難解な温暖化、気候変動/変化について専門家視点から解説をしようとトライされているが、シロウトへ門戸を広げられたとは言い難いのは残念。異常気象の一因に偏西風の蛇行があって・・・など、ある程度、NHKスペシャルで見た!とか、浅いけど予備知識がないと難解な部分でまず読み止めてしまいそう。
ところどころ面白いとこもあって惜しい。専門家の興味や面白いと感じるレベルと一般人の感覚ギャップの差を埋めるのは難しいと思うけれど、それに向き合って平易な解説を頑張るのが、この手の本の役目だし、温暖化のような複雑だけど重要な理解すべき課題の理解を促すサイエンティストのミッションだと思います。
まとめると、結構頑張って読まないと、「日本の四季」がなくなるとか異常気象の連鎖については理解は厳しそう。興味を持つ人が多いテーマだけに、エンタメ度を高めて読書を引き寄せて欲しかった。そういう意味ではKindle価格のコスパはいまいち。
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「日本の四季」がなくなる日 (小学館新書 253) 新書 – 2015/10/1
中村 尚
(著)
異常気象の“なぜ?"を徹底的に解明!
超大型台風、集中豪雨、ドカ雪、異常に短い春と秋など、いま日本列島には“異常"があふれています。こういった、日本人の季節感覚を狂わせてしまうような異常事態はなぜ起こるのか……東京大学先端科学技術センターの中村尚教授が、その仕組みを、図をふんだんに使いながら解説。ある場所で起きた小さな変化が、ずっと離れたところに大きな影響を及ぼす、気象の世界独特のメカニズムについて徹底解明していただきます。
もちろん、日本の気候はこれからどうなっていくのかについても、季節ごとに詳しく予測。
また、「温暖化と異常気象の関係」、「数値で気象を予想する」、「温暖化が止まっている理由」など興味深い話題も満載しています。
テレビなどの気象解説だけではわからない、ディープでおもしろい世界にご案内!
【編集担当者からのおすすめ情報】
「風が吹いたら桶屋が儲かる」といいます。「風が吹いたら土埃が立つので、目が悪くなる人が増える」という連想からさらに連想を重ねていって、最終的に「桶の需要が増える」という結論につなげる言葉遊びのようなものですが、気象も同じようなところがあります。大河の一滴が小さな波紋をつくり、やがて大きな気象変動に至るわけです。
そこで、気象研究の第一人者に、「風から桶に至る道筋」を、丁寧に解説していただきました。
テレビの天気予報に飽き足りない方、「最近の天気はどうなっているんだ」とお怒りの方、この本でぜひクールダウンを。
超大型台風、集中豪雨、ドカ雪、異常に短い春と秋など、いま日本列島には“異常"があふれています。こういった、日本人の季節感覚を狂わせてしまうような異常事態はなぜ起こるのか……東京大学先端科学技術センターの中村尚教授が、その仕組みを、図をふんだんに使いながら解説。ある場所で起きた小さな変化が、ずっと離れたところに大きな影響を及ぼす、気象の世界独特のメカニズムについて徹底解明していただきます。
もちろん、日本の気候はこれからどうなっていくのかについても、季節ごとに詳しく予測。
また、「温暖化と異常気象の関係」、「数値で気象を予想する」、「温暖化が止まっている理由」など興味深い話題も満載しています。
テレビなどの気象解説だけではわからない、ディープでおもしろい世界にご案内!
【編集担当者からのおすすめ情報】
「風が吹いたら桶屋が儲かる」といいます。「風が吹いたら土埃が立つので、目が悪くなる人が増える」という連想からさらに連想を重ねていって、最終的に「桶の需要が増える」という結論につなげる言葉遊びのようなものですが、気象も同じようなところがあります。大河の一滴が小さな波紋をつくり、やがて大きな気象変動に至るわけです。
そこで、気象研究の第一人者に、「風から桶に至る道筋」を、丁寧に解説していただきました。
テレビの天気予報に飽き足りない方、「最近の天気はどうなっているんだ」とお怒りの方、この本でぜひクールダウンを。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2015/10/1
- ISBN-104098252538
- ISBN-13978-4098252534
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2015/10/1)
- 発売日 : 2015/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4098252538
- ISBN-13 : 978-4098252534
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,788位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年2月8日に日本でレビュー済み
温暖化、なのに、どうして寒いんだろうとか。。。そんなことを思いながら、一方でCOP21のパリでの徹夜会議とか。。。
そうした地球環境変化の要因を、アカデミックベースで丁寧に説明。
文系の私でもよくわかりました。
この先の天気、どうなっていくのか、不安はありますが
まずは一読、いい本だと思います。
そうした地球環境変化の要因を、アカデミックベースで丁寧に説明。
文系の私でもよくわかりました。
この先の天気、どうなっていくのか、不安はありますが
まずは一読、いい本だと思います。
2015年11月17日に日本でレビュー済み
ここ数年、何十年に一度という豪雨が毎年降っている。また、夏の暑さは際立っていて、逆に冬は暖冬の傾向があるように思える。アル・ゴアが『不都合な真実』で明らかにしたように地球は温暖化しているのだろうか。たしかに、長期にわたる平均気温の推移などを見ると温暖化のトレンドは間違いなく存在しているようだ。ただ、その原因が温室効果ガスによるものだけかというと話はそれほど単純ではない。
本書では、テレコネクション(遠隔影響)という概念をベースになぜ地球の気象が変化しているのかを明らかにしていく。専門的な用語、説明などもあるので気象の門外漢である僕にはやや難しかった。しかし、特定の気象現象がなぜ起こるのか、という点が網羅的に説明されていて勉強になる部分も少なくなかった。
本書では、テレコネクション(遠隔影響)という概念をベースになぜ地球の気象が変化しているのかを明らかにしていく。専門的な用語、説明などもあるので気象の門外漢である僕にはやや難しかった。しかし、特定の気象現象がなぜ起こるのか、という点が網羅的に説明されていて勉強になる部分も少なくなかった。