プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥781¥781 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥401¥401 税込
無料配送 6月17日-18日にお届け
発送元: 買取王子 本店 販売者: 買取王子 本店
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫) 文庫 – 1977/12/2
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1977/12/2
- 寸法10.67 x 1.27 x 14.99 cm
- ISBN-104101050244
- ISBN-13978-4101050249
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
出版社より
春の雪【豊饒の海・第一巻】 | 奔馬【豊饒の海・第二巻】 | 暁の寺【豊饒の海・第三巻】 | 天人五衰【豊饒の海・第四巻】 | |
---|---|---|---|---|
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
112
|
5つ星のうち4.3
165
|
5つ星のうち4.1
153
|
5つ星のうち4.2
158
|
価格 | ¥990¥990 | ¥990¥990 | ¥825¥825 | ¥781¥781 |
【新潮文庫】「豊饒の海・第一巻」シリーズ | 大正の貴族社会を舞台に、侯爵家の若き嫡子と美貌の伯爵家令嬢のついに結ばれることのない悲劇的な恋を、優雅絢爛たる筆に描く。 | 昭和の神風連を志した飯沼勲の蹶起計画は密告によって空しく潰える。彼が目指したものは幻に過ぎなかったのか?英雄的行動小説。 | 〈悲恋〉と〈自刃〉に立ち会った本多繁邦は、タイで日本人の生れ変りだと訴える幼い姫に出会う。壮麗な猥雑の世界に生の源泉を探る。 | 老残の本多繁邦が出会った少年安永透。彼の脇腹には三つの黒子がはっきりと象嵌されていた。〈輪廻転生〉の本質を劇的に描いた遺作。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1977/12/2)
- 発売日 : 1977/12/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4101050244
- ISBN-13 : 978-4101050249
- 寸法 : 10.67 x 1.27 x 14.99 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 9,508位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威。
1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。
主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
本田繁邦と久松慶子はそのまま終生の盟友でいてほしかったな
何もかも阿頼耶識など相対主義に陥りこむことをしては天邪鬼には受けるでしょうが、人間の糧や温もりが抜け作品としては作者が衰弱しきったと思われても致し方ない。
内容全体では、三島作品では四巻は特に話しが早く、あえて擬古文、冷笑、皮肉を入れ細部の人間心理や葛藤、情景が他の作品より薄いように個人的に感じました。
「花盛りの森」、「仮面の告白」、「金閣寺」、「境子の家」、「憂国」という絶品を書きながらこのような終わりで残念である。
しかしまた読み返したら違う解釈になるかもしれないです。
「得利寺付近の戦死者の弔祭」の写真や北野天満宮縁起絵巻の「天人五衰図」を探してみたが、そこから物語を創り上げる力には驚きます
これは三島由紀夫の最後の小説であり遺書です、彼は現世にはいられないことを作中で本多を通して何度も語っています
金閣寺のテーマが「美」であったならばこの本は「死」です、とにかく主人公を含め出てくる人たちはみな死を迎えます
最後の場面はいかようにも解釈できますが、膵癌と診断された時点で本多はほぼ死んでいます、81歳で膵癌という設定、実際に月修寺で門跡に会うシーンなどはディテールがはっきりし過ぎていて白内障も入っているであろう年老いた目で門跡の皺のないつるりとしたお顔をが果たして拝見できるのか?、いや見えない、東京を立つ前の透の描写辺りから現実感が薄れている、その描写はまるで昏睡状態で見ている夢のようだ、確かに「記憶もなければ何もないところへ、自分は来てしまった」のである、他の3巻にあるような夢のような輪廻転生ではなく、最も現実的な決着であると考えられる
「北野天満宮縁起絵巻 天人五衰図」って三島の創作ですね、「承久本第八巻 日蔵上人巡歴」にそれと思われる絵があります
透の本多への態度には反吐が出そうで嫌々読みました。
そして、最後には、人や人生について深い思いを感じさせられました。
読んでよかったです。
次構想「定家」が変節であることに気づく。
「定家」は、祖国ではなく個人の運命に従う「豊饒の海」擱筆後の
昭和二十年からの三島の生き方を肯定した構想。
もはや「豊饒の海」と伝統を干した日本を揶揄している場合ではなく、
三島は、豊饒の海を満たす役割も放棄する。
三島は、ここに居るべき者ではないと自覚し、
「自分のいるべき場所のことを好きでなくなる」を第五の衰とする
「天人五衰」を第四巻名に付ける。
「天人五衰」では、三島の身代わりの本多は
歴史に関わらない傍観者として悪に落し、
本多の身代わりである、偽の転生者は
不具者として生き永らえさせた上、狂人醜女を孕ませる恥辱まで与える。
一般に衝撃と言われているラストの門跡の科白により、小説的には、
京都でいう「ぶぶ漬けはいかがどすか」という、日本的美意識にて、
直前までの物語全文を無意味と粉砕した。
三島を追感覚するならば、昔惚れた女と会って、
「あなたは誰ですか?」という感じであろう。
三島は小説に別れと、読者に自死を告げている。
かの科白のトリガーとなったのは、
「日本人として言ってはいけないことは言わない」(告白P48)事であるのに
三島は確かに「私は乞食ではありません」(天人五衰P34)
と言わざるを得ない暴言を吐かれ、それ故のこの科白だ。
この科白を入れ込み、三島はさぞかし心を癒したことだろう。
三島の「そうゆう事を言うんじゃねえ、分かったか!」の啖呵が聞こえる。
全編に挿入される心象を詠んだ詩は、日本の言語とは思えない、
翻訳文のように物を主語にし、暗喩を重ねイメージを多用する、
日本語の許容性を限界まで洗練して、きわどく文として成立させている。
小林秀雄に日本の歴史とは何かについて衝撃を与え、
「本居宣長」を執筆させたのは三島ではないか。
三島が日本語を深耕し、その可能性を拡張させた功績は不滅です。
私は三島を知って、日本人として生まれ、しみじみ良かったと思う。
他の国からのトップレビュー
2024年4月12日にドイツでレビュー済み