図書館で見つけ読んで気に入りました。
短編を描く参考と思いきや、ものの考え方や閃きの活かし方など、日常生活からの気づきにも通じることあり手元におき読んでます。
「キャリー」の誕生や、描きたくなくても読み手を引き込むストーリー性など興味深くよみました。
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書くことについて (小学館文庫) (小学館文庫 キ 4-1) ペーパーバック – 2013/7/5
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作家自身が「秘密」を語る。待望の新訳刊行
「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より)
ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。
2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書のカバー写真は、作家カート・ヴォネガット夫人でもあるカメラマン、ジル・クレメンツさん撮影によるもので、ひじょうに貴重な著者の執筆風景。
「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より)
ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。
2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書のカバー写真は、作家カート・ヴォネガット夫人でもあるカメラマン、ジル・クレメンツさん撮影によるもので、ひじょうに貴重な著者の執筆風景。
- 本の長さ412ページ
- 言語英語, 日本語
- 出版社小学館
- 発売日2013/7/5
- 寸法10.67 x 1.52 x 14.73 cm
- ISBN-104094087648
- ISBN-13978-4094087642
- Lexile指数1110L
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2013/7/5)
- 発売日 : 2013/7/5
- 言語 : 英語, 日本語
- ペーパーバック : 412ページ
- ISBN-10 : 4094087648
- ISBN-13 : 978-4094087642
- 寸法 : 10.67 x 1.52 x 14.73 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,750位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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5 星
読む者と書く者の人生を豊かにする
物語の人物、周囲の状況の共感によって、読む者と書く者、お互いを豊かにする。結果を出さなければいけない日々に追われているからこそ、私は書く。楽しいから、書きたいから、そして他者と共に幸せになりたいから。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スティーブン・キングの半生記および文章読本。かなりボリュームのある著書である。彼は幼少期から小説を書き始め、かつ出版社への投稿を繰り返したが、自室の壁の釘に刺した不採用通知の束が重みに耐えられなくなるぐらいの没を経験した。それにもめげずに執筆を続け、彼の小説は徐々に採用されるようになった。今では大作家となった彼でさえも、長年にわたって不採用という厳しい現実を突き付けられた時期を経験したことを知って、なぜか安堵した。
書くためのさまざまなスキルについての記載があり、長年の経験と実績に裏打ちされたそれらのアドバイスは有益である。彼はプロットはつくらないという。小説のネタとなる人物や状況を足掛かりにして起稿し、ストーリーならびに登場人物に成長の場を与え、結末がどうなるかは彼にも分からないまま執筆を続けるという。浅田次郎もインタビューで同様なことを述べていた。プロットでガチガチに固めてしまっては、書く内容が硬直化し、リアリティを損ない、読者の共感を得にくくなるという。
特に心に響いたのは、作家になりたいのなら絶対にしなければならないこと、それはたくさん読み、たくさん書くことだ、と彼は言う。その代わりになるものはないし、近道もないという。これも数多の作家が言っていることであり、当然と言えば当然のことである。でも、その当然のことがなかなか簡単にできることではない。余暇時間のほとんどすべてを読書か執筆に充てる生活を数年ないし数十年続けなければものにならない、ということであろう。そうして鍛えられ、磨き上げられた頭脳からしか世の中に受け入れられる作品は生み出せない、というのが蓋し真実なのだと納得した。
書くためのさまざまなスキルについての記載があり、長年の経験と実績に裏打ちされたそれらのアドバイスは有益である。彼はプロットはつくらないという。小説のネタとなる人物や状況を足掛かりにして起稿し、ストーリーならびに登場人物に成長の場を与え、結末がどうなるかは彼にも分からないまま執筆を続けるという。浅田次郎もインタビューで同様なことを述べていた。プロットでガチガチに固めてしまっては、書く内容が硬直化し、リアリティを損ない、読者の共感を得にくくなるという。
特に心に響いたのは、作家になりたいのなら絶対にしなければならないこと、それはたくさん読み、たくさん書くことだ、と彼は言う。その代わりになるものはないし、近道もないという。これも数多の作家が言っていることであり、当然と言えば当然のことである。でも、その当然のことがなかなか簡単にできることではない。余暇時間のほとんどすべてを読書か執筆に充てる生活を数年ないし数十年続けなければものにならない、ということであろう。そうして鍛えられ、磨き上げられた頭脳からしか世の中に受け入れられる作品は生み出せない、というのが蓋し真実なのだと納得した。
2023年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
役に立つと思います。
2022年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
行き詰まったなあ、面白みのないことを書いているなあ、と。文章に何かひとつ仕込んでしまいたいとき。ひとつ手に取って欲しい。非常に良い訳しかたで書かれてあり、参考になった書籍も手に取りたくなる。(挑戦への布石として)毎日何かしらのエピソードを読みながら一筆書くと。「あら不思議」と思うように誰もが文士気取りになれる。お作法として読むと、相当に難易度が高いというかおそらく絶望する一冊。ただ……志の高い人にとってはこれ以上ないレクチャー本と言えます。
2023年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は、著者のこれまでの生い立ちから作家として成功し、そして車に轢かれる(!)までの『自伝』半分と、どうすれば他人に読んでもらえるか、買ってもらえるか、面白くて読みやすくて良い文章が書けるか、という自身の経験、苦闘による『小説の書き方』半分、といったところ。
著書は言わずと知れた売れっ子作家なので自伝としても読みやすく、経験に裏打ちされているので小説の書き方指南書としても、現実的で説得力がある。
ただ、著者がやたらと悪い文章に対して“臆病者”といった言い回しを使うなど、なんとなくマッチョな価値観、世代の古さ、頑固さ、を感じる。
そんなガンコオヤジの助言がはたして現代でも通用するのかどうか、という点は少し気になった。
しかしその部分をさっ引いても、小説に限らず良い文章の書き方一般に応用可能な部分もあるので、読んでみて各々がチェリーピッキングすれば買って損はないと思う。
以下個人的メモ
・とにかくたくさん読み、たくさん書け。
・名著に圧倒される経験は必要である。(それを感じねば文学的才能はないし、そこから立ち上がらねば根性なしである)
・自分の知っていること、愛していることだけを書け、正直に書け、奇を衒うな、ウケを狙うな。
・一次稿は最初に思いついた文章でよい。
・人は文学的価値などで本は読まない。単純に面白いかどうかだ。
・とにかく読み易くせよ、平明文を心がけよ、文法規則は守れ、副詞は削れ、受動態は避けよ。(文章が弱々しくまわりくどく読みづらくなる)
・使い古された陳腐な直喩、禅問答のような直喩は避けよ。
・いたずらに言葉を飾り立てるのは自信のなさの表れだ。
・文章力を高めるよう語彙を増やす努力をせよ。
・文章の基本単位はセンテンス(一文)ではなくパラグラフ(段落)だ。
・読者がテンポよくリズムよく読めるように心がけよ。
・書く動機はなんでも良いが、いい加減な気持ちでは書くな。
・書くことが楽しくないなら書くべきではない。(もっと才能を発揮できて楽しいことをすべきだ)
・書くと決めたら書くことに集中して書け。
・集中するため仕事場を整えよ。
・ミューズ、詩的霊感に頼るな、誠実に書け、書くことは肉体労働と同じだ。
・「書きたい」と思ったなら書け「書かねば」と思ったなら書くな。
・少なくとも1日千字は書け。
・書き終わったら一定期間寝かせよ。(だいたい6週間くらい)
・読み返して添削せよ。
・添削した二次稿は一次稿の約10%を削れ、余計な部分、退屈な部分を削れ、テンポよく読めるように心がけよ。
・誰かに読んでもらいフィードバックを受けよ。
・書き直しを楽しむべし。(より自分の作品を愛せるようになる)
・小説の三要素は
①物語を自然なかたちで展開させる『叙述』
②読者にリアリティを感じさせる『描写』
③登場人物に生命を吹き込む『会話』
・プロットは不要(しっかりと状況設定すれば、自然と物語は展開する)
・テーマや問題意識も不要、そんなものは駄作のレシピだ(書き終えてみればテーマが立ち現れる場合もある)
・実際に出版までこぎつけたいなら自分からアクションを起こせ。
・自分の作品と同一傾向のある作品、雑誌を読み情報を集めよ。
・出版社に原稿を送る場合には、丁寧なプレゼンをせよ。(作品の要約や自身の経歴等、相手が必要とする情報を簡潔に書き添える)
・出版社側も売れる新人作家を血眼になって探している。
・エージェントや出版社を選べる立場なら慎重に抜かりなく。
・学校を出てこの道で身を立てようと思えば、否が応でも実際的にならざるおえない。
著書は言わずと知れた売れっ子作家なので自伝としても読みやすく、経験に裏打ちされているので小説の書き方指南書としても、現実的で説得力がある。
ただ、著者がやたらと悪い文章に対して“臆病者”といった言い回しを使うなど、なんとなくマッチョな価値観、世代の古さ、頑固さ、を感じる。
そんなガンコオヤジの助言がはたして現代でも通用するのかどうか、という点は少し気になった。
しかしその部分をさっ引いても、小説に限らず良い文章の書き方一般に応用可能な部分もあるので、読んでみて各々がチェリーピッキングすれば買って損はないと思う。
以下個人的メモ
・とにかくたくさん読み、たくさん書け。
・名著に圧倒される経験は必要である。(それを感じねば文学的才能はないし、そこから立ち上がらねば根性なしである)
・自分の知っていること、愛していることだけを書け、正直に書け、奇を衒うな、ウケを狙うな。
・一次稿は最初に思いついた文章でよい。
・人は文学的価値などで本は読まない。単純に面白いかどうかだ。
・とにかく読み易くせよ、平明文を心がけよ、文法規則は守れ、副詞は削れ、受動態は避けよ。(文章が弱々しくまわりくどく読みづらくなる)
・使い古された陳腐な直喩、禅問答のような直喩は避けよ。
・いたずらに言葉を飾り立てるのは自信のなさの表れだ。
・文章力を高めるよう語彙を増やす努力をせよ。
・文章の基本単位はセンテンス(一文)ではなくパラグラフ(段落)だ。
・読者がテンポよくリズムよく読めるように心がけよ。
・書く動機はなんでも良いが、いい加減な気持ちでは書くな。
・書くことが楽しくないなら書くべきではない。(もっと才能を発揮できて楽しいことをすべきだ)
・書くと決めたら書くことに集中して書け。
・集中するため仕事場を整えよ。
・ミューズ、詩的霊感に頼るな、誠実に書け、書くことは肉体労働と同じだ。
・「書きたい」と思ったなら書け「書かねば」と思ったなら書くな。
・少なくとも1日千字は書け。
・書き終わったら一定期間寝かせよ。(だいたい6週間くらい)
・読み返して添削せよ。
・添削した二次稿は一次稿の約10%を削れ、余計な部分、退屈な部分を削れ、テンポよく読めるように心がけよ。
・誰かに読んでもらいフィードバックを受けよ。
・書き直しを楽しむべし。(より自分の作品を愛せるようになる)
・小説の三要素は
①物語を自然なかたちで展開させる『叙述』
②読者にリアリティを感じさせる『描写』
③登場人物に生命を吹き込む『会話』
・プロットは不要(しっかりと状況設定すれば、自然と物語は展開する)
・テーマや問題意識も不要、そんなものは駄作のレシピだ(書き終えてみればテーマが立ち現れる場合もある)
・実際に出版までこぎつけたいなら自分からアクションを起こせ。
・自分の作品と同一傾向のある作品、雑誌を読み情報を集めよ。
・出版社に原稿を送る場合には、丁寧なプレゼンをせよ。(作品の要約や自身の経歴等、相手が必要とする情報を簡潔に書き添える)
・出版社側も売れる新人作家を血眼になって探している。
・エージェントや出版社を選べる立場なら慎重に抜かりなく。
・学校を出てこの道で身を立てようと思えば、否が応でも実際的にならざるおえない。
2021年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は才能はないです。
稚拙な文章しか書けません。
ですが、書くことは楽しいので続けています。
この本は、「プロセスを楽しんで良い」ということ教えてくれました。
下手でも良いんです!書きましょう!
そしてたくさん読みましょう!!
大好きな読書をしても良いんです。
人生をより豊かにしてくれる良書です。
宝物です。
稚拙な文章しか書けません。
ですが、書くことは楽しいので続けています。
この本は、「プロセスを楽しんで良い」ということ教えてくれました。
下手でも良いんです!書きましょう!
そしてたくさん読みましょう!!
大好きな読書をしても良いんです。
人生をより豊かにしてくれる良書です。
宝物です。
2021年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語の人物、周囲の状況の共感によって、読む者と書く者、お互いを豊かにする。結果を出さなければいけない日々に追われているからこそ、私は書く。楽しいから、書きたいから、そして他者と共に幸せになりたいから。
物語の人物、周囲の状況の共感によって、読む者と書く者、お互いを豊かにする。結果を出さなければいけない日々に追われているからこそ、私は書く。楽しいから、書きたいから、そして他者と共に幸せになりたいから。
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2018年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自身の半生を淡々と振り返っているのだが、淡々と面白いことが書いてあるかのかと思って読み進んでいくと、いきなり笑わせてくれる。
ときおり、吹き出してしまう愉快なタッチに、知らない間に引き込まれていく。
前半部分では、書くことについての具体的な指南はこれといって見つからないが、きっとこの面白さが、書くことへのお手本なのだ。
後半部分では、プロットに頼らずに、化石を丁寧に掘り出すように文章を紡いでいくという方法が具体例とともに書かれている。
先日読んだ森博嗣先生と同意見で、とにかく書いてみようという方法論である。失敗したくない自分が、どうしてもそこにいて、プロットに重きを置こうとする。だが、この行為はもしかすると準備に逃げていて、ただ失敗を恐れているだけだと自己分析した。
受験勉強をしなければならない場面で、次から次へと参考書を入手して、本題に取り掛からない私の悪い癖。まさにそれをしようとしていたことに気がついた。
今からもう一度、森博嗣先生の「小説家という職業」を読んでから、私も執筆を始めることにする。
以下は気付きメモ。
「手直しをするときにいちばん大事なのは、余計な言葉を全て削ることだ。」(新聞の記事を書く仕事をもらったときに編集長から言われた言葉)
ドアを閉めて書け。ドアをあけて描きなおせ。
まずはどこから始めたらいいのか──とりあえずは、机を部屋の隅に置いてみよう。そして、その前にすわったら、それがなぜ部屋のまんなかに置かれていないのかを考えてみよう。人生は芸術の支援組織ではない。その逆である。
食事中に本を読むのはハイソサエティの礼儀作法に反するとされている。だが、作家として成功したいのなら、そんなことは気にしなくていい。
本を読むには時間がいる。テレビは時間を取りすぎる。
テレビを切れば、文章の質だけでなく、人生の質もあがる。
私にとっては、仕事をしないことが仕事なのだ。書いているのは遊び場にいるようなものだ。
一日千語。
書きたいことを書け。
ジャンルについは、自分が読みたいと思っているものを選んでいれば、大きな失敗はしないだろう。
よくないのは、自分がよく知っているものや、好きなものや、愛しているもの(私の場合はECホラー・コミックスやモノクロのホラー映画)に背を向けて、友人や親類縁者やサークル仲間に感心してもらえると思うものに手を出すことだ。金になりそうなジャンルに擦り寄るのも同じようによくない。さもしい料簡だ。
おおよその場合、ひとに本を書いたいという気持ちを起こさせるものは文学的価値ではない。飛行機のなかで気楽に読めるかどうか、読みだしたらとまらなくなるかどうかである。それを可能にするのは、作中人物の行動や言葉や周囲の状況に対する共感だろう。そこに自分自身の人生や信条に重なるものがあれば、読者は作品に感情移入することができる。
知識をひけらかすことと、ストーリーを膨らませるために知識を使うのとは、まったくちがう。後者はいい。前者はよくない。
ストーリーは自然にできていくというのが私の基本的な考えだ。作家がしなければならないのは、ストーリーに成長の場を与え、それを文字にすることなのである。
あるとき、私は<ニューヨーカー>のインタビューのなかで、ストーリーというのは地中に埋もれた化石のように探しあてるべきものだと答えた。
プロットは削岩機のような馬鹿でかい道具だ。
私に言わせれば、プロットは優れた作家の最後の手段であり、凡庸な作家の最初のよりどころだ。プロット頼みの作品には作為的で、わざとらしい感じがかならずつきまとっている。
どちらかというと、私は直感に頼るほうだ。
p218のあたりいろいろ重要
私は小説の作者であると同時に、第一読者でもある。
私の場合には、プロットができていなくても、書きはじめることができる。化石がどこにあるかはわかっている。あとはそれを慎重に掘りだすだけだ。
私にとって有効なこの方法は、あなたにとっても有効だと思う。
状況をしっかりと設定すれば、プロットは無用の長物になる。
p227 化石発掘のワーク
描写の不足は読者を混乱させ、近視眼にする。描写の過剰は読者をディテールとイメージに埋没させる。その匙加減がむずかしい。
検閲者の志望者はごまんといる。
あなたが自分のすべきことをしていれば、登場人物は命を得て、ひとりで動きだすようになる。実際に経験しないとわからないことだが、そうなったときの楽しさといったらない。それは作者の悩みの多くを解決してくれる。嘘ではない。
公式…2次稿=1次稿マイナス10%。
ときおり、吹き出してしまう愉快なタッチに、知らない間に引き込まれていく。
前半部分では、書くことについての具体的な指南はこれといって見つからないが、きっとこの面白さが、書くことへのお手本なのだ。
後半部分では、プロットに頼らずに、化石を丁寧に掘り出すように文章を紡いでいくという方法が具体例とともに書かれている。
先日読んだ森博嗣先生と同意見で、とにかく書いてみようという方法論である。失敗したくない自分が、どうしてもそこにいて、プロットに重きを置こうとする。だが、この行為はもしかすると準備に逃げていて、ただ失敗を恐れているだけだと自己分析した。
受験勉強をしなければならない場面で、次から次へと参考書を入手して、本題に取り掛からない私の悪い癖。まさにそれをしようとしていたことに気がついた。
今からもう一度、森博嗣先生の「小説家という職業」を読んでから、私も執筆を始めることにする。
以下は気付きメモ。
「手直しをするときにいちばん大事なのは、余計な言葉を全て削ることだ。」(新聞の記事を書く仕事をもらったときに編集長から言われた言葉)
ドアを閉めて書け。ドアをあけて描きなおせ。
まずはどこから始めたらいいのか──とりあえずは、机を部屋の隅に置いてみよう。そして、その前にすわったら、それがなぜ部屋のまんなかに置かれていないのかを考えてみよう。人生は芸術の支援組織ではない。その逆である。
食事中に本を読むのはハイソサエティの礼儀作法に反するとされている。だが、作家として成功したいのなら、そんなことは気にしなくていい。
本を読むには時間がいる。テレビは時間を取りすぎる。
テレビを切れば、文章の質だけでなく、人生の質もあがる。
私にとっては、仕事をしないことが仕事なのだ。書いているのは遊び場にいるようなものだ。
一日千語。
書きたいことを書け。
ジャンルについは、自分が読みたいと思っているものを選んでいれば、大きな失敗はしないだろう。
よくないのは、自分がよく知っているものや、好きなものや、愛しているもの(私の場合はECホラー・コミックスやモノクロのホラー映画)に背を向けて、友人や親類縁者やサークル仲間に感心してもらえると思うものに手を出すことだ。金になりそうなジャンルに擦り寄るのも同じようによくない。さもしい料簡だ。
おおよその場合、ひとに本を書いたいという気持ちを起こさせるものは文学的価値ではない。飛行機のなかで気楽に読めるかどうか、読みだしたらとまらなくなるかどうかである。それを可能にするのは、作中人物の行動や言葉や周囲の状況に対する共感だろう。そこに自分自身の人生や信条に重なるものがあれば、読者は作品に感情移入することができる。
知識をひけらかすことと、ストーリーを膨らませるために知識を使うのとは、まったくちがう。後者はいい。前者はよくない。
ストーリーは自然にできていくというのが私の基本的な考えだ。作家がしなければならないのは、ストーリーに成長の場を与え、それを文字にすることなのである。
あるとき、私は<ニューヨーカー>のインタビューのなかで、ストーリーというのは地中に埋もれた化石のように探しあてるべきものだと答えた。
プロットは削岩機のような馬鹿でかい道具だ。
私に言わせれば、プロットは優れた作家の最後の手段であり、凡庸な作家の最初のよりどころだ。プロット頼みの作品には作為的で、わざとらしい感じがかならずつきまとっている。
どちらかというと、私は直感に頼るほうだ。
p218のあたりいろいろ重要
私は小説の作者であると同時に、第一読者でもある。
私の場合には、プロットができていなくても、書きはじめることができる。化石がどこにあるかはわかっている。あとはそれを慎重に掘りだすだけだ。
私にとって有効なこの方法は、あなたにとっても有効だと思う。
状況をしっかりと設定すれば、プロットは無用の長物になる。
p227 化石発掘のワーク
描写の不足は読者を混乱させ、近視眼にする。描写の過剰は読者をディテールとイメージに埋没させる。その匙加減がむずかしい。
検閲者の志望者はごまんといる。
あなたが自分のすべきことをしていれば、登場人物は命を得て、ひとりで動きだすようになる。実際に経験しないとわからないことだが、そうなったときの楽しさといったらない。それは作者の悩みの多くを解決してくれる。嘘ではない。
公式…2次稿=1次稿マイナス10%。