仮想世界を舞台にした作品で、舞台設定や主人公の存在など、序盤の進め方には期待させるものがあっただけにがっかりした作品。
起承転結がとにかく雑。なんちゃってゲームブックの名前がまさに相応しい中途半端な作品。
全体を通してご都合主義どころかパターンにもなっていないグダグダな展開が繰り返され、放置されたキャラクターや設定がぼろぼろと零れ落ちていって最終的に何も残らないというなんのこっちゃ感は驚くほど。
作者は『二転三転』とあとがきで表現していましたが、要は話の要訣一つ定まっていないだけ。一つ一つが独立して面白いエピソードでもなく、尻切れトンボがちょろちょろするだけ。
面白くないというか、読み終わるとげんなりしました。
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