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粗食のすすめ (新潮文庫) 文庫 – 2003/4/24

3.7 5つ星のうち3.7 65個の評価

アトピー、アレルギー、成人病が蔓延する現代日本。肉類や乳製品を積極的に取り入れる欧米型の食生活で、丈夫な体が作れるのだろうか。便利だからといってファースト・フードや加工食品に依存していてよいのだろうか――。日本人の食生活の問題点を鋭くつき、風土に根ざした、伝統的な穀類中心の献立と調理方法をあらためて提唱する、「本当に健康になりたい人」のための栄養学。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2003/4/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/4/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 262ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101056218
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101056210
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.6 x 0.9 x 15.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 65個の評価

著者について

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幕内 秀夫
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1953年、茨城県生まれ。東京農業大学栄養学科卒業。専門学校の講師を務めるが、欧米模倣の栄養教育に疑問をもち退職。日本列島を歩いて縦断、横断など を重ね、「FOODは風土」を提唱。伝統食と健康の研究を行う。帯津三敬病院などで食事相談を担当するほか、プロスポーツ選手の食生活指導、企業の社員食 堂、幼稚園・保育園の給食改善、そして食生活に関する講演会や執筆など、精力的に活動。『フーズ&ヘルス研究所』主宰、『学校給食と子どもの健康 を考える会』代表(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『かんたんで体にいい!子どもべんとう』(ISBN-10:4072711535)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
65グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このシリーズが全て欲しかったので中古で探しました。こちらのお店で1種類見つけたので購入しました。届くまで不安でしたが思った以上にきれいですぐに届き嬉しかったです。
内容については21年前に出たものなので食の環境は変わりつつあるのでどうかなと思ったのですが、知っているようで分かっていなかった粗食を学ぶ事が出来、時を経ても色褪せない内容で日々の健康に役立てていきたいと思いました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まあまあです
2017年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(星の数については良し悪しが判断できなかったので3つにさせていただきました)
同じ著者のレシピ本と間違えて購入してしまいました。
間違えてしまったのは私のミス。
同じ著者のレシピ本を比べているときに文庫サイズのものがあることに気づき、
「文庫サイズなら台所に置きっぱなしでも邪魔にならないかな?」
と深く考えずにポチってしまいました。
同じようなミスをする人はいないでしょうが、念のために。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代社会の食に関する誤った理解と、
日本人が採るべき無理のない理想的な食生活について、
食事改善のプロが語る本。

これまで健康で快活な毎日を目指して、長い間
「シーフードベジタリアン」「ライフスタイル革命」などの
本の内容を実践してきました。
この結果、体調改善・体重低下などの効果はあったものの
・食べ物の選別、準備に時間がかかること
・家族、友人などと食事をするときに気を使うこと
・野菜、果物中心のため食費がかかること

などが悩みの種になっていました。

一方、この書籍の内容では、
玄米、胚芽米などの米とみそ汁を中心に、
季節の副菜を1品+漬物、ぐらい、というスタイルが基本のため
準備も手間がかからず、コストも安くすみます。
外食するときも、ご飯とスープ、漬物などを追加オーダーして
主菜、副菜を少なく食べればよく、無理なく生活に取り込むことができます。

また、目からウロコだったのが、
米をちゃんと食べることで、血中糖度を長く緩やかに
キープできるためか、間食(特に甘いもの)を食べなくても
満足できるようになったことです。

「シーフードベジタリアン」の考え方と相性よく組み合わせできるので
この食生活に落ち着きそうです。
41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そんな仰々しいものではないけどね(*'∀`*)
とにかく外食三昧のお父さんスイーツばっかり食べてるPC前のお姉さん
それをさつまいもやフルーツに変えてみませんか?

きっと体がよくなりますよ~
僕はお通じがすごいいいですね
手軽に取れて甘い穀物ならフルグラとかがいいかも
宿便出たし顔がすっきりしてびびったwwww
食べ過ぎて体重増えたからみんなはほどほどにしてくれよな!
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月28日に日本でレビュー済み
戦後の栄養改善普及運動、食生活近代化論のアンチテーゼとして今や教祖的存在となった感のある著者の代表作だが、いくつかの疑問を感じてしまった。
精製食品が身体に悪いことはわかるが、FOODは風土であるという理由で玄米とでんぷんを主体とした食事が、果たして日本人の、いや日本人の前に人類の食事として合っているのだろうか。

幕内氏は日本人と西洋人とを対比して生きてきた環境に存在してきたものを食べるべしと論じているが、そもそも人類のDNAはいつ頃成立したと考えているのだろうか。
著者が論じる環境というのは10百万年とも言われる人類の歴史の中でも最新の何千年分の1だけなのでは。 人類が農耕を始めたのは1万年前からであり、狩猟や漁労や樹木の採取等で出来上がった人間の遺伝子乃至身体の仕組みがそんな短時間に転換したとは到底考えられない。

また著者が推奨する粗食は、結局は炭水化物が60−70%を占めることになると思うが、これでタンパク質、脂肪等の必要栄養素を確保するとなれば糖質過多による血糖値スパーク・インスリンの過剰分泌による弊害が心配になる。昔の日本人は相当な肉体労働を行なっていたから血糖値の上昇はある程度押さえられたと思うが、運動もミニマムの現代人がこのような食事を続けるとインスリン過多で膵臓が疲弊してしまうのではないだろうか。 近年糖尿病患者数が増加の一途を辿っているが、これは単にジャンクフードを食べているだけではなく炭水化物の摂取の過剰がその主因であることは高尾病院の江部医師などが指摘しているところである。

実は皮肉なことに幕内氏の言う粗食のお勧めメニューは、マクガバーンリポートから始まった現在のアメリカのUSDAのお勧め食品摂取基準の日本版にすぎない。恐らく栄養士の資格を持つ氏はこれがしっかり頭に入っているのであろう。 この間違ったガイドラインのお陰でアメリカの肥満と糖尿病並びに関連疾患が急速な速度で増加していることは科学ジャーナリストのGary Taubesが鋭く指摘している通りである。[...]  

また日本には下記のように粗食のすすめでは長生き出来ないと指摘している医師もいることも考慮しておいたほうが良い。
[...]
93人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫本なのでお値段はよかったのですが・・・
少し内容が難しく途中で読むのをやめてしまいました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年5月21日に日本でレビュー済み
著者は管理栄養士。病院で栄養指導を続ける傍ら執筆活動を行う。
伝統食と民間食療法の研究が専門。
この本では「粗食」についての提言されている。

「FOODは風土が決める」
と幕内氏が言うように、日本人に必要なのは、
日本の風土にあった「粗食」であると教えてくれている。

「肉はスタミナ源」
「牛乳を摂らないと背が伸びない」
など、日本には食の”常識”とされる知識が普及している。
しかし、それは本当に根拠のある常識なのだろうか?
日本人に肉・牛乳信仰が生まれる過程を詳しく説き明かし、今日本人に必要なのは日本の風土にあった粗食であると、幕内氏は教えてくれている。

―以下、本書のポイント。
・栄養素理論に頼りすぎない
・牛乳は完全栄養食品,肉はスタミナ源という迷信
・精製食品が引き起こす現代型栄養失調
・ FOODは風土―伝統食の復権ま・玄米と旬の野菜をとる

幕内氏は玄米、胚芽米などの米とみそ汁を中心に、
季節の副菜を1品+漬物ぐらい、というスタイルが基本として推奨している。

食生活はシンプルがベスト。
以下は「食育」に役立つ子供の食生活改善10箇条。
大人の部分と重複する部分もあるが紹介しておきたい。

■ 子供の食生活改善10箇条
1.ご飯をしっかりたべる
2.飲み物で満腹にしてはいけない
3.パンの常食はやめる(砂糖、油脂、添加物過剰のため)
4.おやつは主食に近いもの(穀類、芋類)を優先とする
5.未精製の穀類にする(食物繊維、ミネラル)
6.副菜は季節の野菜を中心にする
7.発酵食品をきちんと食べる
8.肉類よりも魚介類にしよう
9.揚げ物は控えめに
10.食事はゆっくりよくかんで(脳の血流もよくなる)

■ 栄養のバランスとはなにか?

例えばイヌイットは野菜はほとんど口にせず、アザラシやシロクマの肉を主食にしている。
パプアニューギニアの高地で暮らす人々は、1日に1kg以上のサツマイモをたべ、それ以外は極めて少ない。
日本でも、大正時代までは全国民の平均でも1日に茶碗6杯の米を食べていた。
それでも当時の日本人やイヌイットは、「栄養バランスが悪いから病弱だった」という話はない。
むしろ現代の方が貧血やアレルギー疾患などの慢性病が増えている。

一体どうしてなのだろう?

それは自分達の生まれ育った土地のものを食べているからだ。
過去何千年と言う歴史の中で、先祖たちが食べては捨て、食べては選んで、ようやく作り上げた食習慣を守っているからだ。
そうした伝統的食習慣は、世界中どこでも、その土地に育った人の体質に一番合うものがあるはずなのである。

戦後50年の食生活は、何百年、何千年もかけて伝統食が育んできた日本人の体に、別の土地の伝統食を与えてきた歴史だと言える。
納豆を食べない欧米人に「バランスが悪い」とは言わないが、
チーズの嫌いな子供に「栄養が偏る」と叱る。
これほどバランスの悪いことがあるだろうか。

■ 丸ごと食べるが粗食の本質

いろいろなものを食べることが、決して「バランス」ではない。
ジャングル、高地、極寒地帯・・・あらゆる所に人間は生活している。
与えられた風土の中で、出来る限り無駄なく、「もったいないから丸ごと」食べてきた。
バランスとは、一つの食物を出来る限り無駄なく食べることである。
例えば砂糖。黒砂糖はビタミン、ミネラルが豊富だが、真っ白な白砂糖には微量ミネラルはほとんどない。
真っ白な米、真っ白な小麦粉、真っ白な塩、真っ白な砂糖・・・
不完全な食べ物をいくらくみあわせても不完全でしかないのである。
まるごと食べることこそ、素材を生かした食物「素食」。
―これが「粗食」の本来の意味なのである。

■ 日本人にとって新陳代謝の良い食事とは?

食べ過ぎれば太るのは当然。
ではどうして食べ過ぎてしまうのか?
効率の悪い食べ方をすると、100食べても30程しか利用されない。
日本人にとって、一番効率の良い食事、つまり新陳代謝のいい食事は、米を中心とした食事である。

私達の体を石炭ストーブにたとえるなら、燃料には石炭(米)が一番いいのである。
石炭ストーブに石油(肉)やガス(パン)を入れたのではうまく燃えない。
そしていくら石炭を入れても酵素(微量栄養素=ビタミン、ミネラル類)をれなければ、やはり燃えるはずがないのである。

これではいくらたったも暖まらないから、また石炭を入れることになる。それが慢性的過食の原因である。

【 結論 】
■米こそ「粗食」を支える原動力

食生活はシンプルベスト。
玄米は食物繊維の効力大。

「副食の種類を多くご飯は少なめに」と言う現代風の食生活はやめ、
「副食は少なくご飯は多めに食べる」という食生活をお奨めする。
43人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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