前回の「現代のトロイア戦争」で互いに大切な人を失い、兄と母親を救うべく旅立った、ささみさんと情雨は、詳しくは書いてませんが何か壮絶な経緯を経てインドに辿り着き、そこで巡り会ったインド神話の『最高神』ヴィシュヌから言い渡されたのは、修行、そして『徳』を積むこと。まあここまでは王道な展開と言えますが、『徳』を積む方法というのが神仏に成ると称してその実態は魔法少女と来てますから、なんて変化球でしょう。
まあ私も魔法少女物は嫌いじゃありませんし、何故かささみさん達が小学生に『改変』されていても、まあそこは魔法少女のお約束だろうとスルーして、神話テイストを盛り込んだ魔法少女話を楽しんでましたが、後半に入ると一気に話が重くなります。
詳しくは書きませんが、シリーズ初期のような、お兄ちゃんや邪神三姉妹とキャッキャウフフでドタバタでほのぼのした話に慣れ親しんでいると、今回の展開はページをめくる手が重くなりますが、それでも先へ進まないと物語は重たいままで止まってしまう二律背反に陥ります。
この巻の最後ではささみさんが、次巻以降の展開と、自身の存在にも関わる重大な決断と覚悟を迫られますが、読む側も覚悟が必要だと書いておきます。
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ささみさん@がんばらない (6) (ガガガ文庫 あ 6-6) 文庫 – 2011/8/18
ささみ&情雨、愛する人のため「成仏」す!
失った愛する人を取り戻すため、奇跡を起こすためなら「なんだって捧げるわ」と、インドへ旅立ったささみさんと情雨。
奇跡を起こすには「人間でなくなればいい。おぬしらは、神になるのじゃ」と、インドの神の導きで、魔法少女ならぬ「護法少女」となって徳を積むことに。
合い言葉は「成仏!」変身!そして正義の味方になって悪を斬る!?
「地獄ドッヂボール」に「妖怪大戦争」、ささみさんと情雨は神々との勝負に勝つことができるのか?
神々の気まぐれに翻弄され、今までになくがんばったささみさん。……消滅!?
『狂乱家族日記』『私の優しくない先輩』の日日日と、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』のイラストレーター左による強力コラボ第6弾。
失った愛する人を取り戻すため、奇跡を起こすためなら「なんだって捧げるわ」と、インドへ旅立ったささみさんと情雨。
奇跡を起こすには「人間でなくなればいい。おぬしらは、神になるのじゃ」と、インドの神の導きで、魔法少女ならぬ「護法少女」となって徳を積むことに。
合い言葉は「成仏!」変身!そして正義の味方になって悪を斬る!?
「地獄ドッヂボール」に「妖怪大戦争」、ささみさんと情雨は神々との勝負に勝つことができるのか?
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『狂乱家族日記』『私の優しくない先輩』の日日日と、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』のイラストレーター左による強力コラボ第6弾。
- 本の長さ309ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2011/8/18
- ISBN-104094512896
- ISBN-13978-4094512892
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2011/8/18)
- 発売日 : 2011/8/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 309ページ
- ISBN-10 : 4094512896
- ISBN-13 : 978-4094512892
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,480,649位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年1月23日に日本でレビュー済み
現代のトロイア戦争により、蝦怒川情雨は母・玉藻前を、月読鎖々美は兄・神臣を失ってしまった。それを取り戻す方法を探すために、世界各地の神々に出会う旅を始めたふたりは、混乱する中国神話では打ち払われ、印度神話へとたどり着く。
そこで出会った最高神・ヴィシュヌだという幼女から、願いを叶えるためには神に成るしかないと言われたふたりは、魔法少女になって人助けをし、願いを叶えるための徳を積み上げることになる。吾と契約して神仏に成ってよ。
徳を積むために戻ってきた日常は、何かおかしい。邪神三姉妹はささみさんのことを忘れてしまっているし、櫛名田希美に求婚するためにスサノオは小学校に入学するし、何より、黄泉返った月読呪々の娘のポジションには、日瑠女というささみさんそっくりの少女がいる。
自分の居場所がなくなったような絶望に打ちひしがれながらも、情雨の励ましを受けながら何とか頑張るささみさん。頑張るのを止めてしまったら、何もかも失ってしまうから。
そうしてついにたどり着いた場所、明らかになるヴィシュヌの目的。そのとき、ささみさんが選ぶのは…。
次回はクトゥルー神話がテーマになるそうだ。
そこで出会った最高神・ヴィシュヌだという幼女から、願いを叶えるためには神に成るしかないと言われたふたりは、魔法少女になって人助けをし、願いを叶えるための徳を積み上げることになる。吾と契約して神仏に成ってよ。
徳を積むために戻ってきた日常は、何かおかしい。邪神三姉妹はささみさんのことを忘れてしまっているし、櫛名田希美に求婚するためにスサノオは小学校に入学するし、何より、黄泉返った月読呪々の娘のポジションには、日瑠女というささみさんそっくりの少女がいる。
自分の居場所がなくなったような絶望に打ちひしがれながらも、情雨の励ましを受けながら何とか頑張るささみさん。頑張るのを止めてしまったら、何もかも失ってしまうから。
そうしてついにたどり着いた場所、明らかになるヴィシュヌの目的。そのとき、ささみさんが選ぶのは…。
次回はクトゥルー神話がテーマになるそうだ。
2011年8月26日に日本でレビュー済み
他のレビューにもありますがすっかりスーパー神話対戦の様相を呈してきた「ささみさん@がんばらない」シリーズの六巻目です。この作家独特の壮大なようでいてわりと身近な、逆にごく卑近かと思ったら大風呂敷だったりの奔放さがよく現れた一冊だったと思います。
個人的には、表紙にもなってるあのキャラが×××したので良かった!(ネタバレなので伏せ字)でもその奇跡の代償はとても重く……。
次回が気になります!
個人的には、表紙にもなってるあのキャラが×××したので良かった!(ネタバレなので伏せ字)でもその奇跡の代償はとても重く……。
次回が気になります!
2012年4月24日に日本でレビュー済み
大切な者を取り戻すために修行して魔法少女に。
何故か、少年漫画の王道みたいな流れ(笑)
ページが進むにつれて話が重くなっていくので、
ややシリアス多めですが絶妙なさじ加減となっています。
ただ、個人的にはもうちょっとカガミを出してほしかったかな。
ここまできたら、ハッピーエンドを望まずにはいられない。
何故か、少年漫画の王道みたいな流れ(笑)
ページが進むにつれて話が重くなっていくので、
ややシリアス多めですが絶妙なさじ加減となっています。
ただ、個人的にはもうちょっとカガミを出してほしかったかな。
ここまできたら、ハッピーエンドを望まずにはいられない。