角田光代さんの本は涙腺にダイレクトに来る(泣くつもりがないのに気づいたら泣いている)のですが、この本が1番泣けました。
さほど望んでいなかった(かと言って嫌でもなかった)妊娠をし、不安定になっている主人公を支える心優しい夫。
この夫の発言がもうダメです。最初の数ページでアホみたいに泣いていました。
(妊娠、出産、幸せ…♡♡)というタイプの人ではなく、もう少し冷静に自分を俯瞰しているタイプの人の方が心に刺さると思います。
私は出産経験がありませんが、この主人公と似たような性格なので感情移入してしまいました。
とりあえず、1人になれる場所で読んだ方がいいです。
妊娠経験がある人にも、そうでない人にもおすすめです。
角田光代さんが好きな人(重い小説ではなく、エッセイとか短編の方)は絶対に読んだ方がいいです。
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予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫) 文庫 – 2010/7/28
角田 光代
(著)
流れ星を見つけたとき、あ、できたかもと思った。初めての妊娠。でも、「私、うれしくないかもしれない」。お腹の生命も大事だけど、生活って簡単に変えられないよ。ひとり驚喜する夫さんちゃんを尻目に、頼りなくも愛おしい妊婦マキの奮闘が始まる。目指すは、天才ロック・ギタリストの誕生日と同じ出産予定日! 笑えて、泣けるマタニティ小説。著者描き下ろしイラスト多数収録。
- 本の長さ268ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/7/28
- ISBN-10410105827X
- ISBN-13978-4101058276
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/7/28)
- 発売日 : 2010/7/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 268ページ
- ISBN-10 : 410105827X
- ISBN-13 : 978-4101058276
- Amazon 売れ筋ランキング: - 396,598位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クスクスしながら、これからくるであろう自分のことに重ねながら、リズミカルにたのしめました。
2019年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サスペンスでもなんでもなく、昔ながらの角田さんのほんわか感がしていて楽しかった。
妊娠中とかに読めば、もっと気持ちが共感できたかも。
妊娠中とかに読めば、もっと気持ちが共感できたかも。
2013年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初はイマイチ。
でも読んでいくうちに、オモシロさは増してきました。
日記調になっていて、読みやすかったです。
でも読んでいくうちに、オモシロさは増してきました。
日記調になっていて、読みやすかったです。
2018年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こういうふうに考えているのは、私だけじゃないんだと勇気づけられました。
2014年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
妊娠について描かれた小説を探していた時にネットで出会いました。
もともと角田光代さんの本は好きでしたし、とても読みやすかったです。
妊娠時に戸惑った様子や夫婦生活、そしておなかに宿っているわが子への思いが書かれています。
お母さんになる人だけではなく、お父さんになる人にも読んでもらいたい1冊でした。
もともと角田光代さんの本は好きでしたし、とても読みやすかったです。
妊娠時に戸惑った様子や夫婦生活、そしておなかに宿っているわが子への思いが書かれています。
お母さんになる人だけではなく、お父さんになる人にも読んでもらいたい1冊でした。
2013年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者、角田光代さんに、妊婦さん歴〜出産がなく、
取材と想像のみで、この小説を書き上げた事に、
桁抜けた凄さを感じてしまう。
いくつかの角田作品を読んできたが、この作品は、
一番物語の展開に無理がなく、現代の妊娠さんたち
の、不安、期待、妊娠期間の日常が日記という形で
描かれている。
つくづく、上手いなあ〜、面白いなあ〜と読ませて
くれる。生命の誕生に向けて、色んな人々が関わり、
こころがふあ〜と温かくなる。
角田ファンである事を改めて確信しました!
取材と想像のみで、この小説を書き上げた事に、
桁抜けた凄さを感じてしまう。
いくつかの角田作品を読んできたが、この作品は、
一番物語の展開に無理がなく、現代の妊娠さんたち
の、不安、期待、妊娠期間の日常が日記という形で
描かれている。
つくづく、上手いなあ〜、面白いなあ〜と読ませて
くれる。生命の誕生に向けて、色んな人々が関わり、
こころがふあ〜と温かくなる。
角田ファンである事を改めて確信しました!
2013年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
妊娠が発覚してから、産むまでの気持ちの揺れが繊細に描かれていました。
なんといっても自分がまさに今、こんな状況におかれていたので、すごく共感できました。
「そうそう、そうなのよね…!」
嬉しい、めちゃくちゃ嬉しい!けどたまによぎるのは一抹の不安。
プレママにぜひ読んで欲しいです。
なんといっても自分がまさに今、こんな状況におかれていたので、すごく共感できました。
「そうそう、そうなのよね…!」
嬉しい、めちゃくちゃ嬉しい!けどたまによぎるのは一抹の不安。
プレママにぜひ読んで欲しいです。