があります。
中身が面白いのでページをめくる手ももどかしく、ついつい先へ先へと読み進めてしまうのですが、まあ、致し方ありません。
もったいないので再読してじっくり犬村先生の文章を味わうように読んでみましょう。改めて言うまでもないですが、語彙が豊富。使い方も巧みで常に読者の想像力を膨らますように綴られていく文章です。
ちょっとした一文や単語にもさりげなく深い意味が込められているのも刮目ポイント。プロの凄みですね。
さて、問題の箇所ですが、一瞬、見過ごしてしまうように書かれている場面です。でも、改めて精読するとある固有名詞に『賢い』という形容詞がつけてあって、うっすらな伏線を見事に補完しています。
具体的には、本書の……!? ゲフン、ゲフン!? おっと、誰か来たようだ
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やがて恋するヴィヴィ・レイン (3) (ガガガ文庫 い 2-24) 文庫 – 2017/5/18
ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれ…
ウルキオラ暴動から三年……。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を許可する。
だが皇帝の血を引くジェミニも皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれる……。
「子どもだった。見た夢が幼すぎた。あの約束は世界を破壊してしまう」
「飛空士シリーズ以上!」との声も上がってきた、魅力的なキャラクター設定で圧倒的話題の一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語、第三巻。
ウルキオラ暴動から三年……。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を許可する。
だが皇帝の血を引くジェミニも皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれる……。
「子どもだった。見た夢が幼すぎた。あの約束は世界を破壊してしまう」
「飛空士シリーズ以上!」との声も上がってきた、魅力的なキャラクター設定で圧倒的話題の一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語、第三巻。
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2017/5/18
- ISBN-104094516816
- ISBN-13978-4094516814
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2017/5/18)
- 発売日 : 2017/5/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4094516816
- ISBN-13 : 978-4094516814
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,046,839位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつの間にか3年経っていたのはいいとして、今巻も怒涛の展開でした。
出世したかと思えばその地を去るのはいつものことですが、かなりピンチな内容でした。よく切り抜けられたというより、よくそんなことを考えたと思いました。姫の方もピンチ?になってきたので次巻が楽しみです。
出世したかと思えばその地を去るのはいつものことですが、かなりピンチな内容でした。よく切り抜けられたというより、よくそんなことを考えたと思いました。姫の方もピンチ?になってきたので次巻が楽しみです。
2017年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は素晴らしいファンタジー作品です。
飛空艇から降ってきて家族として過ごした謎の少女の遺言。命を懸けて助け、その後恋仲となった王女との革命の約束。
読者の期待と興奮をこれでもかと煽りつつ、不安要素を示して読者の心を掻き乱していきます。
唯一この巻の終盤の展開が、個人的に好みでない。
道を違えた友人が敵となり、主人公の愛しい人を自らの思うが儘にしようとする展開は、確かに王道といえますが、そのドロドロ感は昼ドラの様で好きになれません。
まあ、端的に言えばネトラレ感があって嫌です。
飛空艇から降ってきて家族として過ごした謎の少女の遺言。命を懸けて助け、その後恋仲となった王女との革命の約束。
読者の期待と興奮をこれでもかと煽りつつ、不安要素を示して読者の心を掻き乱していきます。
唯一この巻の終盤の展開が、個人的に好みでない。
道を違えた友人が敵となり、主人公の愛しい人を自らの思うが儘にしようとする展開は、確かに王道といえますが、そのドロドロ感は昼ドラの様で好きになれません。
まあ、端的に言えばネトラレ感があって嫌です。
2017年5月26日に日本でレビュー済み
3巻を読むまではジェミニはルカとどんな感じでこれから進んでいくのかと思ってましたが、3巻を読むとわかりますがジェミニはクソ野郎でした。ジェミニが皇帝となりファニアと婚姻すると読んだときは物凄くジェミニが嫌いになりました。
さて、話しは変わりますが他のヒロインたちもいい味出してますね!これからどうなっていくのかとても楽しみです!
さて、話しは変わりますが他のヒロインたちもいい味出してますね!これからどうなっていくのかとても楽しみです!
2020年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とことん、ルカは過酷な運命に……。もうやめてあげてと言いいたくなるよね。
2017年5月27日に日本でレビュー済み
前巻
から三年後という始まりに少し驚き,それ以降も都度都度に日付が差し込まれ,
ダイジェストのように時間と物語が進む様子に,最後まで入り込むことができません.
『ヴィヴィ・レイン』にしても,唐突にヒントが出たかと思えば,ほかには何も無く,
多くが二国間の戦いに割かれるなど,普通の戦記作品を読んでいるように感じられます.
ただ,それとて端折られ気味で淡々としており,戦場での緊張や興奮は伝わってきません.
「あの日に誓った約束のために」と,言わば力を蓄えるための巻だったと思うのですが,
早い流れがその印象を薄めており,過去二冊に比べて物足りさが残るのは否めないところ.
とはいえ,遺恨を残す決別への『意趣返し』は,そのクズっぷりに嫌悪感を抱くものの,
その先に待つ事態はやはり気になり,ようやくのはずがすれ違いになりそうな少年と少女,
また,別れの一方で生まれた出会いの行方など,次はもう少しじっくりと見せてほしいです.
ダイジェストのように時間と物語が進む様子に,最後まで入り込むことができません.
『ヴィヴィ・レイン』にしても,唐突にヒントが出たかと思えば,ほかには何も無く,
多くが二国間の戦いに割かれるなど,普通の戦記作品を読んでいるように感じられます.
ただ,それとて端折られ気味で淡々としており,戦場での緊張や興奮は伝わってきません.
「あの日に誓った約束のために」と,言わば力を蓄えるための巻だったと思うのですが,
早い流れがその印象を薄めており,過去二冊に比べて物足りさが残るのは否めないところ.
とはいえ,遺恨を残す決別への『意趣返し』は,そのクズっぷりに嫌悪感を抱くものの,
その先に待つ事態はやはり気になり,ようやくのはずがすれ違いになりそうな少年と少女,
また,別れの一方で生まれた出会いの行方など,次はもう少しじっくりと見せてほしいです.
2017年6月15日に日本でレビュー済み
3巻は少〜し面白みに欠けますね。
戦記物として見ても、度肝を抜くような戦術や冴えてるルカはなく、根性見せろの精神論です。
なにより、これはずっと思っていたのですが、好敵手となる人物、もしくはカリスマ溢れる好敵手がこの作品にはいないのか、という点です。
最初、ジェミニがそうかなとは思っていましたが、ルカと仲間になってるから今後新たな魅力ある敵が現れるのかな?と思ってました。
と思いきや結局3巻で二人は決別したので、ルカのライバルキャラ位置はジェミニに。
ですがジェミニは魅力が薄い。
ただただ意地汚いというべきか冷徹で頭がキレるというべきか、少なくとも私はジェミニにカッコよさや魅力は感じません。
嫌いではないですが、もう要らん事しないで欲しいです(笑)
ということで、ライバルという関係ではありませんが、ルカと相対できるレベルの人物はファニアのみ!
そしてそのファニアは最後にちょろっと登場します。そしてそのヒキはなかなかのヒキです。早速要らん事しいのジェミニも絡んだヒキですが、4巻からの展開はまた面白く動いてくれそうです。
あくまで個人的に、この作品は政治関係や戦争の描写ももちろんですが、やはり個人個人の思いや人間関係の描写が素晴らしい作品だと思います。
3巻ではそこが少なかったので次巻は是非期待したいです。
戦記物として見ても、度肝を抜くような戦術や冴えてるルカはなく、根性見せろの精神論です。
なにより、これはずっと思っていたのですが、好敵手となる人物、もしくはカリスマ溢れる好敵手がこの作品にはいないのか、という点です。
最初、ジェミニがそうかなとは思っていましたが、ルカと仲間になってるから今後新たな魅力ある敵が現れるのかな?と思ってました。
と思いきや結局3巻で二人は決別したので、ルカのライバルキャラ位置はジェミニに。
ですがジェミニは魅力が薄い。
ただただ意地汚いというべきか冷徹で頭がキレるというべきか、少なくとも私はジェミニにカッコよさや魅力は感じません。
嫌いではないですが、もう要らん事しないで欲しいです(笑)
ということで、ライバルという関係ではありませんが、ルカと相対できるレベルの人物はファニアのみ!
そしてそのファニアは最後にちょろっと登場します。そしてそのヒキはなかなかのヒキです。早速要らん事しいのジェミニも絡んだヒキですが、4巻からの展開はまた面白く動いてくれそうです。
あくまで個人的に、この作品は政治関係や戦争の描写ももちろんですが、やはり個人個人の思いや人間関係の描写が素晴らしい作品だと思います。
3巻ではそこが少なかったので次巻は是非期待したいです。
2017年5月31日に日本でレビュー済み
計り知れない智謀を秘めた”褐色の皇帝”が底の浅いチンピラになっちゃいましたね。一方、主人公側には賢くおちゃめな皇太子さまが加わって、ますますおもしろそうになってきました。シズクもアステルもけなげで可愛い。次巻はいよいよ「ファニア回」ですね。4か月に1巻ペースで進めていらっしゃるそうですけど、不満はありません。大事に仕上げてください。