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プリンセスハーツ~たとえ遠く離れていてもの巻~ (小学館ルルル文庫 た 1-11) 文庫 – 2011/5/26

4.2 5つ星のうち4.2 8個の評価

恋と野望の王宮ロマン、クライマックス直前

全ての謎を解くために、【墓場】へ向かうジル。一方、シングレオ騎士団でマシアスと再会したルシードは、騎士団と星教会の後ろ盾を手に入れ、一路、パルメニアの首都ローランドを目指していた。パルメニアの王座奪取に向けて、なにもかもが順調に見えたその時―あるまぎれもない真実―が、離れ離れのジルとルシードに明かされる。二人の運命ははたして……?身代わり王女の王宮ロマン、怒涛のクライマックスへ!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2011/5/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/5/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4094521917
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4094521917
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 8個の評価

著者について

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高殿 円
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1976年兵庫生まれ。2000年に『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。ファンタジイを中心に40冊にのぼるライトノベルを上梓する人気作家。他にノンフィクション『オーダーメイドダーリン』や漫画、芝居、映画の原作も手掛ける(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『トッカン―特別国税徴収官』(ISBN-10:4152091371)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
8グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年5月27日に日本でレビュー済み
「これは、私の大事なペットなんです。食用じゃありません!」
「ペットって、それ豚だろ」
「豚でしょ?」
「豚ですが、なにか」

今回ようやくロレアンとメリルローズがまともに登場します。
とは言え、まだ主人公2人と関わっていないので、次巻のお楽しみです。
ルシードの出生の秘密については、本人が早々に吹っ切れているので、割りとあっさりしていました。

個人的には、ルシードとマシアスの主従漫才が復活して嬉しい限りです。
そこにリドリスが加わってかなり良い感じになっていたので、最後の一行に「ぎゃー!」と叫びたくなりました。
次巻で完結らしいですが、どんな感じに纏まるんでしょう?

ちなみに再会はまだ先ですが、お互いを(同じような)夢に見ているジルとルシードに爆笑。
挿し絵も含めて素敵すぎます。

双子が多い理由や“異界”についてにも触れられていますが、もはや世界観が壮大すぎて、何が何やら…。
他のパルメニアシリーズを読まないことには分からないのかもしれない。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月30日に日本でレビュー済み
ポリフォニカ・ホワイトで高殿氏のファンになり、当時彼女の新作ということで、
気まぐれに新宿紀伊国屋で手に取ってから早数年。
いつしかポリフォニカを凌ぐお気に入りになってしまい、
私を高殿作品中毒にしてしまったプリハーも、いよいよ佳境へ!
あー、これが完結した後、自分は何を楽しみに生きていけばいいんだろう。。。

本編は、3巻で病みっぷりを披露してくれたメリルローズ様がついにその姿を現したり、
ルシードが母君に疎まれ続けた思わぬ真相が明らかになったり、
ラスト1ページで、リドリスが「ギャー!」な行動に打って出たりと、
もう怒涛としか言いようのない展開になっている。

そんな中でいつも通り、とんちんかんなボケを繰り広げるジルの姿には安心させられる。
というか、山盛りの豚足で約束されるプロポーズって一体…。

果たしてルシードはパルメニアを制圧することが出来るのか?
囚われの身となったジルはどう出るのか?リドリスの真意とは?
そして、おあずけくらいまくりの仮面夫婦がラブラブ出来る日はくるのか!?(ここ一番重要)

近々発売される予定の最終巻が待ち遠しくもあり、寂しくもある。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月28日に日本でレビュー済み
クライマックス直前巻、パルメニア国内で快進撃を続けるルシードと、ジギーとともに『墓場』へと向かうジルはまだ離れ離れ。「恋は食欲に似ている」と実感したジルがジギーに語る(萎えられる)、ある意味大変ジルらしいトンデモ内容とルシードの甘いような恐い白昼夢が微妙にリンクしてるところが、今回の二人の和み場面です。

一方パルメニアの王宮では、ついにメリルローズが姿を現します。これまで読者が直接見ることが無かったこの王女、やはり深窓の姫と言うだけではない行動や言動がなにやら薄ら恐い。なぜジルを身代わりに立てこのパルメニアに残り、しかしアジェンセンに肖像画を送ったりしたのか…その真意はまだわかりません。

ロレアンのジルへの想いやジギー=ニーレンの謎。今までも敵も味方もキャラ達の過去が語られて話が深くなっていたけれどいよいよ核心に触れて来ました。

『墓場』の真実からジルの生い立ち、双子の秘密、古代信仰や精霊達…次々明かされていくのを頭で整理しながら読むのに時間がかかってしまいました(笑)。人も敵やら味方やらややこしくなってきたので、人物紹介だけじゃなく相関図が欲しいかも。

ジルやメリルローズの謎はまだ状況的知識から想像するしかないのですが、ルシードの方に伏兵な秘密が!。

これからの鍵を握るだろうリドリスの真意は。
希望的観測では、彼の行動はやはりルシードに後顧の憂いを払わせ決定打を打たせるためのものだと思いたいのだけど…。

あとがきによると、次の最終巻では、謎や過去の清算?がばばーんと来て、例の続きもありそうで。
自分としては謎解きもさることながら作者様が「このシリーズで使い果たした」とおっしゃる乙女心的展開に期待したいです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート