マイクロフトが完全に耄碌しているのはさておき、誤訳が三か所というのはちと多い気がします。子爵を侯爵と公爵に誤っているのは、同一人物に対する称号であるだけに不審にたえません。また、「ここ」を「あそこ」と訳しているのはまだ訳業に慣れていないのではないかと思います。
到着シーン挿絵も、二人のアルバートの落ち着き先がおかしいのは知らないせいであろうと思われますが、どう見てもウエストコートの外に行き先が行っているのはおかしいです。
内容は優秀なはずのホームズ兄弟が馬鹿二人になっているのがとてもおかしくて、愉快に読みました。本のつくりが訳と絵と校正の仕上げが悪いので星を減らしてありますが、頭を使わずに楽しく読める本なので三つにしてあります。
ただ、耄碌していてもマイクロフトガあそこまで洞察力に欠けた人物に描かれているのは納得いきませんでした。
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エノーラ・ホームズの事件簿: 消えた公爵家の子息 (小学館ルルル文庫 ス 1-1) 文庫 – 2007/10/1
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2007/10/1
- ISBN-104094520309
- ISBN-13978-4094520309
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2007/10/1)
- 発売日 : 2007/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 253ページ
- ISBN-10 : 4094520309
- ISBN-13 : 978-4094520309
- Amazon 売れ筋ランキング: - 528,398位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2009年5月21日に日本でレビュー済み
『ぶな屋敷』において、ホームズは依頼人に対して「自分の妹ならあんな仕事は引き受けさせない」と発言していた。
そこから着想を得たのか、ホームズ兄弟には妹が居た、という設定にしてしまったのがこの作品だ。
ルルル文庫とはどうやら女の子向けのレーベルらしいが、内容はなかなか良く出来ている。
特にヴィクトリア朝の女性のファッションなどに関しても仔細に書かれており、またそれを変装に活用する点も面白い。
エノーラから見た貧民街の人々の生活や当時の男尊女卑に関してもしっかり書かれており、ライトノベルとはいえ侮れない。
レストレード警部などもちょい役で出てくるので、正典を知っているとパスティーシュとしても楽しめるだろう。
ライトノベル(それも女の子向けの)ということで何となく購入には躊躇があったが、食わず嫌いをせずに買ってみて正解だったといえる作品だ。
そこから着想を得たのか、ホームズ兄弟には妹が居た、という設定にしてしまったのがこの作品だ。
ルルル文庫とはどうやら女の子向けのレーベルらしいが、内容はなかなか良く出来ている。
特にヴィクトリア朝の女性のファッションなどに関しても仔細に書かれており、またそれを変装に活用する点も面白い。
エノーラから見た貧民街の人々の生活や当時の男尊女卑に関してもしっかり書かれており、ライトノベルとはいえ侮れない。
レストレード警部などもちょい役で出てくるので、正典を知っているとパスティーシュとしても楽しめるだろう。
ライトノベル(それも女の子向けの)ということで何となく購入には躊躇があったが、食わず嫌いをせずに買ってみて正解だったといえる作品だ。
2008年8月11日に日本でレビュー済み
ファンタジーの大御所によるホームズ・パスティーシュ。
予想していたほどアクションにかたよった内容でもなく、
まぁ、ジュブナイルとして満足いく程度には謎解きの要素もあり、
物語としての完成度は高いので、面白く読めました。
とくに女の子(年齢問わず)は、エノーラの成長過程に共感して
読み終えたときスッキリした気持ちになれると思います。
続篇も高期待です。
予想していたほどアクションにかたよった内容でもなく、
まぁ、ジュブナイルとして満足いく程度には謎解きの要素もあり、
物語としての完成度は高いので、面白く読めました。
とくに女の子(年齢問わず)は、エノーラの成長過程に共感して
読み終えたときスッキリした気持ちになれると思います。
続篇も高期待です。