帯に「国際日本文化研究センター共同研究・成果論文集」とある通り、中身は論文集です。
あとがきで小松和彦先生が述べている通り、「現在の怪異・妖怪研究にきわめて重要な意義を持つ」ものでしょう。一つ一つの論文に読み応えがあり、妖怪への愛情が溢れているように感じました。
もちろん、論文集という形式上、一つ一つが専門的分野から取り上げていることもあり、決して敷居が低いものではないと思いますが、妖怪好きな人にはお勧めの一冊だと思われます。もちろん、真剣に妖怪を研究しようという人には、必須だと言えるのではないでしょうか。
個人的な意見ですが、妖怪研究の一つの到達点であり、さらにここから新たな展開が開かれる、歴史的な一冊と思われます。是非、ご一読を
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日本妖怪学大全 単行本 – 2003/3/1
小松 和彦
(編集)
本書は、国際日本文化センターで開かれた共同研究「日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究」の研究成果報告論文集です。この共同研究は、日本文化史において重要な役割を果たしてきた妖怪・怪異をめぐる文化を、様々な分野から多面的・総合的に把握しようとしたもので、日本初の本格的な妖怪・怪異研究会として、開始当初から各方面の注目を集めてきました。参加メンバーにも、民俗学、歴史学、国文学などの様々な分野の研究者に加え、小説家の京極夏彦氏など、妖怪・怪異に興味を抱く人々が広く名前を連ねました。 この本では、それらの参加者の中から、二十三名の最新論文を掲載しています。どの論文にも妖怪への熱い思いが満ちあふれています。
- 本の長さ677ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104096262080
- ISBN-13978-4096262085
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商品の説明
出版社からのコメント
国際日本文化研究センターで開かれた、妖怪・怪異をめぐる日本初の本格的共同研究の成果論文集です。各分野の研究者に小説家の京極夏彦氏など、二十三名の多彩な顔ぶれが、「妖しい世界」に正面から挑んでいます。
内容(「MARC」データベースより)
京極夏彦の参加で話題を呼んだ、国際日本文化研究センターにおける妖怪・怪異に関する日本初の本格的な共同研究会の成果論文集。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 677ページ
- ISBN-10 : 4096262080
- ISBN-13 : 978-4096262085
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,021,616位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,397位昔話・伝承
- - 2,478位文化人類学一般関連書籍
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2003年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年5月19日に日本でレビュー済み
妖怪ブームに対して、ちょっと違うんだよねという姿勢の著者。そのお陰でこんなに本を出版出来ているのだから、そんなに毎回苦言を呈さなくとも良いのではないかと思う。
複数人の著述が収録されており、内容は妖怪を通して描かれた当時の人間の考えや興味を読み解こうというもの。当然、著述者により読みやすい章と、読みにくい章がある。怪異の民俗学シリーズをまとめたようと意図しているらしいが、全体にまとまった概念のものではないので、読者は興味のあるところだけを読むなら、怪異の民俗学の該当巻を読んだ方が良いかもしれない。
複数人の著述が収録されており、内容は妖怪を通して描かれた当時の人間の考えや興味を読み解こうというもの。当然、著述者により読みやすい章と、読みにくい章がある。怪異の民俗学シリーズをまとめたようと意図しているらしいが、全体にまとまった概念のものではないので、読者は興味のあるところだけを読むなら、怪異の民俗学の該当巻を読んだ方が良いかもしれない。
2004年1月6日に日本でレビュー済み
妖怪などというおどろおどろしい存在の研究をしておられる小松和彦が編集した論文集。多角的に妖怪への考察がなされているので今までの妖怪研究とは違った感じの論考に出会えるだろう。本書以外にも『怪異学の技法』という、怪異の歴史的な意義の論文集もあるので、併読すると、昔と比べていかに妖怪研究が進んだかが分かるだろう。民俗学や国文学、歴史学などといった壁を取り払い、それらの学問をすり合わせる事によって妖怪研究をしている国際日本文化研究センターの研究成果が本書によって明らかになる。まだまだ荒削りだが、確実に進歩している妖怪研究をご覧あれ。
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Mercurius
5つ星のうち2.0
Product details Language: English Product that arrived was not ...
2018年2月27日に英国でレビュー済みAmazonで購入
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Not sure what I'm missing here.
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