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希望ヶ丘の人びと 上(小学館文庫 し 5-9) 文庫 – 2011/5/10
《わが家は、とてもたいせつな家族を、ずっと一緒にいたかったのに、失ってしまったのだ。会いたくても会えない。それはもう自分の力ではどうにもならない「不可能」なことで、その悲しみの傷を心に負ったまま、私たちは生きているのだ》
四十歳になった私〈田島〉は、今春から中学三年生になる美嘉と小学五年生の亮太とともに、ニュータウン「希望ヶ丘」へとやってきた。ここは、二年前にガンで亡くなった妻・圭子の“ふるさと"であり、今度の引っ越しは、塾の教室長に転職した私自身の再出発でもあった――。
しかし、父子三人の新生活は、出だしから難問続出。亮太は母の面影ばかりを追い求め、美嘉は新しい学校になじめず、塾には生徒が集まらない。そんな中、妻の中学時代の親友が、衝撃の一言を漏らす――「圭子の好きだったひとって……」。
泣いて笑って心あたたまる、感涙必至のニュータウン小説。
- 本の長さ367ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2011/5/10
- ISBN-104094086129
- ISBN-13978-4094086126
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2011/5/10)
- 発売日 : 2011/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 367ページ
- ISBN-10 : 4094086129
- ISBN-13 : 978-4094086126
- カスタマーレビュー:
著者について
1963(昭和38)年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年、『ビフォア・ラン』(ベストセラーズ、現在は幻冬舎文庫)でデビュー。
著書は他に、『ナイフ』(新潮文庫、坪田譲治文学賞)、『定年ゴジラ』(講談社文庫)、『エイジ』(新潮文庫、山本周五郎賞)、『ビタミンF』(新潮文庫、直木賞)、『隣人』(講談社、講談社文庫で改題『世紀末の隣人』)、『流星ワゴン』(講談社文庫)、『きよしこ』(新潮文庫)、『トワイライト』(文春文庫)、『疾走』(角川文庫)、『その日のまえに』(文春文庫)、『カシオペアの丘で』(講談社文庫)、『とんび』(角川書店)、『十字架』(講談社、吉川英治文学賞)など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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主人公の周りの登場人物それぞれが愛すべき個性を嫌味なく降り注いでくれました。
読みながら思わずニッコリです。
ちょっと頼りない主人公も魅力的です。
登場人物のキャラクターだったり1つ1つが細かく描かれていてユーモアたっぷりです。登場人物もそれぞれ
不器用ながらも自分の信念を持ち仲間を守り気持ちが優しくまっすぐに生きていて素敵です。それだけに対照的なあの妄想癖のあるご夫婦
がおもしろい。えーちゃんの店で初対面の時、妄想旦那が
伝説の人えーちゃんとはダチダチとえらくえらぶって自慢していたところにえーちやん登場。1人目2人目会いたかったとリアクション激しく3人目の得意顔の妄想旦那に向かって初めてお会いしましたよろしく~とさらっと流されてるだけで笑えるのにしばらくして思い出したように
妄想旦那もやっと思い出したよ的な得意げな顔をしたらアー思い出したおまえチクリだなーそうだチクリだって。思わずぷーって吹き出しちゃいました本読みながら声出して笑ったのは初めてです。がんばってるえーちやんの三段腹やすだれ頭も笑えますし元気の出る本です。ぜひ読んでみてください
かなりマンガチックで、それが良いと言えばそうかもしれませんが、個人的には随分リアリティに欠けるなぁという感想です。
かと言って全く楽しめないわけでもありませんが、自分の中では下の方にランクされました。
頑張ってるおじさん達がいい事いって若者にパワーを与える話ばかりだった。
卒業以来会っていない中学時代の初恋なんていつまでも覚えてる女なんていない。
恐らく亡くなった事を知っても涙までする人もいないだろう。
そのあたりがいまいち入り込めない原因だったのか。