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されど罪人は竜と踊る 3~Silverdawn Goldendusk~ (ガガガ文庫 あ 2-3) 文庫 – 2008/9/19

4.4 5つ星のうち4.4 27個の評価

攻性咒式士のガユスとギギナが住むエリダナの街は、憎悪と殺意で沸騰していた。
労働者たちが破壊活動を行い、投資家を狙うという不穏な雰囲気。ジヴーニャに託された
謎の指輪を求めて、北方の勇者にして虐殺者ウォルロットが現れる。さらには強大な
<古き巨人>たちが、エリダナに降臨し、小国からの民族独立と戦争の危機にモルディーンが暗躍する。
ウォルロットと古き巨人たちの死闘に、ガユスとギギナ、エリダナと
大陸国家の全てが巻きこまれ、語られなかった物語が開幕する!!
待ちに待った完全書き下ろし新作長編、ここに登場!!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2008/9/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 600ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4094510885
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4094510881
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 27個の評価

著者について

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浅井 ラボ
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1974年7月12日生まれ(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『されど罪人は竜と踊る 2 ~Ash to Wish~』(ISBN-10:4094510761)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
27グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年9月23日に日本でレビュー済み
 浅井ラボ氏が描く久しぶりの完全新作となる作品です。
相変わらず戦闘シーンの描写が細かく描かれており、読む者を夢中にさせます。官能表現と主人公とその相棒の口の悪さも健在です。
 今回の話は今まで名前が出てくる程度で大した描写がなかった「古き巨人」たちが強敵となって立ちふさがります。今回の鍵となる物はまたしても指輪です。「悲しみの指輪」をめぐって古き巨人と主人公達が壮絶な死闘を繰り広げます。しかもこの巻だけでは終わりません。まだ続くという感じで終わります。ガユスは果たしてシヴを取り戻す事ができるのでしょうか?
 また、今回の作品は今まで浅井ラボ氏が描いてきた「され竜」の本編の途中に新たに話をねじ込んだ感じになっています。この話が完結した後はどう展開していくかも気になるところです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そんなわけで罪人3巻ですよ.
今度の敵は鋼鉄の巨人.
こいつらヤヴァ過ぎっす.
そして不幸誘引体質とでも言うのか,歩く誘蛾灯と言うのか
相変わらずガユス君は不幸です.
愛する女性のジヴーニャを
勇者で虐殺者で脱走者で麻薬中毒者のウォーロックに誘拐されてしまう.
不幸すぎるなぁ.
そんなガユスの頼みを聞いたからこそ
たまたま事件の鍵を握ってしまって巨人に狙われ
ウォーロックと行動を共にせざるを得なくなったジヴーニャ.
全ての原因はガユスの不幸誘引体質にあるんだよ.

しかしアレだ.
「私と一緒に居るとあなたはまた危険な目にあってしまう」
とかなんとかで恋人の元に戻らないで誘拐犯と行動を共にすることを選ぶとか.
そんな展開は嫌いだなぁ….
その判断でガユス君は苦しんで.
結局取り戻すために死地へと赴くことになるんだから….

相変わらず勢いのある戦闘描写だなぁ.
どんどん弾け飛ぶモブの手足.
舞い散る血飛沫.
火花を散らす剣戟.
良いなぁ.

この一冊で完結しないで事件は続く.
続きの気になる終わり方でござる.
2008年10月5日に日本でレビュー済み
 相変わらず、時々襲ってくる桁外れの厄介事を除けば、賞金首探しや大小様々な厄介事で日銭を稼ぎつつ日々を送る攻性咒式士のガユスとギギナですが、彼らが住むエリダナの街では生活に困窮した労働者たちによるデモや破壊活動が展開され、街にやってくる投資家を狙おうとする不穏な雰囲気が漂います。その上ガユスの恋人ジヴーニャが行きがかりで他人から託された謎の指輪と言葉を求めて、北方の小国ピエゾ連邦共和国の墜ちた勇者ウォルロットがエリダナに現れ、強大な<古き巨人>たちと指輪を巡って激闘と繰り広げ、ジヴーニャはウォルロットに拉致されます。更にはピエゾ連邦共和国の民族紛争と戦争の危機にモルディーンと十二翼将が各地で暗躍する中、ガユスとギギナも精一杯あがくのですが、<古き巨人>たちはあまりに強すぎて、ウォルロットらと一時的に共闘しても苦戦と言うにはあまりに表現が甘すぎるほどの厳しい戦いを強いられ、何とか勝てても満身創痍。おまけに一連の騒動の中、ガユスの命と己の貞操その他諸々を天秤に掛けてウォルロットと行動を共にすることをジヴーニャに告げられたものですから、ガユスは身も心もボロボロになってしまいます。
 本筋としてはそんなところですが、私としては外資による企業買収で多くの労働者が仕事を失い破壊活動や投資家への殺意に走るエリダナの現状が、リアルで昨今しきりに取り上げられているワーキングプア等の問題と重なることからとても気になりました。作中に登場する投資家の台詞だと、世界的な流れだからどうしようもないということですが、ただ流れに乗るだけというのはどうだろうかと思いますし、かと言って破壊活動や資本家を殺すことで解決するほど単純でないことは分かります。
 そんな様々な要素を詰め込むものですから600ページ近くの厚さで、更に次の巻に話が続くというのですから、一体この先どれだけのページ数で、どんなストーリーが展開され、どんな結末になることやら。ただ、予定調和、勧善懲悪と言ったありきたりな要素は許さないハードなものになることだけは確かでしょう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月20日に日本でレビュー済み
イラストレーターは、宮城さんです。
600弱ページの大長編です、あらすじは、ガユスとギギナは、ジウを救うためエリダナ中を
かけめぐる。同時期にモルディーンは、大陸中が不穏な空気に包まれて、翼将を各地へ
調査に派遣する、ジウが持つ指輪を狙う古き巨人。指輪をめぐり北方の国からさまざまな人物が
エリダナへ。上巻は、様々な事件が別々に起こり、色々な人物が出てそれぞれ思惑があり
複雑かつ、いい所で終わります。
スニーカー文庫からガガガ文庫へ変わり初の書き下ろしです。今までスニーカー文庫から
出たのを編集し加筆したのですが、初のガガガ文庫オリジナルの長編です。

"
されど罪人は竜と踊る 1 ‾Dances with the Dragons‾ "と
若干関係 あります。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート