ふとっちょな高校生が一念発起してボクシングを始め、自分の人生に対して徐々に自覚的になっていく様子を描いた、青春小説という陳腐なカテゴライゼーションを嫌味なく受け入れられる小説でした。
ここでの自覚的とは、人生にはセコンドが付いていてもセコンドがリングを降りて(セコンド・アウト)相手と一対一で対峙しなければいけない瞬間がやってくること、だからこそそのための準備と気構えをしておくこと、みたいなことでしょうか。
読後感は非常に爽快で、今から振り返ると部活とか勉強とか恋愛とかほんのわずかなことしか考えてなかった、それがシンプルで楽しかった高校時代の気持ちを反芻したような感じでした。
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セコンドアウト (小学館文庫 す 1-3) 文庫 – 2008/5/8
須藤 靖貴
(著)
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/5/8
- ISBN-104094082689
- ISBN-13978-4094082685
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/5/8)
- 発売日 : 2008/5/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 248ページ
- ISBN-10 : 4094082689
- ISBN-13 : 978-4094082685
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,682,186位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2009年4月21日に日本でレビュー済み
ヘタレな少年がスポーツに出会って、少しずつオトナになっていく
・・・・そんな青春小説の王道です。
ボクシングを知らなくても楽しめる1冊。
いじめられている子に読ませるのはちょっとキツイですかね。
でも、ちょっとヘタレ気味な子が読んで「僕も何か出来るかも。」
と思ってくれるといいけどなぁと大人が感じる本ですね。
爽やかで楽しめる1冊です。
・・・・そんな青春小説の王道です。
ボクシングを知らなくても楽しめる1冊。
いじめられている子に読ませるのはちょっとキツイですかね。
でも、ちょっとヘタレ気味な子が読んで「僕も何か出来るかも。」
と思ってくれるといいけどなぁと大人が感じる本ですね。
爽やかで楽しめる1冊です。
2008年6月30日に日本でレビュー済み
10年ほどボクシングジムに通っている女子なれぞ、リングに上がって試合したいと思った事はなく、なぜ彼らは危険な場所に自ら登って行くのか不思議だった。その答えがこの本の中にあった。切実な動機。それは一面切なくもある。だからこその熱狂であり感動なのだろう。