オカルト話好きの高校生、渡崎トキオと、頻繁に嘔吐する転入生、神野江ユイ。トキオが気になるものを見つけ、霊が見えるユイが暴走し、トキオが付いて行って振り回される形式で「怖いもの」を追いかけます。そんな怪談話集かと思ったら、トキオ自身に陰をもたらしている過去の出来事がよみがえってきて、トキオとユイが此岸と彼岸のあわいで恐怖しながら自分を探求する青春ホラー小説になります。
普通にへたれなトキオもユイが危なくなると前へ出るので、二人の信頼と思いやりは積み重なって…。二人の接近も気になります。
悪意や邪悪な呪いが交差する中、二人はどうなるでしょう。やっぱり読んでいる方も怖い。
「
フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない (星海社文庫)
」シリーズ(2012-1015)のプロトタイプと思えます。世界の作りはほぼ同じ。本書のトキオとユイは、山田凪人と美鶴木夜石になり、過去設定の雰囲気は同一ながら変化しています。栗本詩那、鴉さんはそのまま登場します。が、同一事件を追っているわけではないし、結末は違います。
ガッツリ怖がりたいときは「フェノメノ」全六巻を読み、短時間で味わいたいときは「幽式」を手に取る。どちらも再読に耐えるし、内容は違うので、どちらから読まないと楽しめないというものでもありません。両方お薦めします。
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幽式 (ガガガ文庫 に 2-1) 文庫 – 2008/11/18
いるのかいないのか誰もが定義できない幽(かす)かな存在──亡霊。
皇鳴(こうめい)学園高等学校一年、渡崎トキオは
ヘタレなうえに霊体験皆無のオカルトマニア。そんな彼の呑気な日常は、奇人にして
美貌(びぼう)の転校生・神野江ユイと出逢ったことから揺らぎ始める!
神野江は言う――「すべてが、逆なのだわ」。赤く染められた部屋、口にすると憑かれる言葉……
この世にひそむ“幽かなもの”を次々と暴く神野江ユイに圧倒されながら、,br>トキオが最後に辿り着いた彼岸の真実とは──?新感覚学園オカルティックホラーここに登場!
皇鳴(こうめい)学園高等学校一年、渡崎トキオは
ヘタレなうえに霊体験皆無のオカルトマニア。そんな彼の呑気な日常は、奇人にして
美貌(びぼう)の転校生・神野江ユイと出逢ったことから揺らぎ始める!
神野江は言う――「すべてが、逆なのだわ」。赤く染められた部屋、口にすると憑かれる言葉……
この世にひそむ“幽かなもの”を次々と暴く神野江ユイに圧倒されながら、,br>トキオが最後に辿り着いた彼岸の真実とは──?新感覚学園オカルティックホラーここに登場!
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/11/18
- ISBN-104094511016
- ISBN-13978-4094511017
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/11/18)
- 発売日 : 2008/11/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4094511016
- ISBN-13 : 978-4094511017
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,123,117位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月15日に日本でレビュー済み
2009年4月15日に日本でレビュー済み
桜ishもそうですけどもっと評価されていいと思います。
フィクションとしてバランスのいい心理描写がかける方で
この作品でも霊的な存在に対する思いを巧みに書き上げられています。
話自身も面白く赤い部屋の話では子どもの頃の記憶と重ねて寒気を感じつつ引き込まれました。
人間の悪意を描きつつも救いも書かれていてとても読後感のいい作品です。
続編を思わせる引きで締めくくられていますが前作で本誌連載が終わったあと単行本化なしで打ち切られるという境遇を味わっているだけにぜひとも出て欲しいです。
それをなしにしても見たいです。
挿絵についてですがあっていると思える面もありますが、
やはり多くの人がまず取ってみよう、中の挿絵をみて即読みたいと思えるとは思いません
読者の幅を広げるという意味で残念だったと思います。
フィクションとしてバランスのいい心理描写がかける方で
この作品でも霊的な存在に対する思いを巧みに書き上げられています。
話自身も面白く赤い部屋の話では子どもの頃の記憶と重ねて寒気を感じつつ引き込まれました。
人間の悪意を描きつつも救いも書かれていてとても読後感のいい作品です。
続編を思わせる引きで締めくくられていますが前作で本誌連載が終わったあと単行本化なしで打ち切られるという境遇を味わっているだけにぜひとも出て欲しいです。
それをなしにしても見たいです。
挿絵についてですがあっていると思える面もありますが、
やはり多くの人がまず取ってみよう、中の挿絵をみて即読みたいと思えるとは思いません
読者の幅を広げるという意味で残念だったと思います。