
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
原寸美術館 日本編 画家の息吹を伝える 大型本 – 2006/6/21
千住 博
(著)
日本の名画が原寸で見られる画期的画集
「発見の喜びを引き出す画期的な画集」として好評をいただいた『原寸美術館』の続編です。作品の選択と執筆は、世界で活躍する現役の日本画家の千住博。企画と構成は『原寸美術館』の著者、結城昌子です。原寸大で再現された絵の前で、かつて画家がそこに立って描いたであろう位置に立つと、等身大の画家が現れてきます。同じ人間としての息吹が伝わってきます。実制作者ならではの視点から、一筆一筆画面に絵の具を置いていく画家の思いを千住博が語ります。原寸で掲載する作品は、平安時代の『源氏物語絵巻』から、雪舟、長谷川等伯、光琳、若冲、蕭白、田中一村、速水御舟、東山魁夷など28点です。
「発見の喜びを引き出す画期的な画集」として好評をいただいた『原寸美術館』の続編です。作品の選択と執筆は、世界で活躍する現役の日本画家の千住博。企画と構成は『原寸美術館』の著者、結城昌子です。原寸大で再現された絵の前で、かつて画家がそこに立って描いたであろう位置に立つと、等身大の画家が現れてきます。同じ人間としての息吹が伝わってきます。実制作者ならではの視点から、一筆一筆画面に絵の具を置いていく画家の思いを千住博が語ります。原寸で掲載する作品は、平安時代の『源氏物語絵巻』から、雪舟、長谷川等伯、光琳、若冲、蕭白、田中一村、速水御舟、東山魁夷など28点です。
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/6/21
- ISBN-104096817929
- ISBN-13978-4096817926
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/6/21)
- 発売日 : 2006/6/21
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 160ページ
- ISBN-10 : 4096817929
- ISBN-13 : 978-4096817926
- Amazon 売れ筋ランキング: - 902,330位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本画家の千住博さんが選んだ平安時代以降の日本の名画の部分を原寸高画質で再現した画集。
千住さんが切り取った部分の原寸画面はとても迫力があり、時に美しく、時に幽玄。速水御舟の炎舞や普賢菩薩像などその幾分かは本当に素晴らしいものです。画家の客観的な解説も簡潔に纏められていて読みやすいです。
一方、千住さんが画家自身になって解説した文章は行き過ぎたユーモアが目立ってレベルの高くないチャネリング解説のようで非常に残念なものでした。
時折、千住さんの博識の一部が勉強になるものの、同じ『絵(名画)を読ん』だ解説を読むなら、本書の28画家中6名が重なる、元早稲田大学教授で優れた美術批評家であった故人坂崎乙郎さんの自らの実存をかけたような著書『絵を読む』をお勧めします。
作品の大きさを示すために美しくもない人影を作品の全体図と共にレイアウトしていますが、そのようなものは載せず、出来る限り全体図を大きく見易く載せるべきです。cm×cmで作品の大きさをちゃんと記載しているのですから。
悲しいかな編者らの傲慢さが感じられ☆3つとしましたが、原寸表現の素晴らしい価値は十二分にあると思います。
以下、掲載作品。
・普賢菩薩像
・源氏物語絵巻
・信貴山縁起絵巻
・那智滝図
・秋冬山水図(雪舟)
・雪景山水図
・伝源頼朝像
・日月山水図屏風※小説家の丸山健二さんが日本最高の絵と評するもの
・四季花鳥図(狩野永徳)
・松林図屏風(長谷川等伯)
・舞楽図屏風(俵屋宗達)
・紅白梅図屏風(尾形光琳)
・動植綵絵(伊藤若忠)
・郡仙図屏風(曾我蕭白)
・楼閣山水図屏風(池大雅)
・縁先物語(鈴木春信)
・瀑布古松図(円山応挙)
・姿見七人化粧(喜多川歌麿)
・百物語 こはだ小平二(葛飾北斎)
・東海道五十三次(歌川広重)
・豆腐(高橋由一)
・富士山図屏風(富岡鉄斎)
・騎龍観音(原田直次郎)
・雲中富士屏風(横山大観)
・炎舞(速水御舟)
・奄美の杜(田中一村)
・年募る(東山魁夷)
あとがきにかえて 結城昌子
・ウォーターフォール(千住博)
千住さんが切り取った部分の原寸画面はとても迫力があり、時に美しく、時に幽玄。速水御舟の炎舞や普賢菩薩像などその幾分かは本当に素晴らしいものです。画家の客観的な解説も簡潔に纏められていて読みやすいです。
一方、千住さんが画家自身になって解説した文章は行き過ぎたユーモアが目立ってレベルの高くないチャネリング解説のようで非常に残念なものでした。
時折、千住さんの博識の一部が勉強になるものの、同じ『絵(名画)を読ん』だ解説を読むなら、本書の28画家中6名が重なる、元早稲田大学教授で優れた美術批評家であった故人坂崎乙郎さんの自らの実存をかけたような著書『絵を読む』をお勧めします。
作品の大きさを示すために美しくもない人影を作品の全体図と共にレイアウトしていますが、そのようなものは載せず、出来る限り全体図を大きく見易く載せるべきです。cm×cmで作品の大きさをちゃんと記載しているのですから。
悲しいかな編者らの傲慢さが感じられ☆3つとしましたが、原寸表現の素晴らしい価値は十二分にあると思います。
以下、掲載作品。
・普賢菩薩像
・源氏物語絵巻
・信貴山縁起絵巻
・那智滝図
・秋冬山水図(雪舟)
・雪景山水図
・伝源頼朝像
・日月山水図屏風※小説家の丸山健二さんが日本最高の絵と評するもの
・四季花鳥図(狩野永徳)
・松林図屏風(長谷川等伯)
・舞楽図屏風(俵屋宗達)
・紅白梅図屏風(尾形光琳)
・動植綵絵(伊藤若忠)
・郡仙図屏風(曾我蕭白)
・楼閣山水図屏風(池大雅)
・縁先物語(鈴木春信)
・瀑布古松図(円山応挙)
・姿見七人化粧(喜多川歌麿)
・百物語 こはだ小平二(葛飾北斎)
・東海道五十三次(歌川広重)
・豆腐(高橋由一)
・富士山図屏風(富岡鉄斎)
・騎龍観音(原田直次郎)
・雲中富士屏風(横山大観)
・炎舞(速水御舟)
・奄美の杜(田中一村)
・年募る(東山魁夷)
あとがきにかえて 結城昌子
・ウォーターフォール(千住博)
2007年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
千住さんが現代日本画壇を代表する画家なのかどうかは、議論の余地がありそうだが、編集者としては一流ですね。
ここに収録されている作品群は荘厳・幽玄・華麗・そしてバサラ?とにかく日本文化の水準の高さを再認識させられる「愛国者養成」コレクションです。石原都知事は四男より過去の作品保護・展示にお金を遣いなさい。
「原寸」というコロンブスの卵的発想もびっくりですし、最初はヘンテコに思えた、千住画伯による「作者になりきった解説」も面白い。
小学生になった姪にもプレゼントしたいと思います。
ここに収録されている作品群は荘厳・幽玄・華麗・そしてバサラ?とにかく日本文化の水準の高さを再認識させられる「愛国者養成」コレクションです。石原都知事は四男より過去の作品保護・展示にお金を遣いなさい。
「原寸」というコロンブスの卵的発想もびっくりですし、最初はヘンテコに思えた、千住画伯による「作者になりきった解説」も面白い。
小学生になった姪にもプレゼントしたいと思います。
2006年10月6日に日本でレビュー済み
千住氏は、1982年東京芸術大学美術学部絵画科日本画を卒業し、自身でも作品を制作している現役の日本画家です。作品の中に「羽田空港第2ターミナルビルの天井画大壁画」(2004年作)というのもありますので、こんど羽田に行く機会があったら、探してみてください。
作品の細部に迫り、画家の筆づかい・息づかいを感じた千住氏は、「解説」を放棄。なんと、画家に成り代わって「自作」について独演するという形式をとりました。
画家の生きた時代背景や境遇について語り、作品制作の工夫どころを自慢げに披露してくれるのです。
文化人らしくないくだけた表現も飛び出し、画家の時代へタイムスリップしたような錯覚をおぼえます。「画家の息吹を伝える」とは、こういうことなのですね。
前作『画家の手もとに迫る……』の著者は、絵画に詳しいとはいえ、あくまで作品の案内人でした。ところが、本書では、28作品の最後に、千住氏の『ウォーターフォール』という作品が掲載されており、「著者」が「作者」の側にまわってしまいました。
おいおい。
これで、自作をべた褒めした解説を読まされては、ちょっと興ざめしてしまいますね。
さあ、そこで、企画・構成の結城昌子氏の登場です。
結城氏は、千住氏に成りきって作品のみどころを解説してくれました。しかも、最後は結城氏への手紙文体で結ぶ、という念の入れよう。
本書に掲載された作品は、平安時代の『普賢菩薩像』、『源氏物語絵巻』にはじまり、雪舟、光琳、円山応挙、北斎などをへて、横山大観、東山魁夷の現代作家まで網羅しています。
テレビ東京の『お宝鑑定団』に出てきそうな作者名のオンパレードですので、日本美術のおおまかな流れを理解できる、てごろなガイドブックとしても活用できるでしょう。
作品の細部に迫り、画家の筆づかい・息づかいを感じた千住氏は、「解説」を放棄。なんと、画家に成り代わって「自作」について独演するという形式をとりました。
画家の生きた時代背景や境遇について語り、作品制作の工夫どころを自慢げに披露してくれるのです。
文化人らしくないくだけた表現も飛び出し、画家の時代へタイムスリップしたような錯覚をおぼえます。「画家の息吹を伝える」とは、こういうことなのですね。
前作『画家の手もとに迫る……』の著者は、絵画に詳しいとはいえ、あくまで作品の案内人でした。ところが、本書では、28作品の最後に、千住氏の『ウォーターフォール』という作品が掲載されており、「著者」が「作者」の側にまわってしまいました。
おいおい。
これで、自作をべた褒めした解説を読まされては、ちょっと興ざめしてしまいますね。
さあ、そこで、企画・構成の結城昌子氏の登場です。
結城氏は、千住氏に成りきって作品のみどころを解説してくれました。しかも、最後は結城氏への手紙文体で結ぶ、という念の入れよう。
本書に掲載された作品は、平安時代の『普賢菩薩像』、『源氏物語絵巻』にはじまり、雪舟、光琳、円山応挙、北斎などをへて、横山大観、東山魁夷の現代作家まで網羅しています。
テレビ東京の『お宝鑑定団』に出てきそうな作者名のオンパレードですので、日本美術のおおまかな流れを理解できる、てごろなガイドブックとしても活用できるでしょう。
2006年7月29日に日本でレビュー済み
同様の企画で、日本画版を出された小学館に感謝ですね.展示で詳細を見ようと、よく顔を近づけていますが管理の方から注意されないかとビク〃していましたから.絵の選択については千住さんなので・・・.
選択の好み(結城さんにして欲しかった)は別として、この本の最大の問題は、「世界最高水準の印刷で再現」とアピールされていますが、印刷の粒子が見える欠点があります.小学館で出版されている「週間 名城をゆく」の印刷では、この粒子が見えません!! この技術があるのに使わないのは、はっきり言って怠慢・過大広告では無いかと思います.なので、星2.5ですね.修正・改訂版を望みます.
選択の好み(結城さんにして欲しかった)は別として、この本の最大の問題は、「世界最高水準の印刷で再現」とアピールされていますが、印刷の粒子が見える欠点があります.小学館で出版されている「週間 名城をゆく」の印刷では、この粒子が見えません!! この技術があるのに使わないのは、はっきり言って怠慢・過大広告では無いかと思います.なので、星2.5ですね.修正・改訂版を望みます.
2006年7月5日に日本でレビュー済み
私にとって決して安い買い物ではありませんが、すでに結城 昌子さんの洋画版といえる「原寸美術館」を思い切って購入してその素晴らしさを知ってしまったので、今回は広告をみるやいなや懐のことも考えずに注文してしまいました。
原画の一部分が実寸で印刷されているので、わざわざ美術館に出向いて人混みの中でストレスと我慢しながらやっとお目当ての作品を鑑賞するという煩わしさから解放されて、思う存分作品を楽しめるという喜びは、一度知ったら「くせになる」ものです。
ここだけの話ですけど、伊藤 若冲の「動植綵絵」や曾我 蕭白の「群仙図屏風」の凄さには、度肝を抜かれること請け合い?
絵が好きな方には、おすすめの一冊です。
原画の一部分が実寸で印刷されているので、わざわざ美術館に出向いて人混みの中でストレスと我慢しながらやっとお目当ての作品を鑑賞するという煩わしさから解放されて、思う存分作品を楽しめるという喜びは、一度知ったら「くせになる」ものです。
ここだけの話ですけど、伊藤 若冲の「動植綵絵」や曾我 蕭白の「群仙図屏風」の凄さには、度肝を抜かれること請け合い?
絵が好きな方には、おすすめの一冊です。