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至道流星

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羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫) (ガガガ文庫し 2-1) 文庫 – 2010/2/18

至道流星 (著), 二ノ膳 (イラスト)

3.6 33個の評価

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来たれ、革命部へ!クーデターを敢行しちゃう部です!最終目標は建国!
私たちの国を作って、部長莉音が女王様として君臨します!これであなたも大臣だ!……
俺はそんな詐欺的な部に強制加入させられた。従姉の莉音に。ただの部活ではない。
莉音が部を法人化――会社にしたからだ。
俺たち部員は「創業に伴う初期投資」だかで借金300万円を背負わされ、
返済のためにゴミ漁りからコスプレ写真集づくりまでを休みなく手伝わされる毎日!
株式会社革命部とかいうブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界!
どうしてこうなった。

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本の長さ

392ページ
言語

日本語
出版社

小学館
発売日

2010/2/18
ISBN-10

409451189X
ISBN-13

978-4094511895
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2010/2/18)
発売日 ‏ : ‎ 2010/2/18
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 392ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 409451189X
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4094511895

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- - 312位ガガガ文庫
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至道流星

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zinzin

よかったです

2014年3月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

商社や資本主義についての理解の助けに、と社会の先生にすすめられて購入。主人公達にいまいち感情移入ができなかったせいか、よくわからないで終わってしまったが、ラノベを参考書かわりに読んでいる人がいるというのに驚愕。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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haz03

話はいいが、キャラが弱い

2013年3月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

話は面白かった。文章も読みやすい。たまにあるパロディも面白かった。
作者は実際に社長さんらしく、ビジネス関係の展開が結構しっかりしてる。
よく知らんが多分実際にありうるM&A話なんだろうな。勉強になった。
作中のビジネスアイデアは…まあ、実現性ないだろう。
ありゃオーダーが細かくなって面倒が多すぎて処理できない！
でも、ラノベでそこまで求めないし
本当に出来る事だったら小説書かずにそのビジネスをやるべきなのでｗ
それで良かったと思う。

残念ながらキャラはあまり魅力がなかった。
ヒロインは破天荒すぎる。無茶すぎる。主人公を暴力で従わせるだけ。
男友達は鼻持ちならないやつで、ひたすらウザイ。
サブヒロイン二人はM系ツンデレ（可哀想だけど、萌えない）と不思議ちゃん（萌えない）

キャラは皆どこかテンプレっぽいのに組み合わせが悪いのか、ギクシャクしてる。
特に男友達はいなくても全然話が変わらないくらい存在意義無し。

破天荒なヒロインと
ひたすらセクハラされるツンデレのせいか
ハ◯ヒの臭いがしたのも事実。（他のキャラは違うのに）
パクってはないと思うが。

あと、
リーダーのビジョンも理解できないままじゃ
他のメンバーがあそこまで過酷な指示に従うはずがないと思った。
読者もヒロインの事を「横暴だ！」「酷い！」「独裁者め！」と思ってしまう。
人間、目標も共感できない事に頑張れない。
ましては会社員でもなくただ高校の部活なんだもの。
こいつら、どんだけドMなんだｗｗ
ラノベでもキャラはちゃんと人間じゃないと駄目。
そこはしっかりして貰わないと。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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technocut

「すごく良い」か「すごく悪い」になる作品

2013年6月14日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

他作品を読んでからこちらを読みました

４作品４冊を読んだ限りでは、この作者の小説はどれも大体似通った設定と展開で、
「天上天下唯我独尊な性格で絶世の美貌を持つ女主人公が、
　自分の思い描いた理想の世界を実現させる為に周囲の人間を巻き込み、
　成功し続けてちょっと失敗してやっぱり最後は大団円」
というものでした

ライトノベルというカテゴリーですので、御都合主義な設定や展開はともかくとして、
大筋でやってる事が大体全部似てるというのはちょっとどうなんでしょうね
１、２作品ならまだしも、４作品に渡ってこれでは飽きてくるのも当たり前でした
作風と言えばそれまでですが、入り口と出口は同じで途中の道が違ってるだけと言った所でしょうか

作者の特徴として
「現実的な経済というものを、非現実的なライトノベルに取り込んで話を広げるスタイル」っぽいので、
それなりにリアリティのある内容でなければならない上で、
非現実的な登場キャラとの折り合いを付けて話を展開させていくセンスが必要になると思うのですが、
その結果あまり芳しくない作品に仕上がってしまったような・・・そんな作品です

１巻だけですが、ストーリー展開はひたすら「お金稼ぎ」がメイン
世界の革命は何となく話の流れで行き着く先だったのでは？と思うくらいにお金稼ぎが描かれています
元々崇高な目的があって稼いでいるはずなのに、
高校生がお金で遊んでたら百倍万倍になってましたみたいな印象を受けてしまう
そのメインで描いているものも、
メインキャラのハイスペックチート設定がないと成り立たない前提だったり、
根拠が曖昧で「そんな方法で本当に稼げるのかしら？」というようなものが多かったり、
ハイリスクハイリターンのハイリスクが完全に除去された描写なので、
経済の持つリアリティが全くなく、読んでいて「なんだかなぁ」という雰囲気は否めません

マネーゲームの印象が強すぎて、美しい動機がぼんやりと希薄になってしまい、
本末転倒気味で更に訳がわからないです・・・

文章やセリフ回しも他作品と比べて今一つで、読んでいて楽しさを感じられません
キャラ設定のアクが強すぎるせいか全てのセリフが大体浮いていて、
セリフを読んでるだけで疲れてきてしまいます

発想は面白いけど戦う土俵はここではなかった感が強い作品でした
私は１巻でお腹いっぱいです（笑）

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ラリル

傲慢で傍若無人なメインヒロインとその奴隷たち

2011年12月8日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

とにかく展開がグダグダ。

暴君ヒロインが主人公たちをたいした理由もなく部に加入させ、奴隷のように酷使する。
これだけ読むと、『涼宮ハルヒシリーズ』と似た印象を覚えます。あちらは随所に山場があり、飽きさせないような構成になっています。
ですが、本作はただただ金稼ぎをするだけ。手法こそ違うものの、結局は金稼ぎです。その動機となるものもあるのですが、俯瞰して読むと、作者が書きたかったのは金稼ぎであり、小説としての体裁を整えるためのオマケとして付け加えた感が否めません。ついでにキャラクターがキャラクターという枠にとらわれすぎていて、人間味がない。
さらに致命的なことに「小説」としても、文章力がない(初心者作家が背伸びして書いたような印象を受ける)、構成力がない(1冊で綺麗に話が区切られない・オチが弱い)、創作として見てもご都合主義がすぎる(主人公に精神疾患があるんじゃないかと思うほどの鈍感さ・主人公たちの思惑通りに事が進みすぎ)、と３つの大きな欠点を抱えています。

作者の人間性にしても、「会社経営者。ときどき作家」などという作者の一言や、あとがきのナルシズムが酷くて読んでてイラッときました。恐らくラノベのメインターゲットである中高生に経営を“教えてやる”つもりで書いているのでしょう。高校生が莫大な借金を抱えてから企業するというストーリーなので、被害者が出ないことを祈るばかりです。

ここ(amazon)のレビューで評価が高かったので買ってみましたが、なんとも騙された気分です。
いや、レビューという“経営戦略”にまんまと引っ掛かりました。

ほんとは★１にしたいところなのですが、イラストが可愛いので★２です。

14人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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斬首された道化

現役社長が書く経済ラノベ

2012年5月15日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

設定は斬新、魔法も超能力も悪の組織も（最後のはないとは言えないかもしれないが）もなく、ただひたすらリアリティな手段で目標に邁進する。リアリティな手段、それは金。愛でも勇気でもなくひたすら崇高とも荒唐無稽ともいえる目的のために必要な物。
そして、その金を稼いでいく手段がすごい。確かにご都合主義的だ、だが現実で実現不可能なのかといわれれば否といえる。ご都合主義ではあるが非現実的ではないのだ。またこの巻では会社起こす下りがやたら現実的で作者のリアル世界での社長経験がいかされている。その辺のリアリティーがいいですね。どんどん成功していくのは単純に爽快感があります。

唯一残念な件はキャラのかけあいがこの巻ではいささか不足気味だということですが、それも３巻以降からは充実していきますので問題ありません。
お勧めです！

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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amazonと共に生きる

穴だらけ

2015年3月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　同世代の起業家が書いたラノベと言うことでまとめ買いした。「無担保、保証人なし、学生」の未成年に誰が300万貸すの？　事業プランががしっかりしていればVCなら出資してくれるかもしれない。でも金貸しはありえない。洪門や民団のような組織でもまずありえないだろう。しかもまともな事業プランないし。
沙織は明らかに不要。莉音の役割は最初から巳継に割り振ればいいこと。そうすれば3人ですむ。それだと表紙に女の子を持ってこれないから売上に影響があるのかもしれないが。
　自分は天地会とはそこそこ長い付き合いがあるのですが、（日本人です。）洪門よりも地縁・血縁・業縁のほうが優先されるのが普通です。
あくまでフィクションとして割りきって読む分には楽しめると思いますが、「経営者が書いた」に期待するとガッカリします。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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部屋太郎

まさに珠玉です！！（全巻読んでの感想）

2013年4月19日に日本でレビュー済み

ミドルティーンの少年少女が活躍する現代小説は山とあり、また毎年供給されています。重きにあるのは大体青春であり、その時代に経験する問題です。恋愛、友情、家族や所属の問題が主な物です。身近であるから分かりやすく、そして共感しやすい。敵も味方も日常のスケールでありまた結末も日常への、平凡な収束です。悲劇も喜劇も日常へ帰っていく。

非日常を求めながら実は日常を讃歌するモノに喜怒哀楽を感じる。それは普通の事だけども、それは常識に慣らされた人間の、希望を失った人間の感性ではないでしょうか。そういった人間に成っていくのは、それに気付いても抗えないのはとても悔しいことです。日常の普通を超えた世界へいきたい。ファンタジーじゃないこの世界のワクワクする世界へいきたい。そういった人はこの本を手にするべきです。

大人になり、剣や銃や魔法攻撃をするヒーローが実は世界を救えないと気づきます。警察や軍隊は決して支配者になれません。暴力を使う者を使う者が支配者なのがこの世界です。

この物語は正しく支配者の物語です。支配者こそが世界を変え、その支配に正義を抱く人間がこの時代のヒーローだと思います。

経済小説は経済に振り回される人々の話です。
生臭過ぎるほど生臭いものです。（経済小説の大御所の作品では主人公は大抵不倫します。立派な外面に反して下半身は猿のようです。初めてそれらを読んだとき、何だこのクソはと思いました（不倫する主人公です）。御大層なことを言いながらなんてだらしない、と。幻滅しました）

聖人君子ほど弱く酷い目にあいます。強者はつねにロクデナシです。正しいデスネ。だって経済は人の欲望が具現化したものですから。

この小説は経済を振り回そうという少年少女の話です。経済に疲れた大人も読んで見てはどうでしょうか。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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至道流星

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