角田さんが自分がうお座だからうお座を良いふうに物語を作るなんてありうるだろうか？そんなことをしたら文句を言われるくらい予測がつくわけだから、客観的に物語を作って結果そうなったとしか思えない。
プロが自分の私情をはさんで作品を作るなんてことはない。
だからこそ、プロの小説家である角田さんの作った星座の物語は客観性があってとっても面白かった。占いなんて全部が全部その人に当てはまるわけではないし、こういう傾向な人が統計学的に多いよというだけで、それに対し憤りを感じるなんて馬鹿げていると思う。
社会人として、何かの会話のきっかけに物語と星座を一致させておくと、ネタになってとても良い。もちろん相手が占いを嫌悪している人間なら話をださないが、ネタとして持っている分にはよいし、どこから読んでもいろいろな話が短くて、地下鉄でちょっと時間が空いたときに読める手軽さがとっても気に入っている。あの人は何座かななんて思いながら読める楽しい本。
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