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人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫 た 1-5) 文庫 – 2008/12/19
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は""妖精さん""のものだったりします。
そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の""調停官""である
わたしのお仕事。里の娘さんがたからは、先生と呼ばれたりもしてます(恥ずい)。
「妖精社」製の妙な品々が里に出回るのと前後して、走るチキンを目撃してしまったわたしは、
祖父と助手さんとともに「妖精社」の工場視察に向かったのですが……。
数か月でクスノキの里を、世界一の妖精人口過密地帯にしてしまったわたしの出張報告とともに、クニクニどうぞ。
そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の""調停官""である
わたしのお仕事。里の娘さんがたからは、先生と呼ばれたりもしてます(恥ずい)。
「妖精社」製の妙な品々が里に出回るのと前後して、走るチキンを目撃してしまったわたしは、
祖父と助手さんとともに「妖精社」の工場視察に向かったのですが……。
数か月でクスノキの里を、世界一の妖精人口過密地帯にしてしまったわたしの出張報告とともに、クニクニどうぞ。
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/12/19
- ISBN-104094511040
- ISBN-13978-4094511048
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/12/19)
- 発売日 : 2008/12/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 264ページ
- ISBN-10 : 4094511040
- ISBN-13 : 978-4094511048
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,613,474位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1973年生まれ。PCゲーム中心に活動するフリーランスライター(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『人類は衰退しました 4』(ISBN-10:4094511040)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメで「ひょうりゅうせいかつ」がすごく好きになって、とりあえず図書館で本を借りて読んでみました。やっぱり、すごく好きだなぁって思ったら、どうしても欲しくなって買わせていただきました。 妖精さんとわたしの会話とかこころが癒されます。国ができていく様子とか好きです。 本を買ってもほとんど読み返すことをしなくなっていたのですが(何もせず年を重ねていくと、ながら作業とかできなくなって時間がないのです)、この本は癒しが欲しくなると開きます。癒されます。癒しの作品もっと欲しいです。 自分でも書けるといいなって思います。今はプロに期待します!
2012年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「妖精さんの、ひみつのこうじょう」と「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」の二作品はアニメに出てきた作品です。
個人的にはひみつのこうじょうが好きですね。パンが説明する姿はすごく可愛いけど、最後の末路がむごい…。その姿は崇高なものにも思えるが、むごすぎる。
肉たちの末路もむごいがそこはグッジョブ!自分からナイスな場所に!恵まれない子供たちの所へ。
ユネスコの文化局長の本当の性格があらわに。なんか悲しすぎる性格でした。主人公の言葉でいうなら「あわれです。」
ひょうりゅうせいかつでアニメと違うという言う所は一番最後主人公が泣いてしまうところがなかったですね。小説には。私的には小説の中にもあって欲しかったのですけど。
何はともあれ今回も妖精さん可愛かった
個人的にはひみつのこうじょうが好きですね。パンが説明する姿はすごく可愛いけど、最後の末路がむごい…。その姿は崇高なものにも思えるが、むごすぎる。
肉たちの末路もむごいがそこはグッジョブ!自分からナイスな場所に!恵まれない子供たちの所へ。
ユネスコの文化局長の本当の性格があらわに。なんか悲しすぎる性格でした。主人公の言葉でいうなら「あわれです。」
ひょうりゅうせいかつでアニメと違うという言う所は一番最後主人公が泣いてしまうところがなかったですね。小説には。私的には小説の中にもあって欲しかったのですけど。
何はともあれ今回も妖精さん可愛かった
2009年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SF色の強かった前巻から路線を戻し
相変わらずのシュール&ブラックさを醸し出しています
時事ネタのパロディも秀逸です
相変わらずのシュール&ブラックさを醸し出しています
時事ネタのパロディも秀逸です
2009年2月14日に日本でレビュー済み
四巻では、妖精さんたちが、全力出場して笑わせてくれます。
2つの独立したストーリーが収録されています。
・妖精さんの、ひみつのこうじょう
・妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ
どちらも、妖精さんたちの、脱力系の奇想天外な発言と行動が全開です。
知性を持った調理済みチキンや、パイナップル発電などのデタラメで笑える
妖精さん科学も盛りだくさん。
笑いがとまリません。
二、三巻で、妖精さんの出番が減り、普通のストーリーになったとガッカリ
していた人も四巻は、お勧めです。二巻、三巻の内容を引きずっていません
ので、一巻の後に四巻でもOKです。
笑いたい人は、書評を読んで色々と考えたりせず、頭の力を抜いて
とにかく読んでみてください。
2つの独立したストーリーが収録されています。
・妖精さんの、ひみつのこうじょう
・妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ
どちらも、妖精さんたちの、脱力系の奇想天外な発言と行動が全開です。
知性を持った調理済みチキンや、パイナップル発電などのデタラメで笑える
妖精さん科学も盛りだくさん。
笑いがとまリません。
二、三巻で、妖精さんの出番が減り、普通のストーリーになったとガッカリ
していた人も四巻は、お勧めです。二巻、三巻の内容を引きずっていません
ので、一巻の後に四巻でもOKです。
笑いたい人は、書評を読んで色々と考えたりせず、頭の力を抜いて
とにかく読んでみてください。
2012年6月18日に日本でレビュー済み
シリーズ第4弾。
今回は2話構成。
ひみつのこうじょう、とひょうりゅうせいかつ。
いつも感心するのが、安定感抜群のおもしろさだ。
登場人物が少ないので、いかにおもしろいストーリーを作るかに懸かっているのだが、
毎回毎回読者を飽きさせない展開を見せる。
今回はひょうりゅうせいかつが特に面白かった。
わたしと妖精さんが離れ小島に流されて、王国を建設していく。
わたしは女王様になって、妖精さんを統べる。
王国は発展していくのだが、やがて…
読んでいてわくわくしてくる楽しさ。
よくもまあ、こんな事を考えつくものだと感心することしきり。
このシリーズが好きな人は、間違いなく楽しめる作品に仕上がっている。
今回は2話構成。
ひみつのこうじょう、とひょうりゅうせいかつ。
いつも感心するのが、安定感抜群のおもしろさだ。
登場人物が少ないので、いかにおもしろいストーリーを作るかに懸かっているのだが、
毎回毎回読者を飽きさせない展開を見せる。
今回はひょうりゅうせいかつが特に面白かった。
わたしと妖精さんが離れ小島に流されて、王国を建設していく。
わたしは女王様になって、妖精さんを統べる。
王国は発展していくのだが、やがて…
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よくもまあ、こんな事を考えつくものだと感心することしきり。
このシリーズが好きな人は、間違いなく楽しめる作品に仕上がっている。
2009年4月20日に日本でレビュー済み
相変わらずの面白さ、読み易さにも文句なし。2つの話が収録されていますが、どちらも「いつも通り」お気楽にやば気に、でも読んでいる我々からはニマニマ的なそんな展開となっていきます。
個人的には今回ちらりと「妖精さん達のでたらめさ」、これについての核心に触れられたのではと思えた部分が興味深かったです。もしも文中に示唆されていた通りなら、人間達が「人類たること」を妖精さん達にあっさりと明け渡したのも、まあむべなるかな――と。
いつものごとくお菓子にまみれたおかしい、でも妖精さん達にとっては全然そうではない話が最初か最後まで満載、安心してどなたにも勧められますです。
個人的には今回ちらりと「妖精さん達のでたらめさ」、これについての核心に触れられたのではと思えた部分が興味深かったです。もしも文中に示唆されていた通りなら、人間達が「人類たること」を妖精さん達にあっさりと明け渡したのも、まあむべなるかな――と。
いつものごとくお菓子にまみれたおかしい、でも妖精さん達にとっては全然そうではない話が最初か最後まで満載、安心してどなたにも勧められますです。
2008年12月30日に日本でレビュー済み
今回は2話構成で妖精社なる謎の会社の巨大工場の探索(正体が判明したときは映画アベンジャーズでテディベアの着ぐるみを着た悪者たちが会議してるシーンを見たときぐらいのインパクトがありました)と、ハーメルンの笛吹きよろしく妖精さんを引き連れて漂流記・・・ならぬ、デタラメな妖精王国の盛衰記。
いつものごとく、たいしたことは起きてないんですが、いや起きてるんですが、デタラメさのディティールが読めば読むほど面白楽しくて、SFや児童文学に親しんだ大人たちにジャストミートすぎる暇つぶしにもってこいのほのぼのシニカルなSF(すこしふしぎ)な作品です。
今回読んでいてなんとなく思い出したのはダール『チャーリーとチョコレート工場』&ゴールディング『蝿の王』そしてドラマ『ライフ』でした。妖精さん的ライフはなかなかシュールでした。
いつものごとく、たいしたことは起きてないんですが、いや起きてるんですが、デタラメさのディティールが読めば読むほど面白楽しくて、SFや児童文学に親しんだ大人たちにジャストミートすぎる暇つぶしにもってこいのほのぼのシニカルなSF(すこしふしぎ)な作品です。
今回読んでいてなんとなく思い出したのはダール『チャーリーとチョコレート工場』&ゴールディング『蝿の王』そしてドラマ『ライフ』でした。妖精さん的ライフはなかなかシュールでした。
2008年12月29日に日本でレビュー済み
文章をなぞる行為そのものが心地よい、『人退(はじめて明かされた作者公式略称!)』4巻です
また2話構成に戻って、いつもどおりに、マンガチックで乙女チックでちょい黒で、SFでニートな感じの内容となっております。
人類衰退(私的略称)の魅力は、作品としては壮年期を越えた人類(というよりも書き手・読み手である日本人)の悟達の境地に対する同時代人的な心地よさでしょう。あずまんがや苺ましまろに通ずる、優しい世界、傷つけない人たちへの憧れと諦観。現実的には滅びの許容。
いいか悪いかは置いておいて、時代の空気をおそろしく鋭敏に捕らえております。
今作は食用チキンが走り出す不思議の国のアリスのようで古典SFのようでキリスト教のようでな話と、漂流記のようで女王と建国神話のようでやっぱりSFのようでな話の2話。ゲンコツをくれる笑顔のおじいさんが印象的です。
それにしても「鬱の雨雲」はすごい! 鬱の雨雲はマンガ表現的にはポピュラーですが、それを活字にとりこみ、「比喩かなー」と思ってたら物語をカタストロフに引き込むファクターにしてしまうとは! 尋常な筆力じゃあありません
また2話構成に戻って、いつもどおりに、マンガチックで乙女チックでちょい黒で、SFでニートな感じの内容となっております。
人類衰退(私的略称)の魅力は、作品としては壮年期を越えた人類(というよりも書き手・読み手である日本人)の悟達の境地に対する同時代人的な心地よさでしょう。あずまんがや苺ましまろに通ずる、優しい世界、傷つけない人たちへの憧れと諦観。現実的には滅びの許容。
いいか悪いかは置いておいて、時代の空気をおそろしく鋭敏に捕らえております。
今作は食用チキンが走り出す不思議の国のアリスのようで古典SFのようでキリスト教のようでな話と、漂流記のようで女王と建国神話のようでやっぱりSFのようでな話の2話。ゲンコツをくれる笑顔のおじいさんが印象的です。
それにしても「鬱の雨雲」はすごい! 鬱の雨雲はマンガ表現的にはポピュラーですが、それを活字にとりこみ、「比喩かなー」と思ってたら物語をカタストロフに引き込むファクターにしてしまうとは! 尋常な筆力じゃあありません