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鹿鳴館 (新潮文庫) 文庫 – 1984/12/24

4.3 5つ星のうち4.3 51個の評価

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明治19年の天長節に鹿鳴館で催された大夜会を舞台として、恋と政治の渦の中に乱舞する四人の男女の悲劇の運命を描き、著者自ら〈私がはじめて書いた俳優芸術のための作品〉と呼んだ表題作。他に、人間の情念と意志のギャップを描く嫉妬劇「只ほど高いものはない」、現代における幸福の不毛性への痛烈な挑戦「夜の向日葵」、六世中村歌右衛門のために書かれた「朝の躑躅」。
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【新潮文庫】三島由紀夫 作品 女を愛することのできない青年が、幼年時代からの自己の宿命を凝視しつつ述べる告白体小説。三島文学の出発点をなす代表的名作。 十六歳の時の処女作「花ざかりの森」以来、巧みな手法と完成されたスタイルを駆使して、確固たる世界を築いてきた著者の自選短編集。 郊外の隔絶された屋敷に舅と同居する未亡人悦子。夜ごと舅の愛撫を受けながらも、園丁の若い男に惹かれる彼女が求める幸福とは? 死ぬべき理由もないのに、自分たちの結婚式当夜に心中した一組の男女──精緻微妙な心理のアラベスクが描き出された最初の長編。 女を愛することの出来ない同性愛者の美青年を操ることによって、かつて自分を拒んだ女たちに復讐を試みる老作家の悲惨な最期。 名門の令嬢である鏡子の家に集まってくる四人の青年たちが描く生の軌跡を、朝鮮戦争直後の頹廃した時代相のなかに浮彫りにする。
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明るい太陽と磯の香りに満ちた小島を舞台に海神の恩寵あつい若くたくましい漁夫と、美しい乙女が奏でる清純で官能的な恋の牧歌。〈新潮社文学賞受賞〉 吃音の悩み、身も心も奪われた金閣の美しさ──昭和 2 年 5 の金閣寺焼失に材をとり、放火犯である若い学僧の破滅に至る過程を抉る。〈読売文学賞受賞〉 優雅なヒロイン倉越夫人にとって、姦通とは異邦の珍しい宝石のようなものだったが……。魂は無垢で、聖女のごとき人妻の背徳の世界。 家柄の違いを乗り越えてようやく婚約にこぎつけた若い男女。一年以上に及ぶ永すぎた婚約期間中に起る二人の危機を洒脱な筆で描く。 鉄や石ばかりを相手に成長した城所昇は、女にも即物的関心しかない。既成の愛を信じない人間に、人工の愛の創造を試みた長編小説。 放心の微笑をたたえて妻と青年の情事を見つめる夫。死によって愛の共同体を作り上げるためにその夫を殺す青年──愛と死の相姦劇。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1984/12/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1984/12/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410105035X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101050355
  • 寸法 ‏ : ‎ 14.8 x 10.5 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 51個の評価

著者について

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三島 由紀夫
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(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威。

1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。

主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

カスタマーレビュー

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51グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年10月12日に日本でレビュー済み
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 戯曲はお芝居。ト書きとセリフが淡々とつづられていく。その視点は第三者、観客、というよりも天からの俯瞰。キャストたちに何を思わせるも語らせるも意のままな作者=神様や運命のような、自分ではどうしようもない大きな存在を感じさせるのだ、と思い知らされる三島由紀夫のちょう有名な「鹿鳴館」。恥ずかしながら初めて読みますの。と読み始めてみれば色と気温を感じさせる美しい日本語遣いに圧倒され、ドラマの厚さに胸をつかまれて、運命をそのように操る作者の意のままに観客=読者は理想の観劇体験を自ら思い描いてしまう。これは癖になるわ。
 三島由紀夫を国語の教科書でしか知らなかったのはもったいなかった、と本気で思える短くて濃い時間を過ごせます。読まないと勿体ない、ですよ。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月30日に日本でレビュー済み
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新国立劇場でのオペラの「鹿鳴館」を見るので、急いで読んでみました。急ぐ必要はありませんでした。三島の華麗なる文体はあっという間に終わりまで読者を連れて行ってくれます。もっともその前に、「鹿鳴館」という作品の解読に相当のスペースを割いていた 福田恆存と三島由紀夫〈上〉―1945‾1970 読んでいたので、かなり先入観を抱いた状態での読書体験でもありました。出来事はあっという間の一日の出来事です。この話の展開は見事なものです。作品自体は、著者の言うとおり、単なる4人(5人?)の間でのメロドラマなのですが、いろいろな文脈での解読が可能です。josepf fouchetという存在の日本版、agent provocateurの論理と正当性への弁護、政治に潜む支配と被支配の構図、日本近代に潜む無意識のグロテスクの魅惑と必然性、人間の信頼の可能性、いろいろな形で読むことができます。いったいどの構図をここに見出すのか、それは受け手の関心と置かれた状況次第です。最後は、今後についての若干の不確実性を残したままです。表題以外の戯曲も、それなりの時代性の刻印を帯びていますが、どれも最後の落ちが効いていて忘れられないものです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月8日に日本でレビュー済み
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学校で使うので。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 三島由紀夫は好き嫌いが別れる作家だと思うが、三島の戯曲の質の高さについては皆が認めるのではないだろうか。私は、実は三島が最も得意としていたのは戯曲だったのではないか、とすら考えている。

 この文庫には表題作を含む4作が収められているが、全て男女間の愛が織り成す美と悲劇を描いている。三島自ら認めているようにこれらの作品はメロドラマ的な性格が強いが、そこは三島の壮麗なレトリックによって、一流の芸術作品へと仕上げられている。三島の天才を容易に見出すことができる一冊である。

 なお、同じ戯曲集である『近代能楽集』と『サド公爵夫人・わが友ヒットラー』には、能なり史実なり、下敷きとなるものが存在しており、三島はこれを元に作品を書き上げた。三島はこのような手法を得意にしており、実は三島の有名な作品の多くには下敷きとなるものが存在している。「鹿鳴館」もそうだ。しかし、本書の他の3作には下敷きらしい物が存在せず、三島の完全なオリジナルに近いので、興味深い。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年5月1日に日本でレビュー済み
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ドナルド・キーンが最高傑作と評した三島の鹿鳴館。戯曲風小説としての確固たる地位を築いていることはもちろん、文体そのものの美しさにも惹かれます。

天長節の鹿鳴館。歴史的現実としては井上馨や伊藤博文らが欧米各国との間に締結された不平等条約の改正を有利に進めるために、欧米化が進んだ日本を見てもらうために使用した鹿鳴館。そういった歴史的な偽善と、登場人物たちの本音と偽善のコントラストがとても面白いです。本書を読む前に一寸だけ歴史的な事実関係を把握すると面白いと思います。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年1月9日に日本でレビュー済み
この芝居は、第4幕の途中、

    (このとき戸外に銃声がつづいて二発とどろく)
朝子 ああ!(ト影山の胸に倒れかかる)
    (再びカドリールの曲高鳴り、ボオイの制止も空しく、踊りの人々が上手から出て来て、舞台一杯に踊り、やがて汐の引くやうに上手へ去る。又舞台には、影山夫妻と季子母娘が残される。露台に人影がさす)

で、幕とすべきである。
得てして日本人作家は、ストーリーの結末に解答を与えすぎである。
戯曲「鹿鳴館」は、気の利いたアフォリズムがほどよく散りばめられ、それが戯曲として常套の、手垢のついた展開と危ういバランスを保っている稀有な作品である。ドナルド・キーンの最高評価も、そのバランス度、すなわち完成度に依拠してのものだと察する。
ここにおいて、ストーリーの荒唐無稽さなど、狂言回しでしかない。
それゆえに、クライマックスのやりとりはひたすら面倒くさい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年2月13日に日本でレビュー済み
陰謀派の影山伯爵と信頼派の朝子夫人 二人とも最愛の人を失うというラストで

三島は この世は どの業界も陰謀が勝ったり信頼が勝ったりで

陰謀と信頼の痛み分けだ と言いたかったのでしょう

「正義は勝つ」よりは わたしには現実的に思えますし

三島は悪の勝利には しなかったのです

サスぺンス劇場のようなストーリーも 楽しめます
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年3月4日に日本でレビュー済み
ビデオで観た劇団四季の「鹿鳴館」で主演女優が、怒鳴るように喋る「ムキムキのハナタバ」の「ムキムキ」が「筋肉ムキムキ」の「ムキムキ」にしか聞こえず、意味が分からないので、本書で確認しました。意味が頭に入らない劇団四季の母音式発声法の典型ですね。「あとがき」に文学座初演の配役が掲載されています。往年の黒澤明や小津安二郎の名画でお馴染みの面々です。こんな配役で観てみたいと思いました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート