「世界の終わりという名の雑貨店」の冒頭の言葉が持つ透明感がずっと印象に残っていて、「ツインズ」を読みました。読み始めると止まらなくなり、深夜まで熱中してしまいました。
この物語は、前回の「世界の終わりという名の雑貨店」に出てくる「僕」が主人公です。
「僕」は過去にかけがえのない存在である少女を失ったことで、喪失感を感じながら亡き少女への手紙を書き始めます。
そして、手紙を誰かに読んでもらいたくて、出版社に送ります。
その後、彼は原稿を読んだ編集者に内容を絶賛されたことがきっかけで上京し、小説家として華々しくデビューします。
ずっと死にたいという気持ちに支配されていた主人公は、小説がきっかけで少しずつ世界と繋がっていきます。
物語の途中で、主人公は教会のバザーで不思議な少女に出会います。
その少女は、亡くなったはずの少女の存在とどこか重なるところがあり、主人公は心を惹かれていきます。
すさまじい生き方の少女と、死に悩まされながらも、人を愛することについてもう一度考えていく主人公のあり方に衝撃を受けました。
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ツインズ: 続・世界の終わりという名の雑貨店 (小学館文庫 た 1-5) 文庫 – 2008/5/8
嶽本 野ばら
(著)
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/5/8
- ISBN-104094082662
- ISBN-13978-4094082661
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/5/8)
- 発売日 : 2008/5/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 285ページ
- ISBN-10 : 4094082662
- ISBN-13 : 978-4094082661
- Amazon 売れ筋ランキング: - 627,426位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月3日に日本でレビュー済み
世界の終わりという名の雑貨店の続編です。
他のレビューの方が言うように人を選ぶように思います。
他のレビューの方が言うように人を選ぶように思います。
2009年3月21日に日本でレビュー済み
のばら先生作品は墜ちる恋愛の話が多いなと思っていますが、
今回のはキツかった。
精神異常の有る彼女に振り回され言う事を守る彼氏。
彼女が鍋に放尿するシーンを書いたり…。
私達痛んでるんです。苦しんでます。傷付いているのよ。
って作風が…。受け付けられなかったです。
こういう苦しい恋愛に憧れる人なら楽しめますが。
今回のはキツかった。
精神異常の有る彼女に振り回され言う事を守る彼氏。
彼女が鍋に放尿するシーンを書いたり…。
私達痛んでるんです。苦しんでます。傷付いているのよ。
って作風が…。受け付けられなかったです。
こういう苦しい恋愛に憧れる人なら楽しめますが。
2016年1月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「結局この人が『続』じゃないほうで後悔していたのは、自分の愚かさやその為に大切なものを大切にできなかったことじゃなくて、選ぶ愚かさを間違えたと自身が思ってるということ」というだけなのかと、もの凄く安っぽいものを見せられた気分で、気にくわない。
「続」じゃないほうだけ読めば大事にできたものを、ぞんざいに扱われたような、一緒に安っぽくされたような気がして、本人だからある程度何をやってもいいんだろうが、心底面白くない。
こちらは捨てると思う。
「続」じゃないほうだけ読めば大事にできたものを、ぞんざいに扱われたような、一緒に安っぽくされたような気がして、本人だからある程度何をやってもいいんだろうが、心底面白くない。
こちらは捨てると思う。