「またも起こるハレンチな事件。今度こそ探偵を出し抜き、解決、隠ぺいせねば！」
という説明に期待したのだが、思ってたのと違う。
「不景気の中、メイドのエヴォニイがやっとの思い出再就職をはたしたお屋敷で、再び起きる殺人事件。犯人はご主人様のご家族なのは確実だ。真実はいつもひとつ・犯人はあの人しかいない！
ということは、ヤバイ。このままでは、また失業だ。
ここはご主人様の心の安らぎため、犠牲者の名誉のため、なにより私の生活費のために、単純な事故に見せかける隠蔽工作を施さねば！
第一の事件は事故に見せかけることに成功して胸をなで下ろしたのもつかの間、第二、第三の事件が巻き起こる。しかも今度は探偵に先を越されて第一発見者になり損ねてしまった。ええい坊ちゃんも余計なことを。このままでは現場工作が間に合わない。ならば新たな証拠を捏造だ。関係者を説得（脅迫）して口裏合わせだ。ふっふっふっ、お楽しみはこれからだよ、明智君！
はたしてメイドは、名探偵の目を欺き続けることが出来るのか？
鍛え抜かれたメイドの推理と隠蔽工作の腕が冴え渡る！
ついでに真犯人を追い詰められたら儲けもの！」
．．．みたいなのを期待してたんだけどな。
実際はショボい事件が一つ起きて、特に難しいトリック一つ無く、マッタリと問題解決するだけ。メイド対名探偵の夢の対決は全く無くて肩すかし。文章は酷くはないけど良くも無し。全般として山なし、オチなし、意味なし。推理パロとしては完全に駄作だと思います。
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