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歌行燈・高野聖 (新潮文庫) 文庫 – 1950/8/15
泉 鏡花
(著)
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幽玄神怪、超理念の領域へ。
浪漫、神秘、「鏡花」の世界。
飛騨天生(あもう)峠、高野の旅僧は道に迷った薬売りを救おうとあとを追う。蛇や山蛭の棲む山路をやっと切りぬけて辿りついた峠の孤家(ひとつや)で、僧は匂うばかりの妖艶な美女にもてなされるが……彼女は淫心を抱いて近づく男を畜生に変えてしまう妖怪であった。
幽谷に非現実境を展開する『高野聖』ほか、豊かな語彙、独特の旋律で綴る浪漫の名作『歌行燈』『女客』『国貞えがく』『売色鴨南蛮』を収める。詳細な注解を付す。
本書収録「高野聖」より
(おお、御坊様)と立顕(たちあらわ)れたのは小造(こづくり)の美しい、声も清(すず)しい、ものやさしい。
私(わし)は大息を吐(つ)いて、何にもいわず、
(はい)と頭(つむり)を下げましたよ。
婦人(おんな)は膝をついて坐ったが、前へ伸上がるようにして黄昏にしょんぼり立った私が姿を透かして見て、
(何か用でござんすかい)
休めともいわずはじめから宿の常世(つねよ)は留守らしい、人を泊めないと極(き)めたもののように見える。
本書「解説」より
月光に輝やく山頂の谷川、陰森の気漲る破れた孤家、肌の色匂うばかりの裸体の美女、いずれもさながらドイツの浪漫派の情景である。この神秘幽怪な書き割りの中に、作者はデモーニッシュな感情の奔騰(ほんとう)に身を任せ、狂熱的に苦しみ、叫び、泣き、狂う。蛭の林や、滝の水沫(しぶき)や、「動」を写して神技に近い作者の筆致には、妖魔を実感し、神秘に生き切った作者の体験の裏打ちがある。日本文学史上、上田秋成の『雨月物語』をのぞいては、絶えて無くして稀にある名作というべきである。
――吉田精一(国文学者)
泉鏡花(1873-1939)
金沢生れ。本名・鏡太郎。北陸英和学校中退。1890(明治23)年上京、翌年より尾崎紅葉に師事。'95年発表の「夜行巡査」「外科室」が"観念小説"の呼称を得て新進作家としての地歩を確立。以後、「照葉狂言」(1896年)、「高野聖」(1900年)、「婦系図」(1907年)、「歌行燈」(1910年)等、浪漫的・神秘的作風に転じ、明治・大正・昭和を通じて独自の境地を開いた。生誕百年の1973(昭和48)年には金沢市により泉鏡花文学賞が創設された。
浪漫、神秘、「鏡花」の世界。
飛騨天生(あもう)峠、高野の旅僧は道に迷った薬売りを救おうとあとを追う。蛇や山蛭の棲む山路をやっと切りぬけて辿りついた峠の孤家(ひとつや)で、僧は匂うばかりの妖艶な美女にもてなされるが……彼女は淫心を抱いて近づく男を畜生に変えてしまう妖怪であった。
幽谷に非現実境を展開する『高野聖』ほか、豊かな語彙、独特の旋律で綴る浪漫の名作『歌行燈』『女客』『国貞えがく』『売色鴨南蛮』を収める。詳細な注解を付す。
本書収録「高野聖」より
(おお、御坊様)と立顕(たちあらわ)れたのは小造(こづくり)の美しい、声も清(すず)しい、ものやさしい。
私(わし)は大息を吐(つ)いて、何にもいわず、
(はい)と頭(つむり)を下げましたよ。
婦人(おんな)は膝をついて坐ったが、前へ伸上がるようにして黄昏にしょんぼり立った私が姿を透かして見て、
(何か用でござんすかい)
休めともいわずはじめから宿の常世(つねよ)は留守らしい、人を泊めないと極(き)めたもののように見える。
本書「解説」より
月光に輝やく山頂の谷川、陰森の気漲る破れた孤家、肌の色匂うばかりの裸体の美女、いずれもさながらドイツの浪漫派の情景である。この神秘幽怪な書き割りの中に、作者はデモーニッシュな感情の奔騰(ほんとう)に身を任せ、狂熱的に苦しみ、叫び、泣き、狂う。蛭の林や、滝の水沫(しぶき)や、「動」を写して神技に近い作者の筆致には、妖魔を実感し、神秘に生き切った作者の体験の裏打ちがある。日本文学史上、上田秋成の『雨月物語』をのぞいては、絶えて無くして稀にある名作というべきである。
――吉田精一(国文学者)
泉鏡花(1873-1939)
金沢生れ。本名・鏡太郎。北陸英和学校中退。1890(明治23)年上京、翌年より尾崎紅葉に師事。'95年発表の「夜行巡査」「外科室」が"観念小説"の呼称を得て新進作家としての地歩を確立。以後、「照葉狂言」(1896年)、「高野聖」(1900年)、「婦系図」(1907年)、「歌行燈」(1910年)等、浪漫的・神秘的作風に転じ、明治・大正・昭和を通じて独自の境地を開いた。生誕百年の1973(昭和48)年には金沢市により泉鏡花文学賞が創設された。
- ISBN-104101056013
- ISBN-13978-4101056012
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1950/8/15
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ288ページ
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1950/8/15)
- 発売日 : 1950/8/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4101056013
- ISBN-13 : 978-4101056012
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
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2024年1月23日に日本でレビュー済み
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文学作品は得意ではないのですが、独特の世界観にあっという間に引き込まれてしまいそうな力強い作品です。
2013年7月11日に日本でレビュー済み
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6月から(高野聖)を教材で著名な先生のご指導のもとに学習会をお行っています。
ダビの振り方等は他の出版社の方がよかったかとも思われますが、他のことについては
楽しく勉強させて頂いています。
ダビの振り方等は他の出版社の方がよかったかとも思われますが、他のことについては
楽しく勉強させて頂いています。
2024年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文体がかなり古いので読みにくいです。「歌行灯」は映画が面白かったので、小説でも読もうと思ったのですが、最初の数ページで疲れ果てました・・・・・・ 時代の変化と共に言葉ってものすごく変わるものなんですね・・・・・・!
2023年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一度読んだ方が良い
2023年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みたいと思ってた本がやっと手に入り、嬉しくよみました。
2023年11月15日に日本でレビュー済み
泉鏡花の「高野聖」と、司馬遼太郎の「牛黄加持」、井上靖の「補陀落渡海記」の三作を尊敬する先輩知人に勧められて読みました。
これはそのうちの「高野聖」の感想です。
他の方のレビューを読むと、泉鏡花の独特の世界の素晴らしさや、文体の良さ、リズムなどを評価されている方がいらっしゃる中で、私はとてもいい読者とは言えないまま読み終わりました。
だいたいのあらすじを教えてもらったうえで読み始めたので、まず、高僧が体験した話を作品内の「私」が聞いているという流れで始まる文章がまだるっこしく感じてしまい、うまく物語世界に入れませんでした。
そこを頑張って読み続けていくと、途中山の中で次から次へと蛭に襲われて這う這うの体で山小屋に辿り着きます。この蛭が次々と落ちてきて払っても払っても血を吸われて、すんでのところで逃げきれてあたりはおどろおどろしくて面白く読めました。
そして這う這うの体で辿り着いた山小屋の女将さんに助けてもらうのですが、これが私があらすじを聞いて想像していた妖女とは全くイメージが異なり、とても気さくで親切なおばさんにしか思えず、あらすじを聞いていたにもかかわらず怖さも妖艶さも、妖女の淫らさも感じ取れませんでした。
文体もひじょうに淡白であっさりと書かれるので余計だったかもしれません。
その結果、その山小屋を辞した後、その女将さんに逢いたくて戻ろうとする気持ちも理解できず、牛になった薬売りの話を聞かされても、「ふーん」で終わってしまいました。
動物に変えられてしまう場面の描写がなく、男からの伝聞だけなのが面白くなかった理由の一つかもしれません。伝聞では、私の想像力では怖さを感じることができませんでした。
女が人を動物に変えるところを具体的に読みたかった気がしました。
しかし、古典の名作なので、機会があれば、もう一度じっくり読んでその良さ、素晴らしさを体感したいと思います。
これはそのうちの「高野聖」の感想です。
他の方のレビューを読むと、泉鏡花の独特の世界の素晴らしさや、文体の良さ、リズムなどを評価されている方がいらっしゃる中で、私はとてもいい読者とは言えないまま読み終わりました。
だいたいのあらすじを教えてもらったうえで読み始めたので、まず、高僧が体験した話を作品内の「私」が聞いているという流れで始まる文章がまだるっこしく感じてしまい、うまく物語世界に入れませんでした。
そこを頑張って読み続けていくと、途中山の中で次から次へと蛭に襲われて這う這うの体で山小屋に辿り着きます。この蛭が次々と落ちてきて払っても払っても血を吸われて、すんでのところで逃げきれてあたりはおどろおどろしくて面白く読めました。
そして這う這うの体で辿り着いた山小屋の女将さんに助けてもらうのですが、これが私があらすじを聞いて想像していた妖女とは全くイメージが異なり、とても気さくで親切なおばさんにしか思えず、あらすじを聞いていたにもかかわらず怖さも妖艶さも、妖女の淫らさも感じ取れませんでした。
文体もひじょうに淡白であっさりと書かれるので余計だったかもしれません。
その結果、その山小屋を辞した後、その女将さんに逢いたくて戻ろうとする気持ちも理解できず、牛になった薬売りの話を聞かされても、「ふーん」で終わってしまいました。
動物に変えられてしまう場面の描写がなく、男からの伝聞だけなのが面白くなかった理由の一つかもしれません。伝聞では、私の想像力では怖さを感じることができませんでした。
女が人を動物に変えるところを具体的に読みたかった気がしました。
しかし、古典の名作なので、機会があれば、もう一度じっくり読んでその良さ、素晴らしさを体感したいと思います。
2019年5月1日に日本でレビュー済み
『高野聖』はだいぶ前に読んだことがあって、僧侶が山道を歩いていると頭の上から蛭が雨のように降ってくると言う部分だけ憶えていた。今回、この怪奇溢れるとされる明治の傑作を改めて手に取ってみた。そしてこの作品が、他では得られないような内容を持った作品だということを改めて感じた。
一人称の私が、旅先で出会った上人が語る経験談と言う形式をとっているのだが、1900年、つまり明治33年に発表されたと言う古典と言うよりも新しさを感じた。そして記憶通り、岐阜県に実在する天生峠が舞台として登場する。
『……世の譬にも天生峠は蒼空に雨が降るという、……五六尺天窓の上らしかった樹の枝から、ぽたりと笠の上へ落ち留まったものがある。……見ると海鼠を割いたような目も口もない者じゃが、動物には違いない。不気味で投げ出そうとするとずるずると辷って指の尖へ吸いついてぶらりと下がった、その放れた指の尖から真赤な美しい血が垂々と出たから、……』表記が難しいけれども、今でも十分に通用しそうなほど具体的な表現ではないだろうか。そして山の中に出現した女性と痴愚と上人の遭遇については、名作に相応しい描写である。遂には欲望に惑わされた男たちがたどった魑魅魍魎への変化については、意外にあっさりと描かれてしまう。
改めてこの「高野聖」を読んでみて、本当に良かった。鏡花の他の作品も読んでみよう、と言う気にさせられる。
一人称の私が、旅先で出会った上人が語る経験談と言う形式をとっているのだが、1900年、つまり明治33年に発表されたと言う古典と言うよりも新しさを感じた。そして記憶通り、岐阜県に実在する天生峠が舞台として登場する。
『……世の譬にも天生峠は蒼空に雨が降るという、……五六尺天窓の上らしかった樹の枝から、ぽたりと笠の上へ落ち留まったものがある。……見ると海鼠を割いたような目も口もない者じゃが、動物には違いない。不気味で投げ出そうとするとずるずると辷って指の尖へ吸いついてぶらりと下がった、その放れた指の尖から真赤な美しい血が垂々と出たから、……』表記が難しいけれども、今でも十分に通用しそうなほど具体的な表現ではないだろうか。そして山の中に出現した女性と痴愚と上人の遭遇については、名作に相応しい描写である。遂には欲望に惑わされた男たちがたどった魑魅魍魎への変化については、意外にあっさりと描かれてしまう。
改めてこの「高野聖」を読んでみて、本当に良かった。鏡花の他の作品も読んでみよう、と言う気にさせられる。
2018年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高野聖、女客、国定えがく、売色鴨南蛮、歌行灯の5作品す。文章はふりがながふってあって読みやすくなっていますが、各作品の読みはじめは誰のセリフか分からなかったり、昔の衣装等をえがく言葉の意味が分からず難解ですが、すぐに引き込まれます。どの作品にも色っぽい魅力的な女性が登場します。しゃれたセリフのやりとりや、話の緩急が見事です。作り話なのに妙に細部がリアルです。場面の描写に力を入れ、余計な説明は極力省略しているところが、途中から見ても引き込まれるテレビドラマや映画のようです。すぐれた絵や音楽には説明はいりません。歌行灯は、忘れたころになぜか無性に読みたくなった作品です。