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日出る国の工場 (新潮文庫) 文庫 – 1990/3/28
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購入オプションとあわせ買い
好奇心で選んだ七つの工場を、御存じ、春樹&水丸コンビが訪ねます。カラーイラストとエッセイでつづる、楽しい〈工場〉訪問記。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1990/3/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101001375
- ISBN-13978-4101001371
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (1990/3/28)
- 発売日 : 1990/3/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 256ページ
- ISBN-10 : 4101001375
- ISBN-13 : 978-4101001371
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 82,550位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,671位近現代日本のエッセー・随筆
- - 1,914位新潮文庫
- - 3,774位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
1942年東京都生まれ。日本大学芸術学部美術学科造型卒業。電通、ニューヨークのデザインスタジオADAC、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーのイラストレーターとなる。エッセイや小説なども著す(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『古典芸能てんこ盛り』(ISBN-10:4473034089)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月10日に日本でレビュー済み
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村上春樹の文章は気楽に読め、何よりも安西水丸の挿絵によって、この本が何倍が価値を高めている印象を持ちます。できれば、挿絵のページを切り取って額に入れて飾りたいと思えるものもあり、時折、挿絵を見るためにページをめくって楽しむ時もあります。このような本がもっと出版されることを願っております。ありがとうございました。
2023年9月3日に日本でレビュー済み
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村上春樹は、なんだか難しそうです敬遠していましたが、食わず嫌いも良くないと思い、短編から読み始めました。
人体模型の工場、消しゴム工場など、なかなか見る機会もない工場の様子が村上春樹さん独自の視点で書かれていて、安西さんとの掛け合いも面白いです。
21世紀になった今、CD工場などの話を読むと、かえって新鮮に感じます。
人体模型の工場、消しゴム工場など、なかなか見る機会もない工場の様子が村上春樹さん独自の視点で書かれていて、安西さんとの掛け合いも面白いです。
21世紀になった今、CD工場などの話を読むと、かえって新鮮に感じます。
2014年8月18日に日本でレビュー済み
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読んでみたくなり、申し込みました。まだじっくり読んでいませんが
面白そうです。
面白そうです。
2023年6月19日に日本でレビュー済み
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CD工場にも行っているが、村上春樹はレコード派だと思っていたが、やはりCD初期から、CDは完全ではないと気が付いているようで、さすがだ。
かつらの話もすごい。
「かつらというのは非常に特異な商品なんです、と広報担当者は言う。何が特異かというと『クチコミがまったくない』ということで ある。」
すごく勉強になるし、こういう情報が、村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」に生かされている。
かつらの話もすごい。
「かつらというのは非常に特異な商品なんです、と広報担当者は言う。何が特異かというと『クチコミがまったくない』ということで ある。」
すごく勉強になるし、こういう情報が、村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」に生かされている。
2001年6月9日に日本でレビュー済み
この本に出てくる工場見学が行われたのは昭和の終わり。これらの工場の「いま」を知りたくなってくる。CDはちょうどこの頃の新参者で、その記述のされ方には早くもノスタルジーを感じてしまう。かつら工場の章では、筆者の視線にいくばくかの冷たさを感じてしまうが、全体に村上氏お手のもののユーモアがあふれている。
自身が言うように卑俗に流れる感もあるが、力が抜けていてそれはそれでよい。読者は十分にガス抜きをした後、筆者の本業である小説に取り組めば良いのだ。各章の最後は日本社会論のようにシメられているが、あくまで「このような世界もあるのだ」と現象面にとどめて受けとめるほうが楽しめるであろう。読んでみて損はない。
自身が言うように卑俗に流れる感もあるが、力が抜けていてそれはそれでよい。読者は十分にガス抜きをした後、筆者の本業である小説に取り組めば良いのだ。各章の最後は日本社会論のようにシメられているが、あくまで「このような世界もあるのだ」と現象面にとどめて受けとめるほうが楽しめるであろう。読んでみて損はない。
2021年6月2日に日本でレビュー済み
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1円でしたし、中古ですし、期待していませんでしたが、ほぼ新品でした。
とてもよい買い物でしたので、お礼を込めてコメントします。
とてもよい買い物でしたので、お礼を込めてコメントします。
2021年6月6日に日本でレビュー済み
「工場萌え」って言葉がありますが、コロナが落ち着いたらたくさんの工場に行きたいです。
そこで、自宅から楽しめる工場見学ということで、この本です。
世界の村上春樹が1987年に書いた本で、日本の工場を訪問したエッセイ集です。
村上春樹は小説のほかにも、こんなに素晴らしい名著があるんだよ、ということで、おすすめします。
この本で全部で7つの工場を見学しています。
人体模型工場、消しゴム工場、ファッションブランド、コム・デ・ギャルソンの工場。。
そしてアデランス。あのかつらの工場に行きます。
この、かつら工場が非常に学びが多くて
この本は、アデランスの章だけでも読む価値がある一冊です。
かつらというのは非常に特別な商品です。
なぜかというと、クチコミが全くない。
私のかつら自慢とか、人の頭を見て、あなたのかつらよいですよねー、とはならないからです。
そんな口コミが期待できない業界において、
人はいつ、アデランスに行こうと決心するのだろうか。
詳細は本書にゆだねるとして、なんと人生に4段階あるそうです。
(22歳ぐらい、適齢期、子供の小学生、第二の人生)
また、かつらを購入したお客様への配慮も忘れない。
街中の美容院で、かつらをべりべりっとはがしてカットをお願いするというのは難しいですよね。
でも、かつらの下で残っている地毛は、伸びてくる。
では、どうするか。
アデランスという会社は、その後経営で色々ありましたが、優れたビジネスモデルに関心する一冊です。
工場に訪問を打診すると「私たちの工場を見学することに何の意味があるのか?」と断られるそうです。
もし、私たちが会社員だとして社内を気軽に見学させられるでしょうか。
そこに村上春樹は答えます。
「なぜ意味がなくてはならないのか?工場が見てみたいという好奇心を抱くことの他にどんな意味が必要なのか?」と。
工場を見せるということは、企業秘密をさらすことです。
しかし、アデランスはこういいます。
「我々の企業秘密というのは要するにユーザーに対するきめ細かいサービスの動員力。
これは、他の会社には真似できない。と。
ビジネスパーソンとして、見習うべきかつら工場のお話でした。
そこで、自宅から楽しめる工場見学ということで、この本です。
世界の村上春樹が1987年に書いた本で、日本の工場を訪問したエッセイ集です。
村上春樹は小説のほかにも、こんなに素晴らしい名著があるんだよ、ということで、おすすめします。
この本で全部で7つの工場を見学しています。
人体模型工場、消しゴム工場、ファッションブランド、コム・デ・ギャルソンの工場。。
そしてアデランス。あのかつらの工場に行きます。
この、かつら工場が非常に学びが多くて
この本は、アデランスの章だけでも読む価値がある一冊です。
かつらというのは非常に特別な商品です。
なぜかというと、クチコミが全くない。
私のかつら自慢とか、人の頭を見て、あなたのかつらよいですよねー、とはならないからです。
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人はいつ、アデランスに行こうと決心するのだろうか。
詳細は本書にゆだねるとして、なんと人生に4段階あるそうです。
(22歳ぐらい、適齢期、子供の小学生、第二の人生)
また、かつらを購入したお客様への配慮も忘れない。
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では、どうするか。
アデランスという会社は、その後経営で色々ありましたが、優れたビジネスモデルに関心する一冊です。
工場に訪問を打診すると「私たちの工場を見学することに何の意味があるのか?」と断られるそうです。
もし、私たちが会社員だとして社内を気軽に見学させられるでしょうか。
そこに村上春樹は答えます。
「なぜ意味がなくてはならないのか?工場が見てみたいという好奇心を抱くことの他にどんな意味が必要なのか?」と。
工場を見せるということは、企業秘密をさらすことです。
しかし、アデランスはこういいます。
「我々の企業秘密というのは要するにユーザーに対するきめ細かいサービスの動員力。
これは、他の会社には真似できない。と。
ビジネスパーソンとして、見習うべきかつら工場のお話でした。
2017年10月30日に日本でレビュー済み
すべての取材は1986年に行なわれた、と村上さんは「まえがき」で記している。この年の村上さんは本当に忙しくて、秋にはギリシャをはじめとしてヨーロッパに長期の移住に旅立ってしまう。おそらくそれまでに、この7つの工場を訪問したのだろうから、大変な強行軍である。それでも村上さんの筆致は手を抜いた跡がないのだから、すばらしい。
そしてこの本の最後に採用されたのは、「とことん明るい福音生産工場 アデランス」である。ちょっとした村上さんのファンだったら、この工場については、後の「ねじまき鳥クロニクル」で重要な役割を果たす笠原メイが働いたところだと、すぐに思い出すだろう。
いつものように村上さんは、一つの材料で、いろいろと作品を編み出すのだ。
そしてこの本の最後に採用されたのは、「とことん明るい福音生産工場 アデランス」である。ちょっとした村上さんのファンだったら、この工場については、後の「ねじまき鳥クロニクル」で重要な役割を果たす笠原メイが働いたところだと、すぐに思い出すだろう。
いつものように村上さんは、一つの材料で、いろいろと作品を編み出すのだ。