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入江泰吉 私の大和路春夏紀行(小学館文庫) (小学館文庫 G い- 3-1 VISUAL SERIES) 文庫 – 2002/4/5
入江 泰吉
(著)
入江泰吉のまなざしで見る、うるわしの大和の風景
私たちは、犬の嗅覚をもって、入江さんの大和に対する愛情の深さを感じとっているのだ。それは郷愁といったような、甘ったるい感情ではなくて、今は大和の風景と心中してもいい、滅びても本望だと、覚悟を決めていられるように思う。(白州正子「人間のいない風景」本文130ページより)没後10年、大和の魅力を知り尽くした写真家として今なお根強いファンをもつ入江泰吉。その名作写真76点と、大和に寄せる想いを綴ったエッセイを収めた写文集。巻末で親友である画家杉本健吉氏が、「絵ごころ」のある入江の写真世界を語る。
私たちは、犬の嗅覚をもって、入江さんの大和に対する愛情の深さを感じとっているのだ。それは郷愁といったような、甘ったるい感情ではなくて、今は大和の風景と心中してもいい、滅びても本望だと、覚悟を決めていられるように思う。(白州正子「人間のいない風景」本文130ページより)没後10年、大和の魅力を知り尽くした写真家として今なお根強いファンをもつ入江泰吉。その名作写真76点と、大和に寄せる想いを綴ったエッセイを収めた写文集。巻末で親友である画家杉本健吉氏が、「絵ごころ」のある入江の写真世界を語る。
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2002/4/5
- ISBN-104094114815
- ISBN-13978-4094114812
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商品の説明
出版社からのコメント
奈良大和の風景を半生記近く撮り続けた入江泰吉の名作写真と彼のエッセイによる写文集・春夏編。われわれを今なお惹きつけてやまない「うるわしの大和」の魅力を76点の写真と柔らかな文章で紹介する。
著者について
入江泰吉・・・1905年〜1992年。奈良生まれ。写真に熱中していた兄の影響でカメラにのめり込み、1931(昭和6)年に大阪で写真店を開く。終戦の年、店が戦災で焼失し、奈良へ引き揚げ、失意の中で眼にしたふるさと大和の風景・仏像に感銘をうけ、以来50年近くの年月を大和路を撮り続けた。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2002/4/5)
- 発売日 : 2002/4/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 205ページ
- ISBN-10 : 4094114815
- ISBN-13 : 978-4094114812
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,437位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔から、好きな写真家ですが、文庫本で奈良の素晴らしい写真がみれて嬉しい
2013年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
奈良の普通の風景が、入江泰吉の感性と知性によって、おぼろとクリアさとが、対比的にバランスをとり、おぼろさ、あいまいさ、あるいは余白の奥深さを、クリアな画像がかえって鮮やかに際立たせているのが、とても魅力的
2011年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
春はさまざまな花(菜の花、れんげそう、もくれん、あせび、雪柳、桃など)、何より桜と、夏は水の形象(古墳の環濠、ため池、流水、低い雨雲、虹、湧き上がる夏雲など)と伽藍の一部や遠望、石仏とをとりあわせたカラー風景写真からなります。ここでは内外の観光客はもとより地元民さえ写っていません。また、車道、ビル、ぺらぺらの現代住宅なども極力避けるなり、ぼかすなりしています。春と夏の間に50年代のモノクロ作品がはさまっていますが、高度成長で大阪のベッドタウン化する前の大和路で、それが彼の美意識の原点であると了解します。そういう写真が、大量消費経済に慣れたアンノン族(死語)らを魅了し観光ブームのきっかけの一つになりますます撮りづらくしていったのは皮肉です。それから真ん中には東大寺戒壇院広目天像など奈良の有名寺院の代表的な仏像16体のモノクロ写真も収められています。他に所蔵寺院は、法隆寺、中宮寺、興福寺、秋篠寺、唐招提寺、薬師寺、新薬師寺、浄瑠璃寺(地籍京都府ながらアクセス上)です。ここではやはり尊顔のアップが見れるのが取り柄です。全体を通して一番の傑作は石舞台残照だと思います。蘇我馬子が甦ることもあるかもしれないと思わせる妖しさです。
2013年5月23日に日本でレビュー済み
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昭和9年生まれで 当時新制中学生だった奈良の自宅に 入江さんご夫妻がお見えになり 数年の間ご一緒に過ごした思い出が 鮮やかに甦ってきます。 上司海雲・池田小菊さんを中心に 天平の会の発足したのもこの時で 志賀直哉・吉井勇等の面々も来宅されていました。
入江ご夫妻が水門の家に移られた後も 度々お伺いしては 当時の話を懐かしんでおりました。
ご夫妻の温厚なお人柄に思いを馳せながら 暗室に入りぱなしのご主人泰吉さんの姿を この本を通して改めて思い起しています。
入江ご夫妻が水門の家に移られた後も 度々お伺いしては 当時の話を懐かしんでおりました。
ご夫妻の温厚なお人柄に思いを馳せながら 暗室に入りぱなしのご主人泰吉さんの姿を この本を通して改めて思い起しています。
2022年12月15日に日本でレビュー済み
若い頃から入江先生の写真が好きで、大和路も好きなので購入した本。戦後間もない頃からの大和路の写真、そして入江先生の文章がたくさん掲載されていた。人々の営みの中で当時とは大和路の風景もだいぶ変わっている。よく当時の姿を写真に残してくださった。心から感謝したい。
2013年3月28日に日本でレビュー済み
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入江ファンとしては手放せない本です。旅の前に目を通しています。
2006年7月16日に日本でレビュー済み
大和路の魅力を我々に伝え続けてきた入江泰吉さんの写真が76点と、味わい深いエッセイが文庫本になって蘇って来ました。
個々の写真の美しさはいうまでもありません。入江さんの大和路への愛情が全作品に込められています。何気ない野に咲く花々やひっそりとした遺跡も入江さんに切り取られると崇高な芸術作品にまで高められます。対象物への視点の温かさが伝わってくるのは流石ですね。
掲載されている文章も含蓄に富み、豊かな人間性を感じさせるものばかりでした。ことに「ファインダーから見た大和路」で書かれた大和路への思いはとても参考になりました。オススメの場所の紹介でもありますが、ライフワークに選ばれた理由や愛情が感じられるものでした。
白洲正子さんの「人間のいない風景」の文章も趣のあるものでしたし、杉本健吉さんの「回想・カメラで絵を描く人」で書かれた入江泰吉さんの人となりもステキな解説だと思いました。
大和路の散策にはなくてはならないものでしょうね。文庫本というハンディーさが嬉しいです。
個々の写真の美しさはいうまでもありません。入江さんの大和路への愛情が全作品に込められています。何気ない野に咲く花々やひっそりとした遺跡も入江さんに切り取られると崇高な芸術作品にまで高められます。対象物への視点の温かさが伝わってくるのは流石ですね。
掲載されている文章も含蓄に富み、豊かな人間性を感じさせるものばかりでした。ことに「ファインダーから見た大和路」で書かれた大和路への思いはとても参考になりました。オススメの場所の紹介でもありますが、ライフワークに選ばれた理由や愛情が感じられるものでした。
白洲正子さんの「人間のいない風景」の文章も趣のあるものでしたし、杉本健吉さんの「回想・カメラで絵を描く人」で書かれた入江泰吉さんの人となりもステキな解説だと思いました。
大和路の散策にはなくてはならないものでしょうね。文庫本というハンディーさが嬉しいです。