苦さ、そして酸っぱさがある。
とても15歳とは思えないし、逆に最も15歳らしく思え、それを使いこなされた文章に感動しました。
ピュアな気持ちを持つ中学生の主人公と同年代として存在するはずの作者なのに、作者はもっと高い所から主人公の気持ちを表現しているように感じました。
手紙という物語構成上どうしても一人相撲な物語になりそうなのですが、作者自身が非常に余裕と落ち着きのある考え方をされている事、またそれを15歳でやっている事がすごい事だと単純に感動しました。
ストーリーは所謂『ありがち』や『ベタ』という類の小説かと思います。
そのためか最後の方は主観的に物語の中に入れず、傍観している立場として読み切ったため、ストーリーとしてはあまり感動はしませんでした。
とても15歳とは思えないし、逆に最も15歳らしく思え、それを使いこなされた文章に感動しました。
ピュアな気持ちを持つ中学生の主人公と同年代として存在するはずの作者なのに、作者はもっと高い所から主人公の気持ちを表現しているように感じました。
手紙という物語構成上どうしても一人相撲な物語になりそうなのですが、作者自身が非常に余裕と落ち着きのある考え方をされている事、またそれを15歳でやっている事がすごい事だと単純に感動しました。
ストーリーは所謂『ありがち』や『ベタ』という類の小説かと思います。
そのためか最後の方は主観的に物語の中に入れず、傍観している立場として読み切ったため、ストーリーとしてはあまり感動はしませんでした。