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海炭市叙景 (小学館文庫 さ 9-1) 文庫 – 2010/10/6
佐藤 泰志
(著)
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北の町に暮らす人々を描く悲運の作家の遺作
「海炭市叙景」は、90年に自死を遂げた作家、佐藤泰志(1949-90)の遺作となった短編連作です。海に囲まれた北の町、「海炭市」(佐藤の故郷である函館市がモデルです)に暮らすさまざまな人々の日常を淡々と描き、落ち着いた筆致の底から、「普通の人々」の悲しみと喜び、絶望と希望があざやかに浮かび上がってきます。この作品が執筆された当時はいわゆる「バブル」時代でしたが、地方都市の経済的逼迫はすでに始まっていました。20年の歳月を経て、佐藤泰志が描いたこの作品内の状況は、よりリアルに私たちに迫ってくると言えます。
函館市民たちが主導した映画(熊切和嘉監督・加瀬亮、谷村美月、小林薫、南果歩などが出演)の公開は2010年12月の予定。映画化をきっかけに、心ある読者に愛されてきた幻の名作が、ついに文庫となって登場します。
【編集担当からのおすすめ情報】
映画「海炭市叙景」は、東京国際映画祭コンペティション出品作です。12月18日から渋谷ユーロスペース・横浜ジャック&ベティ、川崎アートセンター他で上映予定。以後、全国数十館でも上映の予定です。
*12月にフィリピンで開催された第12回シネマニラ国際映画祭で、グランプリと最優秀俳優賞(アンサンブル・キャスト)をダブル受賞しました!
*「本の雑誌」増刊「文庫王国2010-2011」誌上で、「本の雑誌が選ぶ2010年度文庫ベストテン」3位に選ばれました!
「海炭市叙景」は、90年に自死を遂げた作家、佐藤泰志(1949-90)の遺作となった短編連作です。海に囲まれた北の町、「海炭市」(佐藤の故郷である函館市がモデルです)に暮らすさまざまな人々の日常を淡々と描き、落ち着いた筆致の底から、「普通の人々」の悲しみと喜び、絶望と希望があざやかに浮かび上がってきます。この作品が執筆された当時はいわゆる「バブル」時代でしたが、地方都市の経済的逼迫はすでに始まっていました。20年の歳月を経て、佐藤泰志が描いたこの作品内の状況は、よりリアルに私たちに迫ってくると言えます。
函館市民たちが主導した映画(熊切和嘉監督・加瀬亮、谷村美月、小林薫、南果歩などが出演)の公開は2010年12月の予定。映画化をきっかけに、心ある読者に愛されてきた幻の名作が、ついに文庫となって登場します。
【編集担当からのおすすめ情報】
映画「海炭市叙景」は、東京国際映画祭コンペティション出品作です。12月18日から渋谷ユーロスペース・横浜ジャック&ベティ、川崎アートセンター他で上映予定。以後、全国数十館でも上映の予定です。
*12月にフィリピンで開催された第12回シネマニラ国際映画祭で、グランプリと最優秀俳優賞(アンサンブル・キャスト)をダブル受賞しました!
*「本の雑誌」増刊「文庫王国2010-2011」誌上で、「本の雑誌が選ぶ2010年度文庫ベストテン」3位に選ばれました!
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2010/10/6
- 寸法10.5 x 1.6 x 15 cm
- ISBN-104094085564
- ISBN-13978-4094085563
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2010/10/6)
- 発売日 : 2010/10/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 315ページ
- ISBN-10 : 4094085564
- ISBN-13 : 978-4094085563
- 寸法 : 10.5 x 1.6 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,242位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2021年4月12日に日本でレビュー済み
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全体を通してもの哀しい印象を受けるのですが、なぜか無性にまた読み返したくなる一冊です。
2018年6月5日に日本でレビュー済み
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映画を観て、原作を読みたくなって購入したのだが、予想を裏切らない手ごたえがあった。海炭市という架空の地方都市に息づくひとびとの姿が、てらいのないことばで淡々と描かれていて、作者の才能の片鱗を感じることができた。文体は、いくぶん粗削りで、ややぎこちのないところもあるが、そのぶん視座が安定していて、繁栄と没落にふりまわされる地方都市の一市民の視線で描かれている。いくぶん無常観のようなものも感じられるが、ときにはたぎるような熱いものに身をふるわせている作者の姿も垣間見ることができる。それは、もしかしたら立松和平や中上健次の憤怒にもつうじているのかもしれないな。
「まっとうな男」、「夢見る力」、「しずかな若者」などの、映画には盛り込まれなかった作品にも、ぜひ注目していただきたい。未完の大器の、まるで散文詩のような豊穣なイマジネーションとことばの渦に溺れてみるのも悪くはないはずだ。
「まっとうな男」、「夢見る力」、「しずかな若者」などの、映画には盛り込まれなかった作品にも、ぜひ注目していただきたい。未完の大器の、まるで散文詩のような豊穣なイマジネーションとことばの渦に溺れてみるのも悪くはないはずだ。
2014年4月14日に日本でレビュー済み
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全編をすっと読み切れば、何気無く市井に生きる人々を抑制された筆致で描き、心地よい余韻が残る。しかし、人の内面にこだわりながら、時に、まさに叙景にとどまり、映し出された光景の背後を置き去りにしていると感じる。秀作だが、今一つ深みに欠けるうらみが残った。しかし、村上春樹と同世代にこういう作家がいたというのは、内向の世代の連続性を示すもののように思え、興味深い。改めて著者の早逝を悼む。
2020年1月22日に日本でレビュー済み
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函館の風景と風が胸に迫ります。
寂しくて悲しいけど、なぜか心が落ち着きます。
寂しくて悲しいけど、なぜか心が落ち着きます。
2016年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画版を見てから購入しました。
映画では最初の炭鉱が造船所に置き換わっています。
吉田拓郎の唇をかみしめての歌詞 ”アンタは行きんさい 遠くへ行きんさい何もなかったんじゃけん” の対極を描いたものではないかと、ぼんやりと理解できるような小説です。
映画では最初の炭鉱が造船所に置き換わっています。
吉田拓郎の唇をかみしめての歌詞 ”アンタは行きんさい 遠くへ行きんさい何もなかったんじゃけん” の対極を描いたものではないかと、ぼんやりと理解できるような小説です。
2016年1月25日に日本でレビュー済み
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架空の北国の街「海炭市」を舞台にした連作短篇集。
著者の出身地、函館市がモデルとなっているのは読めば明らか。
市井に生きる市民の哀切、刹那さを切り取った掌編が心にしみる。
文章の確かさ、ストーリー運びの技量は抜群。確固たる才能を確信したが、
41歳の自死はあまりに悲しい。
『まっとうな男』は秀逸なハードボイルド掌編。
著者の出身地、函館市がモデルとなっているのは読めば明らか。
市井に生きる市民の哀切、刹那さを切り取った掌編が心にしみる。
文章の確かさ、ストーリー運びの技量は抜群。確固たる才能を確信したが、
41歳の自死はあまりに悲しい。
『まっとうな男』は秀逸なハードボイルド掌編。
2022年6月13日に日本でレビュー済み
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本作は20頁ほどの掌小説が20本ほど続きます。それぞれが別人格の視点で語られます。慎ましくも幸せな人もあれば社会不適応者もあり、プロレタリア小説の昭和後期版といったかんじでしょうか。初めの数本は意外な横軸の絡みもあり展開に期待が持てたのですが、途中から切って貼ったような物語が連続するのでだらっとします。そういう惰性を愉しむ文学なのかもしれませんけど、少なくとも実社会を前向きに生きている方が読むと共感しにくいかもです。ちなみに作者の佐藤泰志は自殺の直前まで酔うと家族への暴力が酷かったと後年娘さんが語っていて、佐藤泰志再評価の流れでようやく今になり父を普通に見つめることができるようになったそうです。破滅的なイメージですが、太宰のような絶望感はなく、佐藤泰志の作風には優しさがあるのは救いでしょうか。
2022年6月8日に日本でレビュー済み
作者の故郷である函館をモデルにした海炭市に住む互いに無関係な人をそれぞれの視点で、ローカルな日常を描いた短編集です。
函館と言えば海鮮ものや観光名所として有名ですが、そこに住む老若男女にとっては、かつて炭鉱で栄えたが廃坑となり多くの失業者が生まれた町でもあり、海峡を行き来する人々の出会いや目まぐるしく近代化が進む街でもあります。
あとがきによれば、2年間、雑誌に掲載された短編を集めた作品で、本当はまだ継続するはずだったものが作者の佐藤泰志の自殺で中断してしまったそうです。
それぞれの短編は、起承転結の「起承」で終わってしまい、その後を想像しながら余韻を味わう趣旨であることは承知なのですが、ストーリーにようやく引き込まれたところでリリースされてしまうので読書のドップリ感がなく私にとってはあまり楽しめませんでした。同じ海炭市なので同じ地名が出てきたり、時々他のストーリーの人物の話が出てきたりするのですが、ストーリー上ぞれぞれ独立しているので、せっかく時間と場所を共有していてもっと面白くできたのに、と残念な気がします。もっとも作者の佐藤泰志は面白くさせる意図は全然ないのだと思いますが。
函館にせず海炭市という架空の場所にしたり、東京と言わずわざわざ首都と言ったり、現実感を出しながら現実ではない物憂げさを演出したかったのだろうと思いますが、なぜかファミリーマートは実名で出てきます。
函館と言えば海鮮ものや観光名所として有名ですが、そこに住む老若男女にとっては、かつて炭鉱で栄えたが廃坑となり多くの失業者が生まれた町でもあり、海峡を行き来する人々の出会いや目まぐるしく近代化が進む街でもあります。
あとがきによれば、2年間、雑誌に掲載された短編を集めた作品で、本当はまだ継続するはずだったものが作者の佐藤泰志の自殺で中断してしまったそうです。
それぞれの短編は、起承転結の「起承」で終わってしまい、その後を想像しながら余韻を味わう趣旨であることは承知なのですが、ストーリーにようやく引き込まれたところでリリースされてしまうので読書のドップリ感がなく私にとってはあまり楽しめませんでした。同じ海炭市なので同じ地名が出てきたり、時々他のストーリーの人物の話が出てきたりするのですが、ストーリー上ぞれぞれ独立しているので、せっかく時間と場所を共有していてもっと面白くできたのに、と残念な気がします。もっとも作者の佐藤泰志は面白くさせる意図は全然ないのだと思いますが。
函館にせず海炭市という架空の場所にしたり、東京と言わずわざわざ首都と言ったり、現実感を出しながら現実ではない物憂げさを演出したかったのだろうと思いますが、なぜかファミリーマートは実名で出てきます。