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コップクラフト (ガガガ文庫 か 7-1) 文庫 – 2009/11/18
ケイ・マトバ。サンテレサ市警の敏腕刑事。猫アレルギーの不器用な男。
超空間ゲートで異世界とつながった都市サンテレサで、二人に命じられた合同捜査。
ことあるごとに対立し、罵りあいながらも、マトバとティラナは
共通の敵を追っていく。次第に二人の間には、奇妙な信頼が芽生えていき……。
『ドラグネット・ミラージュ』(竹書房刊)が大幅改稿で完全復活!痛快無比のポリスアクション!
- 本の長さ324ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2009/11/18
- 寸法10.5 x 1.5 x 15 cm
- ISBN-104094511725
- ISBN-13978-4094511727
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
美少女とコンビを組んで事件を追いたいあなたに
本誌の読者にはライトノベルは縁の遠いものだろう。だが賀東招二の『コップクラフト』は、海外ミステリや海外刑事ドラマのファンは見逃すべきでない作品なのです。
舞台はアメリカ沖合の都市サンテレサ。日系人刑事ケイ・マトバが囮(おとり)捜査を行なう場面で幕を開ける。だが事態は急変。相棒は殺害され、違法に取引されていた“もの"も殺人犯に持ち去られてしまう……
堂々たる海外ハードボイルド風の幕開けだが、変わった点が二つ。取引されていたのは“妖精"であり、犯人が“魔術師"であることだ。実は15年前、サンテレサの沖合に突如、魔法や妖精が実在する異世界に通じるゲートが出現した。街には異世界からの移民があふれ、異文化の衝突が頻発。妖精が狙われるのは、その体から麻薬が生成されるためだった。今回の事件で消えたのは高位の妖精。救出のために異世界から騎士が派遣され、マトバは彼女(美少女なのだ)とコンビを組んで事件を追うことになる。
《美少女騎士》と聞くとアレかもしれないが、ミステリ史上にはロボット刑事も宇宙人刑事もいた。『48時間』『リーサル・ウェポン』など相棒もの映画は枚挙に暇がない。そうした先例が踏まえられている。脇役の刑事や小悪党も印象的だし、事件の背後には巨大な陰謀も警察の腐敗も仕込まれている。大事なツボをきっちり押さえているのだ。
シリーズは現在まで6巻。コミカルな短編もあれば、現代ミステリに比肩するヘヴィな主題の傑作長編(第3巻)も。“神絵師"村田蓮爾による美麗な表紙に二の足を踏むおじさまもおられるかもしれませんが、大丈夫、堂々たるハードボイルド風の態度で書店のレジに行けばよいのです。さあいざ! (紺)
評者:徹夜本研究会
(週刊文春 2017.2.16号掲載)登録情報
- 出版社 : 小学館 (2009/11/18)
- 発売日 : 2009/11/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 324ページ
- ISBN-10 : 4094511725
- ISBN-13 : 978-4094511727
- 寸法 : 10.5 x 1.5 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 597,124位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
東京都出身。中央大学経済学部除籍処分。小説家・脚本家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』(ISBN-10:4829135530)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
日本人が読みやすいライトノベルが欲しい
そんなコンセプトの1品です
ファンタジー要素が加わってはいるものの、
あくまでアクセントであり、
基本はアクション、推理、人間関係などで
海外ドラマが好きな人はぜひ読んでみて下さい。
刑事もの海外アクションドラマ風のライトノベルです。
ストーリーの評価については他のレビュアーに譲りますが、他の文庫から「ドラグネット・ミラージュ」として出ていた時との最大の違いはイラストから受ける印象である。
端的に言えば「幼く」になった。
ティラナは村田版では10代前半、どんなに見ても15才程度の美少女に見える(異世界人に地球側の年齢換算が適当かは棚上げ)
だが、篠房版はメリハリのある肉体を誇る10代後半、場合によっては20才程度に見える美女である。
そのため、脳内で再生されるアクションややり取りは、村田版ではよりポップによりアニメっぽく想像してしまう。
篠房版はその荒く太い線からちょっと劇画的な重いかつウィットがある世界が脳内で再構成される。
一部の感想で「大人の男とロリ少女」と評価されるのは話の作りより、脳内で再生されるビジュアルによるところが大きいのでは?と思ったり。
重みのあるストーリーとポップなビジュアルのギャップを埋めるのは読者の脳内再生アニメのアニメーターの力量次第である。
ちなみに俺の脳内アニメは30分アニメではなく95分の劇場版映画になっているので読んでいて楽しいのであるまる
自分の信じる理想の姿でありたいと危地に飛び込む時、てれ隠しで「(つまらない結果になったら)朝飯がまずくなる」と言うケイは実に格好良く、なおかつかわいいオッサンである。(「ONE PIECE」アラバスタ編でMr.2・ボン・クレーもこう言ってルフィーを助けたね。)
ティラナも美少女の外観ながら弱みを見せない一本気の鍛えられた戦士で、とても魅力的。
ケイ・マトバとサンテレサ市、クラブを根城にする悪党達の様子からはロサンジェルスの街を舞台にした私立探偵フィリップ・マーロウのシリーズを思い出した。(例えば さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-2)) ) マーロウも「汚れた町を行く騎士」と言われたが、ケイにもその雰囲気がある。ティラナも騎士そのものだし、二巻以降も凸凹騎士コンビの苦しくとも高潔で、少し互いが気になりながらの活躍を期待したい。
その影響を強く受けたのがこの作品みたいです。
主人公、ケイ・マトバは一癖ある敏腕刑事です。そこへ異世界からやってきたティラナちゃんが彼のパートナーとなり、
様々な事件を解決していきます。
ティラナちゃんは、カンタンに主人公にデレたりはしません。
この辺は賀東先生がしっかりと計算されているようで、
彼女が主人公に対してちょっとずつですが
心を許していくのが見ていてとても萌えますね。
ガガガ文庫から新装版として出た今作品。
現在3巻まで出ています。
続巻を心待ちにしているラノベです。
文体は上手く読みやすい、これからのバディとしての活躍に期待したい。
何が言いたいのか?!
つまりは初見で楽しめ、二度目も楽しめ、三度目もニヤニヤが止まらない。
ラノベのくくりはもったいない。賀東さん、相変わらずいい仕事してますねぇ
フルメタ好きなら買って当然、キンドルで三冊同時に購入を義務づけたいくらいです。
(2014/02/16現在で三巻まで)
ですが、予想をいい意味で裏切る面白い内容で、間違いなく「当たり」でした。
ライトノベルにしては、素の文章がしっかりしているため、安心して読み進められます。
良くある、台詞だけでどんどん進行していってしまう「超ライトノベル」とは違います。
ファンタジー要素や萌え要素?はあるものの、ハードボイルド、サスペンス系のちゃんとした刑事ものですので、
笑いの要素は、ほとんど無いと思ってください。(2巻は少し笑えます。)
なお、昔のPCゲームで非常に評価の高かった、
「EVE burst error」をちょっと髣髴とさせます。
(主人公が倉庫に住んでたり、金髪美少女が出てきたりetc...)
もしも、あなたが「EVE」のファンだったというのなら、迷わず読んでみることをお奨めします。
きっと気に入ってもらえるはずです。
面白いです!
なにより、世界観の作りこみ方がものすごい!
実際に異次元と地球がつながったら?
実際に「ファンタジー」な世界が存在したら?
可能な限り想定できるコトを詰め込んで、
どこまでもリアルで生々しい臨場感を味わえます。
個人的には、なんだかんだで相方を助けてしまう、
マトバの「いい人」な一面がお気に入りです(笑)
しかし、ちょっと中の挿絵に難があります。
もっと動きのある、場面がちゃんと分かる絵が見たかったと…女の子のどアップで喜ぶような内容の本じゃないのに。
なにより、続きが出ないだけに、同じ作者さんの「フルメタル・パニック!」とどうしても比較してしまうのですが、
面白いにはおもしろいけど、キャラも話も、やっぱりフルメタの方が格段に良い出来です。
この作者さん初心者の方にはおすすめできるけど、☆5つは無理かな、とひとつへらさせていただきました。